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園便り

”子の年”のはじまり、はじまりの巻

2020年01月08日 いつかいち(本園)からの園便り

いよいよ令和になって初の年明けとなりました。元号・”令和”には「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ」 という意味が込められているようですから、今年一年がそういう年の始まりとして皆さまにとっていい年となりますように祈願しております。さて、この年末年始は暦の関係でゆったりと家族水入らずの楽しい家族団欒で楽しくお過ごしになったのではないかと思います。お正月明けのみんなの清々しい登園姿がそれを物語っているようでした。みんなの口々からは「◯✕、行ったぁ~」と早速のお土産話に花があちらこちらで咲いていたのも印象的でした。


新年を迎えるにあたり、しめ飾り、門松や鏡餅のお正月飾りにはじまり、新年のお目出度さを祝うお節料理に凧揚げ、コマ回しや羽根つきといったお正月遊びが風物詩となっています。園の保育始めには古来から伝わるお正月遊びをし、お正月文化の伝承に取組んでいます。ということで、まずは凧揚げの凧づくりからスタート。今年はビニール袋を素材とした凧づくりとなりました。


凧は、めいめいが好きな色のマーカーで模様を描き、オリジナル色合いや構図で飾り付けを施していきます。そして、仕上げはカラーテープを凧にピッと取り付けて完成。それぞれが自慢の、それでいてどこなく可愛い微笑ましい凧が出来上がりました。

凧の準備が出来たら、次は凧揚げをしない訳にはいきません。ということで、天気のいい日に公園に出掛け、みんなで早速、凧揚げ大会のはじまり、はじまりとなりました。こどもたちは誰に教わるわけでもなく、その揚げ方が理解出来ているようで勢いよく走り、凧が風を一杯に受け、青い空に元気よく揚がっていく様子に満足そうでした。


その他にも、コマ回し、福笑い、だるま落とし、お手玉や輪投げなどのお正月遊びを数多く楽しむ機会がありました。指先に力を込め、グルっと回すコマ回しは力の加減が難しいようで上手く回ることもあれば、車の車輪のように横回転でコロコロとあらぬ方向に転がってゆく場合もあったり・・・これはこれで遊びとして成立しているので良しとし、いい体験ができたのではないかと思います。

本来は、目隠しての福笑い遊びですが、2歳児にとってはこれはこれで出来映えに惚れ惚れしたり、苦笑いしたりと楽しい福笑い遊びとなっていました。また、以上児のみんなは”ひらがな”への興味関心も深まりつつある状況なので、カルタ遊びもそれなりに形となっていたのでまた一つ、着実な成長を感じた次第です。

 
また、年中および年長児が取組んでいる習字教室では普段、硬質の鉛筆で書き書きしていますが、お正月とあって”書き初め”に挑戦しました。鉛筆では感じにくいハネ、トメおよびハライも毛筆だとより感じやすいというもの。力加減で字体も細くなったり、膨らみがましたりと文字表現も実感できるとあって最初こそ「筆が柔らかいから難しい・・・」という声も上がっていましたが、徐々に書道の楽しさも感じ、楽しんでいたのが印象的でした。

書き初めのお題は、ご覧のように”ねずみどし”。習字の先生の見本の文字を見ながら字体をなぞるように真似、習字に取組む姿はいつにもまして真剣で、一生懸命に表現した今年の干支の字体は満足いったようで、みんなの満足そうな表情が何とも言えなかったのを覚えています。今年も一年、みんなで元気に楽しく、色んなことに挑戦し、学び、頑張っていきたいと思いますのでよろしくお願いします。


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