園便り

子育てで大事なことpart8

2011年12月12日

以前から随分とご無沙汰しておりましたが、引き続きご案内します。今回は「文法」は高学年、「オウム返し」は幼児期やってこそ意味がある、をご紹介します。人間は、猿などに比べて十ヶ月ぐらい早産して生まれてきているといわれます。人類学者に言わせると、これは人間が直立歩行するようになったため、その分長くお腹の中に子どもを入れておけなくなったからだといいます。確かに、他の動物は生まれてすぐ、立ち上がったり歩き回ったりします。とすれば、脳の状態も、他の動物ではかなり出来上がってから生まれてくるのに、人間はほぼ白紙の状態で生まれてくるといってもいいでしょう。そこで本書では、未満児は「パターン(認識)時代」でうむをいわせず繰り返して覚えさせる時期で、三歳以上には興味に訴え、納得させながら教えていく時期だと説いています。例えば、言葉ひとつとってみても、「こんにちは」という言葉を「こ・ん・に・ち・は」と分解して覚えているのではなく、パターンとして記憶し、その意味は使っているうちに理解していくのです。そういう意味で、パターン能力のもっともすぐれている時に「オウム返し」のように繰り返しよい刺激(この場合、言葉)を与えなければ知的能力を成長させることはできないと。そして「パターン時代」が終わって、分析能力が備わった時点で「文法」をすれば効果的な分析的教育につながると結んでおられます。


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