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園便り

何処まで行くの、新聞紙あそび?

2019年12月04日 いつかいち(分園)からの園便り

街並みは1年の締め括りのビッグイベント・クリスマス一色に彩られ、園にもサンタクロースやクリスマスツリーの壁画登場で、こどもたちはますますその日を心待ちにしている素振りが見受けられます。出来得ることなら、一人ひとりの心の中を覗き、どんなクリスマスか確かめてみたいなぁ~という衝動にかられるくらい。本日は、そんなこどもたちの心の中の想像(物)を新聞紙で形にする、新聞あそびの様子をお伝えします。

”新聞あそび”は、今春から親しみ、楽しんできた遊びの一つです。ただ、当初は受け取った新聞紙を前にして戸惑うばかり・・・せいぜいヒラヒラと手で揺らして遊ぶ程度でした。(←これはこれでこどもたちが楽しんでいたことなので、こちらがとやかく言う筋合いのことではないのですが・・・)その後、何回か遊びを重ねていく内に、こどもたちなりに創意工夫がなされていき、ある時は”洋服”を作っておしゃれをしたり、”布団”に見立て「おやすみ~💤」とごっこあそびに興じるなど、その遊びも進化していきました。

ある時などは、1歳児が二人仲良くで並んで新聞を眺め、「◯△☐✕・・・」と新聞記事で会話を交わすような微笑ましい姿を発見!!これは、きっとお家での様子を思い起こし、再現していたのかもしれませんね?!輪っかになった新聞紙を楽しく遊んでいた0歳児。だんだんと輪っかが外れ、原形を留めない状態となり、それならばと頭の上に帽子みたいに被って遊ぶ素振りをみせたり・・・いろんな想像の世界が広がっていきました。

みんなが思い思いに新聞で楽しんでいる中、ある保育スタッフがみんなの心臓によくない、ちょっと悪戯を敢行しようとしていました。最近は、こういう遊びはすたれてきたので馴染みがなくなってきつつありますが 突然の”パァ~ン‼”と大きな音を発する”紙鉄砲”にみんなは目をパチクリするばかり。でも、目の前の紙鉄砲を見て、「は、はぁ~ん、これかぁ~」と未確認物体を目にしてホッと胸をなでおろしていました。それならば、自分もということで鳴らし方のコツを習いながら、実際の音出しにチャレンジ。でも、力加減もさることながら手の振りが上手くいかず、思うような”音”が出ず仕舞い。でも、いい経験になったようで満足気な顔がそれを物語っていました。
 
0歳児は、保育スタッフに作ってもらった木を「僕の(木)、すごいでしょ★」とばかりに得意顔になり、みんなに自慢していたのが印象的でした。また、何処で見たのか、新聞紙を空手の板割さながらにビリっと破って格好よくポーズをキメる様などもあり、こどもたちはこどもたちなりに日々の生活の中でいろんなことを観察し、頭の中にとどめているもんだなぁ~としみじみと感心させられました。
 
遊ぶだけでなく、お片付けも決して疎かにしない、しっかりもののみんな。お片付けタイムとなり、保育スタッフが「この袋にパンパンになるまで持って来てねぇ~」と声掛けすると、中庭に散乱した新聞紙を健気に頑張って拾い集め、綺麗にしてくれるところもいい習慣づけとして今後も取組んでいきたいと思います。さて、これから何が飛び出してくるのか、今から楽しみな限りです!!


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