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園便り

心も身体もすっきりした節分会の巻

2020年02月05日 いつかいち(本園)からの園便り

暖冬傾向の今年も早、節分(3日)を迎え、立春(4日)で暦上は”春”。このままお寝坊さんの冬将軍の登場もなく、梅や桜の開花かなぁ~と思っていたら・・・今週、ようやく冬らしさが戻って来て、遅まきながらも初雪にもお目にかかれました。ただ、これも長続きしそうもない様なので、少しだけ季節感が味わえただけでも良しとしなければなりませんね?!これからだんだんと春めいていくでしょうが、寒暖差に気をつけながら体調管理に努めていくようにしましょう!!

 
さて、「節分」と言われるように季節の変り目は、体調を崩しやすい時季でもあります。そんな邪気を追い払う意味合いの節分の豆まき。この機会に自分の中にある「イヤイヤおに」、「泣き虫おに」や「怒りん坊おに」などを一緒に追い払い、代って「福」がきますように!!今回は、そんな節分会の様子をお伝えします。まず、”まめたろうとおに”という紙芝居シアターを楽しみました。クイズ形式の出し物だったので、節分の由来を学びながら興味を持ってクイズに参加する姿が見られ、鬼(悪い気)を払って新しい季節を迎えるということや、年の数だけ豆を食べることで無病息災を願うという意味があることなどを知りましたよ👀✨

 
その後、各クラスの鬼のお面の仕上がり具合を確認し合う披露会をしました。前稿でもご案内しましたように、月齢に合わせた技法を取り入れているので、各月齢毎の作品の出来はなかなかのもので、「鬼」そのものの怖さが出たものから、鬼らしからぬ可愛さが前面のものからあり、個性豊かな出来となっていました。と、そこへ何処からともなく園に姿を現した、招かざる客の鬼の登場となりました。前日にあれだけ「鬼」が来ても頑張って豆まきで追い払うと心に誓ったはずなのに・・・
 
いざ本番となると、腰が引けて後ずさりする子、思わず大泣きし、助けを求める子、(月齢が上の子の中には、さすがに事の成り行きを理解していて、鬼の正体もバッチリ理解しているので)クールに豆まきをして鬼退治に向かう子と対応も様々。ご覧のように、最年少の2歳児たちはさすがにこの珍客は受け入れがたいようでたじろぎ、大泣きして助けを求めていました。ただ、以前は逃げ回り、泣いてやり過ごしていた子が今年は人が変わったように豆まきをし、鬼の成敗で立ち向かっていたのには感心させられました。この子たちもきっと来年にはそうなっているかもしれませんね?!

 

こうして目の前の鬼と併せて自分の心の中の鬼も追い払い、清々しさを取り戻したこどもたち。節分会の最後は、(ちょっと前まで一戦を交えていた)鬼と気分もすっきりと記念撮影で写真に収まっていました。当初こそ怖さが前面に出て大変でしたが、節分会を通じ、(心の邪気も含めた)鬼退治で心もすっきりとしたみんなは鬼さんに感謝の気持ちを込め握手をしたり、別れの挨拶を交わしていました。でも、まだ心の整理ができていない子もいるようで「いい子にするので来ないでください…」と懇願する場面に遭遇すると、微笑ましさく感じられました。

 
<行事食>
今回の節分会では、給食で恵方巻のお寿司におやつは可愛い表情をした鬼をあしらったクッキーとお豆で福よ来いと祈願しました。
 
特に、おやつのクッキーの愛らしい鬼の表情には「可愛いくて食べられない〜!」と、こどもらしい感想が聞かれました。これで身の回りや心の中もすっきりさっぱりとしたみんなは、きっと健やかにいろんなことに挑戦し、有意義な一年を過ごすことができることでしょうね?!


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