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園便り

始動、🍣お店屋ごっこ😊👛の巻

2019年08月06日 ふるいちからの園便り

日の出と共に、気温はうなぎ上り。そんな気温をさらにヒートアップさせるのに一役買うのが蝉の鳴き声。蝉の(成虫としての)一生は1週間と短いと言われおり、その短命を力ある限り全うしようとしているのかもしれません。いずれにしても、この光景は夏の風物詩の一つで、アブラセミやクマセミからツクツクボウシへと鳴き声が変わってくると季節は”秋”へと衣替えをしていくことになります。ただ、日中は身に危険を感じるような35℃以上の猛暑日が当面続きますので、体調にはくれぐれも気をつけ、お盆休みや夏のお出掛けを有意義に過ごせれるようにしていきましょう!!
 
前回の記事でもご案内した”(2~5歳児による)お店屋ごっこ”の様子をお伝えします。出店のラインアップとしては、3歳児の”スライム屋さん”4&5歳児の”お寿司屋”と”ジュース屋”となります。まずは、3歳児がスライムの準備に取り掛かります。その間、他の子たちは”新聞紙じゃけん”遊びで暫し、時間潰しです。これは、ご存知のように新聞紙の上に立ち、じゃんけんの結果(負け、ないしは あいこ)で足元の新聞紙を2つ折りしていく、というもの。ですから、こどもたいは”じゃんけん”の結果に一喜一憂し、勝った時は「やったぁ~!!」と全身で喜びを表現し、負けた時は落ち込むと思いきや、新聞紙折りが楽しみのようでこれはこれで楽しんいたのが意外な発見でした。折り畳みに難儀する2歳児には、大きいお姉ちゃんやお兄ちゃんたちがいることで助かっていたのが異年齢保育ならの良さと実感した次第です。
 
一方、3歳児は透明カップにあらかじめ準備された糊水に絵の具で色付けしていきます。一丁前に絵の具と水のとかす加減調整をしてみたり、混色のマジックに挑戦したりと色づけを楽しんでいました。そして、色づけの終わった糊水に肝心要の”魔法の水(ホウ砂を溶かした水)”を回し入れると、みるみる内にドロドロからプルンプルン状に変化していきました。この劇的変化に大喜びの面々。ついつい調子に乗って、混ぜ棒にスライムをグルグル絡ませ”アメちゃんの出来上がり~”と想像を膨らませ、楽しむ姿が見られました。
 
そうこうしている内に、スライム屋の準備も万端となったようでいよいよスタートです。まずは、一人ずつにお手製のお金を渡し、売り子とお客に分かれ、いよいよ”お店屋ごっこ”のスタートです。日頃、お買物で見聞きし、馴れ親しんでいるはずのお店の店員の売り言葉「いらっしゃいませぇ~」ですが、気恥ずかしさからすぐには口から発せれない感じ。しかし、誰かがこの沈黙を破るかのように威勢のいい、第一声を発し、今までのシ~ンとして雰囲気は一変し、各店から呼び込みの声がこれでもかと発せられるようになってきました。
 
そんな様子を傍でジッ~と見守る2歳児たち。今回のお店の中で大人気の”スライム屋”で大賑わいの中、閑散とした”寿司屋”や”ジュース屋”へと2歳児は押し掛け、すかさず店員の「いらっしゃいませ~」や「お寿司、ありますよぉ~」とお兄ちゃん&姉ちゃんの真似をして大満足の様子でした。
 
この日一日を終えてみて、以上児と一緒に過ごすことになった2歳児は普段、月齢が下の子とばかりと接していた1階とは違った刺激を受けたようで何だか一回りも二回りも大きくなったような感じを受けたのは気のせいでしょうか?それくらいに2歳児たちの躍動感あふれる動きや生き生きとした表情が印象的でした。
 
また、以上児のみんなは、(売り子と買い手に別れ)自分たちで作ったものを売ったり、買ったりする”お店屋ごっこ”を疑似体験を通じ、以前のフライドポテトの時と同様に満足感たっぷりに楽しんでいたのが何よりでした。
 
これからもこのような異年齢間で社会活動を疑似体験する遊びを通じ、普段の遊びでは体験できないような内面的な成長ができるような機会を提供していけるようにしていきたいと思いますのでよろしくお願いします。


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