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園便り

僕たち(私たち)、頑張ってます!!

2019年12月19日 いつかいち(本園)からの園便り

今年も残すところ2週間、月日の経つのは本当に早いですね。現在、以上児の本園と未満児の分園とで定員構成の変更を進めており、今年はその最終年度に当たります。ですから、当園に未満児が在籍するのは今年が最後。年度初めを思い起こせば、以前からの在籍組に加えて新入組も居て、慣れるまで随分と時間がかかったように思います。それが、今はご覧のように園でも普段着の様子で過ごせれるようになってきました。今回は、成長著しい2歳児の成長ぶりを中心に園生活の一部をご紹介したいと思います。
 
その一つが園外活動等で外遊びの準備の様子です。朝の会等が終わり、天気のいい日には近くの公園に出掛けたり、JR沿線に電車見学のお散歩に出掛けたりします。その際、こどもたちは各自の引き出しから靴下、帽子に最近は寒くなってきた関係からジャンバーなどの羽織るものを取り出し、外遊び準備がスタートします。最初は、自分で履こうなんてことは頭に微塵もなく、保育スタッフに靴下を突き出し、ただただ「履かしてぇ~」の一点張りだったように思います。それも、月齢が上のお兄ちゃんやお姉ちゃんの様子を傍で見ていて自分で履こうという意識に変わり、一生懸命に取組み、試行錯誤を繰り返す内に、いつの間にか自分で自分のことができるようにまでなってきました。

 
登園後にスモッグを着る際も、最初の内は上下前後の見境なく着るというより、被っていたので、きちんと着るのもままならない状態でした。他にも、靴下は先っぽの部分を力まかせに引っ張って脱いただりと、履く際は上下関係なく履くといった具合で衣服の着脱は、必ずしも十分な状態とは言えませんでした。そんな時、「こうやるだよぉ~」と着脱のコツを教えてあげると、それを素直にやってくれるので、意外と早いペースでいろんな事がスムーズに出来るようになってきました。ですから、自分で出来た時は、その喜びも人一倍のようで「(自分で)やったよ~!」と満面の笑みでアピールの報告があります。

 
また、給食の時間には、使い慣れたフォークやスプーンを卒業し、お兄ちゃんやお姉ちゃんの仲間入りを目指し、箸使いにチャレンジしています。当然のことながら、箸の持ち方や扱い方は簡単に出来ないので悪戦苦闘の日々のスタートなのですが、そこは自らしたいという動機があるので難しいことでも怯まず頑張って取り組む姿勢には感心させられます。そこは”習うより慣れろ”で場数をこなすことにより、要領を得、箸で口に入れれるサイズにおかずを切ったり、掴み、口に運ぶという一連の動きができるようになってきています。
 
こどもたちからすれば、なかなか難易度の高いものですが、そこはみんなで諦めずに取組んでいるので何よりと感じています。食べ物の好き嫌いも以前の口に入れる前から「ノォ~」と拒絶していたのが、徐々に頑張って食べれるものを増えていっているのも成長の証かと感じています。ただ、食べる順序では”三角食べ”も取組み中ですが、こればかりは食の欧米化が進んでいるせいか、”ばっかし食べ”の単品を食べ切るまでは次の食べ物に手が伸びないのが悩みの種となっています。豊かな味覚形成の為にも、引き続き声掛け等を続けていき、新な味覚の世界に誘うことができればと思っています。お家でも是非、取組んいただけると幸いです。

 

園では、いろんな子がいるのでお家ではできない事が他の子の仕草や素振りの影響から知らなかったことを新たに発見し、自らやってみようというきっかけにも繋がっているのが集団生活のいいところではないかと思います。これからも2歳児たちは、半歩か一歩か先を行く月齢が上のお兄ちゃんやお姉ちゃんに憧れをもち、その後をキャッチアップしようと頑張っていくことと思います。そんな2歳児を温かく見守り、手差し伸べてくれる月齢が上の子たちの存在も大きく、これからもそんな関係を傍で見守りながら一つひとつの身の回りのことができるように応援していきたいと思います。


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