園便り

バイオリンじゃないのよ、チェロは~🎶

2018年10月15日 ふるいちからの園便り

朝夕はめっきり冷え込み、街路樹の葉がそろそろ彩られていくのも間近。”秋の深まり”がいよいよ実感できる今日この頃となりました。秋の風物詩の代表格はサンマでしょうか?そういえば、他にも梨、ぶどう、柿や林檎などの果物、きのこ類、さつまいもや白菜などの野菜などの大地の恵みなども随分と目にするようになりました。季節の変り目ですから、どうぞ”旬の食材”からパワーをもらって元気に乗り切っていきましょう!!

前回お伝えした運動会の”スポーツの秋”から一転、今回は、”芸術の秋”へシフト。ご覧のような、いつもの坪北先生と音楽仲間(今回はチェロ奏者)による演奏会で移りゆく秋のひとときを優雅に過ごしました。今回、登場するのがチェロという楽器。こどもたちに馴染みのあるバイオリンと比較すると違いは明らかで、その大きさから目の前にある、得体の知れない楽器に「?」といった感じ…でも、興味津々で一体全体これから何が始まるの、と保育室内は期待と若干の不安めいたものに包まれていました?!

演奏会の前は、楽器のお勉強からスタート。大きさは違えど、形は瓜二つ。まずは、みんなで何が違うのか勉強していくことにしました。バイオリンとチェロの違いのまとめとして…①大きさ、②演奏スタイル(バイオリンは肩と顎で挟み、チェロはその大きさから楽器下端のエンドピンで固定し演奏する)③奏でる音域の違い(バイオリンは高音、チェロは低温)などの基礎的な知識を教えてもらいました。奏法の種類として通常の弦を弓を引いて弾く以外の方法として、①指ではじく”ピッツィカート”、②指を滑らせて音程を上下する”グリッサンド”などの専門的な奏法や弓の動かし方で音域を変えられることなど、目からうろこ状態のことが次々と披露されていきました。”本物の楽器”には、0歳児をはじめとした園児みんなを暫しの間魅了し、「音楽の世界」へと誘う力があるんだなぁ~と痛感させられた一コマでした。


そして、事前学習が終わり、次に控えるのが実体験。園の代表として、今月の誕生月の子がチェロに触らせていただくことになりました。しかし、当惑気味の子は弦を触るのも恐る恐る…先生の手が優しく添えられ、弾くと、みんなが驚くぐらいのクリアな音が響きました。そんな驚くべき結果に思わず笑顔を広がっていました。その後は、いよいよ「ピアノとチェロの生演奏会」となりました。楽曲は「さんぽ」、「ドレミのうた」や「一人ぼっちの羊飼い」の曲でみんなにも馴染み深いものばかり。こどもたちも楽曲に合わせ、自然と身体を揺すったり手拍子したりと軽快な演奏に身を委ねいきました!!

坪北先生から「日本には春、夏、秋や冬という四季があります。みんなは、いつがすき?」という質問に季節を知ってか知らずか思わず「あきっ~」と応じる以上児。その後は、四季が感じられる「春の小川」、「海」、「村祭り」や「雪」のそれぞれを心を込め、丁寧に演奏していただき、みんなはいつも以上に集中して聴き入っていました。

演奏会の最後を飾るのは、チェロの効果音付きの”泣いた赤鬼”のお話を披露していただきました。こどもたちの頭の中には、紙芝居の画が焼きつけられ、さらに想像力を働かせていっているかのように物語の世界に入り込んでいっているようでした。演奏終了後、みんなの聴き入った様子から「(最後に演奏した)日本の四季の楽曲、気に入ってくれて良かったです。これからも頭の中で覚えておいてもらえるといいなぁ~」と感想を述べられていました。今回もそうですが、生の音楽はきっとこどもたちの感性を刺激し、心の中に宿り、いつともなしに口ずさむきっかけとなっていくことを切に願っております。坪北先生、いつもいろんな楽曲の提供も含め生演奏の機会を提供していただき、誠にありがとうございます。


2017年以前の園便り