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園便り

~発表会と巣立ちの会~

2020年02月13日 ふるいちからの園便り

冬らしい冷え込みがようやく舞い降りてきたと思ったら・・・またまた、こんなはずじゃないよねぇ~の気候が顔を覗かせ、戸惑うばかりの今日この頃。ただ、来週はまたまた”どんでん返しの天気”に急降下し、寒暖差のある日々が続くようですのでくれぐれも体調管理には十分気をつけ、引き続き風邪などの感染症予防に必要な手洗い・うがいの励行に努めていきましょう!!
 
今回は、先週末に開催しました発表会の様子をお伝えします。
<乳児の部(0&1歳児)>
会は”貨物列車シュッシュッ~♬”の馴染みのある歌詞フレーズをバックに登場するアンパンマン列車に乗った、愛らしい0歳児で勢いをつけるはずでしたが・・・それは、やはり荷が重かったようです。普段とは様変わりの雰囲気では、微笑ましい手を挙げての受け応えもお見せすることができず、ただただ凝り固まってしまいました。
 
そんな緊張しまくり状態もだんだんと克服してきたようで「おにぎり にぎにぎ~♬」の表現遊びの場面ではとリズムをとる迄に回復してきていて、最後は「バイバイ~」とアンパンマン列車に乗って帰っていきました。これはこれで人前で表現できた、ということを評価し、来年にさらに成長した姿に巡り会えるのを楽しみにしておきましょう!!
 
次の1歳児は、こどもたちの間でも好評なリトミック教室での様子を披露しました。教室開始時に行われる出欠点呼では、「はぁ~い」の返事を返すのにタンブリンも勢いよく叩いて応えていました。その後、こどもたちの大好きな”こぶたのさんぽ”では、歌詞のフレーズの”こぶたが道をブーブー~♬”では指を実際に鼻に当て、子豚になり切るという愛らしい表現遊びの場面は印象的でした。
 
さらに、表現遊びの”雪のボール”や楽器遊びの”(お手製の)マラカス”もありました。童謡・”ゆきのこぼうず”の曲に合わせ、”雪のボール”を頭や頬にくっつけたりして、きちんと表現が出来ていました。マラカス遊びでは、”おもちゃのチャチャチャ”の曲に合わせ、拍子打ちを披露することができ、こどもたちも大喜びでした。
 
<幼児の部(2~5歳児)>
まず、2歳児は昨年、爆発的な大ヒットとなった”パプリカ”の楽曲で遊戯を披露しました。ですから、こどもたちもノリノリで練習の時から声を出し歌いながら踊り、楽しんでいましたから当日も普段以上のものが出し切れたような出来だったので何よりでした。
 
お遊戯の次は、日頃読み聞かせで使ってきた絵本・「どうぶつサーカスはじまるよ」だったこともあり、比較的スムーズにストーリも台詞もすっと頭に入ったようで、きちんとした劇をお見せできたと思います。
 
そして、運動遊びではこどもたちの大好きな体操教室の内容を取り入れた所もあったので、こちらも練習の時から遊び感覚で取組めていました。実際、当日も大勢のみなさまの前でも全然、動じることなく、普段着の姿で演じることができたのは何よりだったと思います。
 
一方、3歳児はタンバリン、カスタネットや鈴で楽曲・”きのこ”に合わせたリズム打ちに挑戦しました。当初は、上手くリズム合わせがいかず、先行きが心配されましたが・・・その後、練習も回を重ねていくとあれだけ苦戦していたリズム打ちも次第に形になってきて、当日は見違える程の自信に溢れたパフォーマンスをお見せできたのではないかと思います。
 
もう一つの見せ場の劇遊び”白雪姫~令和バージョン~”では、「白雪姫」のストーリーを土台にした、こどもたちと一緒にストーリー展開となっていました。ですから、劇中の配役も男の子は趣向を凝らした、自分が好きな戦隊もの、食べ物や新幹線などに、女の子たちは”プリンセス”への変身願望からプリンセスを演じきってのが印象的でした。

 
ですかあ、王子役は一風変わった”はやぶさ王子”なので馬ではなく、新幹線・”はやぶさ”で颯爽と登場するという展開となっていましあ。魔法使いは、”毒りんご”の代わりに”マズイりんご”をプリンセスに食べさせ、気を失うというものでした。そこで、はやぶさ王子の”おいしい おにぎり”をプリンセスが与え、目が覚めるという、こどもならではの発想のストーリーとなっていました。。会場でも、少し笑いが起きる場面があり、こどもたちの創作・白雪姫はまずまずの出来で、こどもたちも手応えを感じていました。
 
2&3歳児の合唱曲は、大好きな歌「にじのむこうに」にで、大きく元気な声が園内にこだましてましたね。特に、歌詞の「お~~い」の場面では、口に手を当て大きな声で叫んでいた姿からも楽しんでいるのがよく分かりました。
 
ちょっとだけお兄ちゃん&お姉ちゃんの3歳児が、2歳児を優しく手を引いて誘導するような合唱が展開されていて、見ていてホッコリさせられました。
 
いよいよ年中&年長児の出番となりました。まずは、”鍵盤ハーモニカ演奏”からスタート。練習当初のことを思い出すと、なかなか思うように指先が動かせず、ついつい目頭が赤くさせる場面もしばしばでした。正直、先行きが危ぶまれましたが、そこはこどもたちの諦めずに取り組む姿勢が最後にはこのような形で開花できたのだと思いますので大変、有意義な演奏だったと思います。
 
こちらの劇遊び「アラジン~令和バージョン~」も「アラジン」のストーリーを下地にアレンジしたものとなっています。
 
こどもたちに大人気の演目ということもあり、一人ひとりの演技には感心させられるものが多かったのですが、中でも”王様”の演技は圧巻でした。あれだけ練習では、声が通りにくい状況が続いていたのに表現が適切ではないかもしれませんが、”火事場のバカ力”で見事なまでに変身し、立派に演じきっていたのには驚かされました。
 
発表会の最後は、4&5歳児による”ハンドベル”による演奏と合唱の”小さな世界』を披露しました。ハンドベルの音合わせではかなり苦労を積み重ねてきましたが、本番ではそれを微塵も感じさせない、息の合った演奏に会場もウットリでした。最後の最後の合唱で指揮をとったのは、保育スタッフではなく4歳児でした。こちらも指揮者に寸分違わずの合唱には思わず「すごいっ!」の声が上っていました。各月齢とも今の段階で出来ることをみんなが出し切れていたのが何よりだったと思います。
  
今回の締めをしてくれた年長児二人の内、お一人が家庭の事情で急遽、転居の事態となりました。残念ながら、来月の卒園式で一緒に送り出して上げることが難しいということで、生活発表会の後に”巣立ちの会”を催すこととなりました。
 
今回、巣立つ子はほぼ2年間を他の子と一緒に過ごしてきたこともあり、このような形で送り出さねばならないのは大変心残りではあります。”巣立ちの会”は急ごしらえではありましたが、みんなは今まで一緒に過ごしてきた楽しい思い出を大切にし、この年長児が新天地でも頑張ってもらえるようにとみんなで盛大に送り出す場が持てたのは何よりだったと思います。慣れない場で大変だけど、身体に気をつけて頑張ってほしいなぁ~と心より願っております。当日はお忙しい中、多数の皆さまにご参加いただきまして、改めて御礼申し上げます。

 


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