園便り

🍅トマトさん、大~きくなぁれ🍅

2019年05月07日 ふるいちからの園便り

目に目映い青葉と木々をすり抜けて来る薫風の5月も半ばとなり、朝夕の清々しさから一転、日中の夏日気候で外遊びでは汗ばむこともしばしば。これからは、室温調節や衣服調節をはじめ、こどもたちが気持ちよく過ごしていけるようにしていけるように心掛けていきたいと思います。季節は夏へと移ろいはじめ、当園でも夏野菜の代表格・トマトの苗植えをしましたので、未満児と以上児それぞれの様子をお伝えします。
 
≪未満児≫
このクラスを代表して、2歳児が土壌づくりから苗植えに挑戦しました。まずは、プランターから取り出した土に腐葉土を混ぜ混ぜしました。時折、土の感触を楽しむかのように握りしめたりしながら、土壌づくりは進んでいきました。次は、いよいよ苗植え、となります。中には、これがはじめてという子もおり、保育スタッフの説明に耳をダンボのようにして聴き入る姿は真剣そのもの。今回は、当日のお当番を中心に苗植えをしていきました。プランターに戻された土に苗が入る大きさに穴を掘り、苗を一つひとつ、置いていきます。次に、”土かけ担当”のこどもたちが苗が土に馴染むように優しくかけていきまs。最後の仕上げは、”水やり当番”の子たちが待機。こどもたちには事前にジョウロの中に”魔法の水”が入っとるんよぉ~と教えていたので、こどもたちもその気になって「大きくなぁ~れ~❤」と願をかけながらの水やりとなっていました。
 
≪以上児≫
土壌づくりは、3~5歳児全員で取組みました。その後の”苗植え担当”は、4&5歳児が、”水やり担当”は3歳児が、という具合に役割分担して進めていきました。このクラスには”土づくり”→”苗植え”→”水やり”→”収穫”→”食す”の一連の流れを話すとイメージが湧いてきたようで、最初の土壌づくりからオーバーワーク気味に取り組んでいました。ただ、土をプランターに戻す時は、事前に「こぼしたら土が少なくなって🍅トマトがならんけぇ~ねぇ!」と打合せ済みだったので真剣そのものでした。
 
いよいよ苗植えの段階になって、こどもたちにあるサプライズが…目の前のトマトの苗は小さく、トマトらしいものも見当たらず、みんなは一様に「?」の表情。こどもたちの頭にはどうやらすでに苗の段階でトマトが成っている状況をイメージしているようでした。そこで、保育スタッフから「これはまだ赤ちゃんの苗で、これからみんなが水をあげて大きくなって花が咲いてトマトができるんよ」の説明に「なんじゃ、赤ちゃんなんだ~」とようやく合点がいったようでした。(赤ちゃんの)苗と聞いて、余計に優しくしようとする意識が芽生えていたようで、そっ~と土の中に置いていく仕草が印象的でした。
 
その次の土かけも「赤ちゃんじゃけぇ~、優しくねっ!」とか「そっとよ!」と苗植えに気をつかう姿が見受けられました。最後は、”水やり担当”として待機していた3歳児が、ジョウロで慎重に水をあげていました。保育スタッフが水やりも終わったので、プランターを所定の場所に移動しようとすると、その姿を見た以上児たちもお手伝いとばかりにプランターを手分けして持ち、同様に移動させてくれました。このこどもたちの献身的な動きは自主的なもので、こどもたちのトマト思いの純粋さが窺える場面となりました。
 
これからの水やり等のトマトのお世話は、お当番さんがやっていきます。日々、トマトのお世話がトマトの成長を気に留めるきっかけとなり、「命を育てる大切さ」に繋がることでしょうし、最終的にはトマトの収穫を通じ「食の恵みの有難さ」や「達成感」などが経験できれば、このトマトの食農活動は大成功と言えるのですが…みんなが日々頑張って、赤い夏野菜のトマトがなることを切に願っているところです。


2017年以前の園便り