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園便り

🍅トマトさん 早く大きくなってね~‼😊

2018年05月28日 ふるいちからの園便り

入園当初の不安一杯、涙の日々が今となっては妙に懐かしさを覚える今日この頃となっています。そうです、園のスタッフに、お友だちに、そして生活に馴染み、自宅気分でゆったりと過ごせているのがまるで嘘のようです。それが如実に表れているのが、毎朝、登園すると開口一番、「今日は何するの?」と口にするのが習慣化してきていることです。頼れる仲間として友だちを意識し名前を呼び合ったり、以上児クラスをはじめ遊具の貸し借りも徐々に出来はじめてきたりと、こどもたちの着実な成長を感じているところです。
 
特に、以上児の成長は目覚ましいものがあり、その一端を紹介させていただきます。分園の記事にもありますように、3園でカゴメ提供のトマト苗・凛々子の成育に当園も取り組んでいます。5月初旬には、小さかった🍅凛々子の苗もこのところの好天とみんなのお世話を受け、ぐんぐんと大きくなってきました。そうなってくると、狭いプランターに3つの苗はさすがに窮屈そうな…そんなトマトの様子を見て、こどもたちの「あっ、見て、トマトさんが狭いって言ってるよ~」と気づきの声があがりました。それを受け、(気づきからどうしたらいいかの思考に繋がって)「広いところにお引越しさせてあげようか」という考えが意見として出て、「うん、そうしよう、そうしよう」と共感するものが醸成され、移植しようという行動へとさらなるリンクが続いていきました。さすがですね、以上児ともなると✨ ”気づき→考え→行動”の一連の心の中の連鎖が傍で観ていて、何とも頼もしく感じた次第です。

 
日頃は、元気一杯だけが売りの男の子が、それとは裏腹なイメージで愛おしそうに凛々子の苗をそっと持ち上げ、新しいプランター内へと移す繊細さには驚かされるばかりでした。見かけで判断するのはいけませんね、失敬!!そして、次に「早く大きなってね~」とトマトの苗に水をかけてあげたり、苗木が倒れないようにと添え木をすることも忘れない、といった気遣いには恐れ入るばかりです。トマトの成育を通じ、”命”の尊さを意識し、大事にするという心の育みができているのは大変いいことだと感じた次第です。そして、実った🍅トマトは、大地の恵みとして大事に頂く、ということにも繋がっていけると、このトマトの食農活動は大成功といえるのでこれからもよく見守っていきたいと思います。


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