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園便り

~ひな祭り会&エトセトラ~

2020年03月04日 いつかいち(本園)からの園便り

今年は暖冬傾向から春の代名詞・桜の開花は例年より10日前後、早まるようです。ただ、いくら暖冬とはいえ一足飛びに”春”とはいかないようで三寒四温で徐々にその時を迎えていきそうです。ですから、暖冬の日々に時折、本来の厳しい寒さが顔を覗かせるので気が抜けませんし、体調管理も大変です。また、新学期の時期に春の代名詞、桜がないのは物足りない感じがしてなりませんが、致し方ありませんね・・・
 

さて、今月3日はご存知のように”桃の節句”でひな祭りですが、その前日祭的な意味合いも兼ね日本の伝統楽器の一つ、琴とピアノの演奏会がありました。琴の代表的な演奏楽曲の”さくら”をはじめ、みんなにも馴染みのある”さんぽ”などでみんなは盛り上がりました、そして、今回の目玉でありタイムリーな楽曲、”うれしいひなまつり”が演奏されると、園で行事に合わせて歌っていたこともあり、みんなは「あっ、この曲知ってる」や「明日、ひなまつりなんだよねぇ~」と合点がいったかのように顔を見合わせていました。また、その行事に合わせたひな祭り飾り(あられ付き)をプレゼントされ、併せて喜んでいました。

翌日は、こどもたちが楽しみにしていた”ひな祭り”本番をいよいよ迎えることになりました。朝から「今日はひなまつりよね~?」や「ひなあられを食べるんでしょう?」とワクワクと期待を膨らませていていました。会のはじまりは、ペープサートの”おひなさまとうさぎちゃんのたのしいひなまつり”からスタート。昨日の琴の流れるような”うれしいひなまつり”の演奏を思い出すかのように また、みんなは普段から歌ってきたこともあり、元気に合唱し、盛り上がりを見せていました。 

その後は、みんなで本日のお楽しみの一つでもある”ひなあられ”を食べました。今回の(白、赤、黄や黄緑)4色のあられは日本の四季をイメージしていて、女の子が一年中、健やかにいられますようにとの願いが込められています。みんなは「私は白が多い~」や「あ、ピンク可愛い♡」と友達と見せ合い、配られたあられをおやつの時間以外に食べられる、特別感もあり、一つひとつ味わうように食べていました。


その後は、クイズタイムが続きます。「ひなまつりの日に飾るお餅は何か?」、「ひなまつりの日に食べると良いとされているものは?」など次から次へと繰り出される質問に意欲的に参加していました。また、手づくりのひな壇に目を向け、「三人官女がいるね」、「五人囃子、太鼓を演奏する人と唄うたっている人だよね~!」とひな祭りへの理解を深める場もあり、充実したひな祭りの会となっていました。


また、各クラスの作品も披露される場があり、その代表者が説明をしました。2歳児は、クーピーでお内裏様とお雛様の顔を描き、折り紙をちぎって貼り、周りを綿棒を束ねて梅の花を飾り付けた内容となっています。それぞれが「お顔をがんばった」や「ペタペタした」と作品づくりの感想も披露していました。


年少児は、マーカーでお内裏様とお雛様の顔を描き、折り紙をちぎって貼り、台座をクレパスで色とりどりに塗り、はさみで切りました。周りには梅の花を貼り付ける内容でした。ここでは、「この台の所を頑張りました。」と伝えていたのが印象的でした。
年中&年長児は、紙皿にクレパスで色を塗り、折り紙をのりでつけ、ボール状にし、そこにマーカーで書いた顔と尺と扇、冠、烏帽子をつけ、金の折り紙を蛇腹におり、屏風を作る内容でした。「丸にするのを頑張りました」や「お内裏様とお雛様を作るのと屏風を頑張りました。」と各クラスとも月齢に見合った作成内容となっていて、それぞれが自慢の作品を仕上げ切っていたのが素晴らしいと思います。

最後に、お内裏様とお雛様の顔出しパネルで記念撮影に臨みました。事前に、誰と写真を撮りたいかと希望を聞いていたので、いざ自分の番となるとニコニコ笑顔で写真に収まっていました。このように、みんなにとって楽しいこと、一杯の会となっていました。


<行事食>
その日は、行事食で”ひなまつり”にちなんだ菜の花ちらし寿司がメインでした。ですから、すし飯と菜の花の味から「なんか酸っぱいような…?苦いような・・・?」と複雑な味わいに微妙な表情をしていました。おやつには桜餅で、ピンクのご飯に恐々と一口、食べてみると意外や意外に「あれ?おいしい!!」と食が進んでいたのが印象的でした。このように、食でも春を満喫していました。
 

従来、体操教室は本園で実施していましたが、広さが十分でないことから昨秋より分園にある広いプレイルームで実施することにしています。ご覧のように、分園で思う存分、身体を動かす体操教室が行われています。ところで分園までの道中、そこは昔、人々が参勤交代で行き来していた西国街道で細い道を通っていくことになります。そこで、こどもたちの安全のため、車の往来時は一旦停止し、車が行き過ぎるのを待つようにしました。すると、誰かがそんな様子を「あ、なんかだるまさんころんだみたいだね」と囁くと、「あ、ほんとだぁ~!じゃあ、車が来たらみんな止まろぉ~!」と「だるまさんが~・・・」と車をだるまさんに見立てて、立ち止まるようになっていました。こどもたちの発想は泉の底から湧き出るように生まれ、尽きることがないので大切にしたいですね。それと、このルールで安心安全に分園との間を行き来出来ればと思いますので引き続き、取組んでいきたいと思います。


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