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園便り

ここは、何処…いつの間に?のごっこ遊び編

2018年09月05日 ふるいちからの園便り

厳しい暑さの夏から心地よい風がそよぎはじめる初秋へと季節が移ろう頃は台風月間でもあります…先週は大型台風が日本列島を直撃する、ということでオロオロ…今週、6日未明の北海道を襲った大規模地震。思い起こせば、当地でも7月に豪雨災害が起きたばかりで、未だに復興復旧の目途が立っていません。改めて、被害に遭われた方々へお見舞い申し上げます。これからは、このような大規模な自然災害がいつ、どこで起きるか分かりません。その備えは万全にしていくようにしましょう。さて、今月からは夏から秋への遊びへと衣替えを実施中で、これから外遊びの様子を順次、ご紹介できればと思っております。今日は、当園で何回かにわたり、ご紹介してきました”~ごっこ遊び”シリーズです。

こどもたちにとっては見るもの聞くもの触るもの、回りにあるものすべてが新鮮で興味津々、学習対象となっています。そんな中から、ご家族で外食される機会をクローズアップ!!今回は”みんなの食べるの大好き、レストラン編”です。とは言っても、導入部分は新聞紙に折り込まれたスーパーのチラシを利用したお店屋さんごっこからスタート。チラシに掲載されたお惣菜や野菜などを見るなり、「ぼく、お店屋さん!」と即興で売り子と買い手に別れて、お店屋さんごっこがスタートしていきました。

お店担当の子が「いらっしゃいませ~、何がいりますか?」と応対し、買い手が「はい、これください」と軽妙なやりとりが交わされ、日頃の買物風景が頭にきちんとインプットされているのが分かります。その後、何がどうなってそのような台詞が出て来たのか分かりませんが、お店担当者が「何を食べますか?」に変わり、買い手も「ハンバーグ、お願いします!」と応え、お店担当者がいつの間にか調理人に代わって「ハイ、わかりました。今から作りますので待ってください~」と応じいきました。そうです、いつの間にか”お店”は”お店”でも、”食べ物屋”へと変化していきました。これもこどもたちの柔軟な発想と対応力でこなされるもので感心しきりでした。

ということで、登場するのが”ままごとセット”と机。まずは、厨房に早変わりとなった机でまな板でトントンと食材を切ったり、フライパンでジュウジュウと炒めたりして、客席となった机で料理を待つお客さんに「はい、おまたせしました、ハンバーグです!!」と出されることとなりました。

客席では、ボーイ役の未満児がお客役の👧のコップにジュースをついであげる、という場面もあり、大変リアリティのある食堂の風景が繰り広げられていました。さらに、ままごとセットのコンロに鍋をのせ、心を込めるようにしゃもじでかき混ぜたりする姿もなかなかのものでしたよぉ~。

一方、お客さん役はその様子を眺めるように、料理が出来上がるのをジッ~と待つ姿には愛らしさが垣間見えました。異年齢で遊ぶ中、調理人とお客役とは交互に順番を守りながら、それぞれがその役をこなしていきました。このような暗黙のルールが自然とできているのにも改めて驚かされました。今後もよく見守っていきたいと思います。次は、こどもの無限の発想でどんな楽しい遊びに展開していくのか、さらなる”こどもの世界の展開”が楽しみな限りです。どうぞご期待下さい!!


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