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園便り

“鍵盤ハーモニカ”&”マラカス”de演奏会!!

2018年11月28日 いつかいち(本園)からの園便り

今年も早いもので早、12月。季節が冬に移ろい、端的に「昼」・「夜」の寒暖差がまず気になりますが、もう一つ目を引くのが日照時間ではないでしょうか。徒然草にある”秋は夕暮れ”とあるように、日が暮れていく様が風情があっていい、ということを表しています。一方、”秋の日は釣瓶落とし”と言われるように日が急速に暮れていく時でもあります。思えば、夏場は長かったですが、今は午後5時前後には「夜」の様に暮れていきますね。それもそのはず、夏と冬とでは日照時間は4時間くらい違うので、この季節ならではの”夜”の充実した過ごし方をしていきたいですね。園では、肌寒さが感じられる中でも元気に戸外や散歩に出かけ、葉っぱシャワーやどんぐり拾いなどを楽しみ、季節の移ろいを満喫しています。
 
今回は、以前にもご紹介した年中・年長児の鍵盤ハーモニカの練習風景をご紹介します。最初の内こそ、こどもたちの「難しい」の反応だったのが、今や「楽しい」に変わり、週1回ずつの練習が功を奏しているようです。まずは、鍵盤ハーモニカに慣れ親しむことが初期目標でしたが、慣れてきた現在は”、演奏会をする”という最終目標へと切り替え、人前でも恥ずかしがることなく自慢の腕前を発揮できるようにしようということに切り替わりました。そこに、今回から年少児の”ペットボトルマラカス隊”が加わることとなり、、みんなで楽器演奏をしようということになりました。そのペットボトル・マラカスはボトルに油性マジックやシールで模様付けをしたりして完成。完成した楽器(?)で早速、演奏会のはじまり、はじまり~。みんなは、笑顔でマラカスを握りしめ、「はーい!みんな鳴らすよ~♬」と一斉に鳴らして、楽しみました。
 
そして、いよいよ年中・年長児の鍵盤ハーモニカと年少児のマラカスの音合わせとなりました。鍵盤ハーモニカの楽曲は「かえるのうた」や「メリーさんのひつじ」で今まで練習してきた成果が如実に出て、息の合った演奏が実現できていました。そこに、年少児は楽曲に合わせてマラカス振り、心地よい音色を響かせ、合奏していきました。鍵盤ハーモニカの年中・年長児は普段、他の人に聴いてもらうというよりも練習に一生懸命だったことから多少、恥ずかしがっている姿も見られました。しかし、(覚悟を決めたのか)みんなは、真剣な表情で一生懸命吹き、弾き、今までの練習の成果を如何なく発揮できていたのには正直、驚かされました。

  
みんなの演奏は、単独では決して醸し出されることのない音となり、みんなの耳に響きわたり、思わず歓喜の笑顔を運ぶことになりました。そう、”合奏すること”の充実感や達成感がこどもたちの顔から滲み出ていたのは何よりでした。本当に、みんなで「心」を1つにし、何かに取り組むことは素敵なことですし、大切だなぁ~と改めて実感させられたひとときでした。これからもさらなる展開を計画し、みんながさらに楽器遊びを深め、楽しんでいけるようにしていきたいと思います。これからの展開もどうぞお楽しみにして下さい。


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