園便り

地震・雷・火事・親父(?)

2019年08月28日 いつかいち(分園)からの園便り

朝夕は日中の暑さは失せ、心を和ませてくれる虫の音が耳に響き、涼し気な空気に包まれる今日この頃となりました。太平洋上で暖められた空気が北の大地の冷たい空気にとって代わられるのが今の時期ですが、完全移行には時間がかかるようですね…ですから、このところの天候は不安定で、今週は大雨警報が発せられるくらいの大荒れの一週間でした。この傾向は来週一杯、続くようなので引き続き、天候には目が離せません。また、気候変化もあるので体調管理には引き続き、気をつけていくようにしたいと思います。

 
園では、今夏の台風襲来などのように(火事・地震・不審者など)緊急事態に対処できる様に月に1度、避難訓練を行っています。今回は、お昼寝後のおやつの準備中に発生した地震への対処、それとその後に発生した火事に対する避難訓練をしました。これからそんなことが行われるとは露知らずのこどもたちは、お昼寝から目を覚まし、スッキリとした表情でトイレに向かったり、まだまだ眠い目をこすり、しぶしぶトイレに向かったりと、普段の行動をしていました。そして、全員が用を足し終え、いよいよお楽しみタイムかと思いきや、突如「地震よぉ~、机の下で頭を守って」の指示の声が飛び、経験者の2歳児はサッと机の下へ、他の未経験の子は「?」の感じで要領を得ず、ポカ~ンと様子を見ていたり、(何が何だか分からないけど、普通じゃないと直感で感じた子は)思わず泣き出したりと対応も様々。

 

さらに「ダンゴムシの様に丸くなって~!」の具体的な指示で、こどもたちもようやく地震時の避難対応が出来ているようでした。こどもたちにも馴染み深いダンゴ虫のイメージは、容易に想像できたからかもしれません。その後、「地震の揺れはおさまったから、もう出てきていいよ」との声にやっと安堵の表情に戻っていました。そんな束の間の安息を吹き消すかのように、今度は「火事だぁ~!給食室が火事よぉ~」と調理室から緊急事態を告げる声が上がりました。今度は、保育室から外に退去するためにテラスへと避難していきます。火事の場合に気をつけなければならないのが炎はもちろんのこと、炎症で起こる煙に多く含まれる一酸化炭素中毒を防止すること。ですから、「煙を吸わないように、口を押えて!」の指示に呼応するように、口元を手で押さえて避難する姿が見られたことは日頃の避難訓練の賜物と言えます。

 
みんなが無事、テラスに避難できたことが何よりでした。今回の訓練のおさらいをする意味で「先生は、何があったって言ってた?」と尋ねると、「火事~!」と元気よく応えが返ってきました。「その前は、何で机に隠れたの?」と聞くと、「地震!」ときちんと返答できていたので状況把握はだんだんと進んでいるようだったので安心しました。地震の際の“ダンゴ虫のポーズ”で身を守る、火事の際の身を低くして口元を押さえ煙を吸わない、基本姿勢を確認できたことは大きな成果だと感じています。

 
その後、今度こそはお目当てのおやつを心置きなく食べることができるとあって、ようやく安堵の表情でおやつの味がお口の中にパッ~と広がり、いつにもましてその美味しさを噛みしめるように食べていたのが印象的でした。次回も今回同様に、こどもたちの初動動作に役立つような避難訓練の場となりますように!!


2017年以前の園便り