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園便り

お芋クッキングde大満足🍠の巻

2019年11月20日 いつかいち(分園)からの園便り

日中とは対照的な朝夕の一段の冷え込みが、木々の葉を色鮮やかに染め、一部は落葉していく様を見るにつけ、ようやく深まる秋を感じる今日この頃となりました。こどもに体調不良が目立つことは現状ありませんが、日中と朝夕との寒暖差が激しいので外遊びの際には、衣服の調整をはかりながら快適に遊べ、健康維持のための感染予防等も万全にしていきたいと思います。
 
今回は先日、お芋掘りで収穫したお芋のスイートポテト作りの様子をお伝えします。まずは、クッキング教室恒例の調理スタッフによるクイズ、食材に関する質問で「これは何でしょう?」からスタートです。こどもたちは見覚えのあることから「おいも~」とすぐさま答えを返してきました。0歳児は、見るのも触るのもはじめての代物のお芋を手に取って、その匂いを嗅いだり、ギュッとつかんだりして感触を確認していました。
 
お芋独特の紫色の皮を剥いていくと、若干黄色味帯びた白色のお芋本体がお目見えします。それを茹でると、するとどうでしょう、みごとな黄金色に変化したではありませんか。そんな”お芋マジック”を楽しんだ後は、あらかじめジブロック袋に詰められた、角切り状のお芋をみんなの手の平でギュッと押しつぶしていき、マッシュ状になるまでつぶしていきます。
 
とはいえ、幼子の小さく非力な手ではなかなか思うように潰していくことは至難の業のように思われました。そこで、保育スタッフが助け船を出し、所々お手伝いをしていき、ようやくゴツゴツのイメージのお芋の塊が次第につぶれていき、平たんな状態にまでなっていき、こどもたちも安堵の表情に変わっていきました。
 
そんなこんなの努力を積み重ねていく内に、見た目にも滑らかさが実感できるようになってきたところで、ジップロックの袋を二つ折にしたりして、さらにしなやかさを加えていく作業をしていくなど、こどもたちなりにこだわりをもって取り組めていたのが何よりでした。
 
こどもたちの念入りな作業の繰り返しで見た目にも滑らかさが感じられるようになってきたところで、調理スタッフの「もういいかなぁ?」と最終チェックが入ります。スウィートポテトの生地が出来上がったところで、ここからが本番となります。ジップロックの袋から取り出した生地を適当な大きさにして取り分け、コロコロ状の団子にしていきます。それは、みんなにとって粘土遊びで馴染みがあり、心得たものでしたので順調に団子を作り上げていきました。
 
だから、みんなの口々からは「みて~。今から丸くするよ~」と自信満々の言葉ばかり。くるくる丸め、次から次へと綺麗な形状でお団子を作っていきました。こどもたちが、普段にもまして腕によりをかけて団子づくりに取組んだのは、お芋掘りのお礼に施設のおじいちゃんやおばあちゃんにプレゼントする、ということが頭の片隅にあったからかもしれません。それにしても、本当に頑張りました!!
 
とはいえ、形はさまざま・・・でも、これはこれで味があって、きっとこどもたちの感謝の念が施設の方々に届くのではないかと思います。最後の仕上げ(焼く工程)は調理スタッフに任せ、出来上がったばかりの焼き立てホッカ、ホカのスウィートポテトをお礼方々、施設にお届けに上がりました。その日は、施設でお誕生日会が丁度行われている最中、というグットタイミングにお伺いすることとなりました。ですから、お誕生日の方に代表して、受け取ってもらったのですが、大変喜んでいただけたのでこどもたちも笑顔で帰途につきました。当然のことながら、園のおやつのスイートポテトは香ばしいお芋の匂いもさることながら、ホック、ホクの食感とほのかな甘みが口一杯に広がり、秋の味覚を満喫できたひとときとなっていました。


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