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園便り

🍇🍃🍁色水遊びでジュース屋さんごっこをしたよ😊

2018年07月18日 ふるいちからの園便り

梅雨明け以降、毎日サウナ風呂にでも入っているような錯覚に陥りそうな日々。”今は昔のことよ”と笑われそうですが、以前は夏でも自然界に”節度”というものがあり、日中は暑く、夜は夕涼みという言葉があるように暑さが和らぐ、といった風情がありましたが、最近は”地球温暖化現象”の進展からそんな光景は微塵も感じられなくなりました。最近の記録的な豪雨(または、ドカ雪)の襲来や酷暑(または、厳寒)の日々の顕著化はある種、地球砂漠化へと向かいつつある警笛ととらえるべき事象かもしれません。何だか冒頭から固ぐるしい話となりましたが、こどもたちはそんな暑さもへっちゃら、元気に”プールde水遊び”を楽しんでいます💪。

今回は趣向を変え、果物🍇、草🍃&花🍁の素材を活用し、”色水”遊びに興じてみました。まずは、透明カップの中に入っている、”紫”、”緑”、”赤”のそれぞれの色水を目の前に出され、こどもたちは思わず「わ~っ、ジュースだ~\(◎o◎)/」や「飲みた~い‼」という純粋に感じたことを声にしていました。しかし、保育スタッフからは無残にも「これ、飲めんのよぉ~」との回答に肩を落とすお友だち…
  
そこで、種明かしがはじまる展開となります。「どうやって作ったか知ってる?」と聞くと、当然のことながら「わからん~。」そこで、スタッフから「みんなで作ってみよっ~か~?」と提案するとみんなの食いつきは良く、「つくるぅ~。どうやるんか、おしえてぇ~!」とやる気満々状態になりました。🍇ブドウの皮をおもむろに絞ると、紫色の液体がじんわりと水の中に溶け込んでいく様子が目の前で展開されていき、見る見るうちに紫色に変って「ぶどうジュースができたよ~」と透明カップを差し出すとみんなからの歓声が沸き起こっていました。

   
次に、お隣のトレーに準備されていた🍁赤い花びらを発見し、「これは、何?」と不思議そうに見ていた小さいお友だち。その疑問に応えるかのように、赤い花びらを白いバケツの中で絞っていくと赤く染まった状態から「👀🍓苺ジュース?」と連想し、口にするお友だち。ただ、いつもの苺(の赤色)とは似て非なるものとの印象を受けたようで思案顔で見つめていました。最後は、🍃緑の葉っぱの番となります。「これはどうしたらジュースができるの?」の問いに対し、「これはね、”よもぎ“と言って、ジュースというよりお餅の中にも入れるもんなんだよぉ」との回答に「ふぅ~ん。そうなん、知らんかった?!」と一つの発見ができたように明るい笑顔となっていました。実際の色水づくりは“よもぎの葉“を石と石で擦り合わせて出てくるよもぎ液を水に溶かし入れて作ります。「見て見て👀、緑の汁が出てきたよ‼」と声が上がったと思ったら、思わず自分もやってみたいとチャレンジすると、その輪があっと言う間に広がり、真剣な眼差しで取組んでいました。
 
中には、よもぎの色だけでなく、独特の匂いにも引かれ、興味関心がましたようで「この葉っぱは、どこにあったの?」と疑問をぶつけてくる子もいました。このような自然界にある素材で遊ぶ中で、こどもたちの知らないことの発見があり、それが興味を引き、さらなる遊びへの発展していくことでこどもの限りない想像の世界が広がっていくことを願って止みません。その顛末として、紫、赤や緑各色の水をジュースに見立て、「いらっしゃい~、いらっしゃい~、絞りたてジュースの出来上がり、いりませんか~」と威勢のいい掛け声を発する店員役と買物客とに扮した、ごっこ遊びが即興で始まっていました。これからも、このような自然界にある”素材de遊び”を推進し、みんなの新たな発見やそこから派生するこども遊びを賑々しく展開されていくことを大いに期待したいと思っています。どうぞご期待下さい!!


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