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園便り

お当番活動は楽しい~!!の巻

2020年03月11日 いつかいち(本園)からの園便り

3月も早、折り返し地点近くとなり今年度も押し迫ってきました。気象庁によると春の訪れを告げる開花や鳥の初鳴きが、今年は平年よりも早い傾向にあり、暖冬が大きく影響しているようです。例年、目を楽しませてくれる桜のスポットでは、所々ほころびはじめ、気の早い桜はすでに見頃を迎えようとしており、一足早い桜並木が登場することになりそうです。ということで、今年は、青々とした葉桜の新学期となりそうで、それはそれで趣きがあっていいですね。
さて、園では朝・夕の会、給食などに園児の中からお当番を決め、諸活動に取組んでくれていますので、その様子をお伝えします。その構成は 毎日、年小から年長児の中から輪番制で2名の子が指名され、冒頭のような当番表でみんなに知らされるところとなります。

まずは、朝の会の様子を覗いてみることにしましょう。まず、保育スタッフが各会でその日の当番者をピアノの伴奏にのせ、「〇〇ちゃん(くん)、どこでしょう~♬」と呼び出します。それに対して、指名された子は順々に「ここです、ここです、ここですよぉ~」と喜び勇んで出て来る子もいれば、はにかみながらモジモジと出て来たりと登場シーンは様々ですが、登場します。そして、みんなの「ハイ、ポーズっ!」の掛け声で一人ひとりが「〇〇です!」と名前を言っていく展開となっています。

 
その後、みんなで朝の挨拶をする際に、当番者が「朝のご挨拶をしましょう~、先生、おはようございます。みなさん、おはようございます!」と、みんなをリードをする形で会がはじまっていきます。時々、呼ばれていないのに2歳児の出たがり屋さんが出て来て、一緒に張り切って頑張る姿はご愛嬌といったところでしょうか?人前で何かをする、というのは簡単そうで緊張しますし、かなり大変そうです。しかし、みんなは回を重ねていく内に場慣れして本来の自分らしさを発揮しながら、大役をこなしてくれているのが何よりだと感じています。


次は、給食時間の保育スタッフも顔負けするような当番者の活躍ぶりを見てみましょう。その一つは、テーブル拭き。最初の内、年少児の反応はといえば一様に「え~、できんよぉ。」の一点張りでしたが、年中&年長児が布巾を保育スタッフから受け取り、机を順々に拭く姿を参考にし、次第に要領を得たようで今では立派に当番者の役割を担ってくれています。

二番目の仕事として、みんなの机に行って顔拭きタオルを配って回ってくれます。当初の「タオルをとってね」から、今では各自のタオルを記憶してきたようで「これ、〇〇ちゃんのタオルよねぇ?」と手渡す場面も出てきました。

これで給食の事前準備は完了なので、いよいよ給食前のセレモニー(?)がはじまります。まずはみんなの前に出て来て「おべんとうのうた」を歌い、みんなで元気に「いただきます」と食べる時の挨拶をリードしてくれます。時々、2歳児さんも名前を呼ばれることがあり、はにかみながらもどこかニコニコ笑顔がのぞく表情が何とも微笑ましく感じます。
お昼寝明けのおやつの時も、お昼の給食同様にテーブル拭きや挨拶、タオル配りをなどをテキパキとこなしてくれています。


いよいよ当番者の仕事も佳境を迎えることになりますが、最後は帰りの会で締めくくります。まずは、無作為に呼ばれた子が今日の楽しかったこと(外遊び、制作や各教室)の感想を言う場面があります。一人ひとりが自分の思いを表現をする場として大事なひとときとなっています。その後は、いよいよ当番者が呼ばれ、みんなから「ありがとう」と労いの言葉と拍手が巻き起こります。こうして、みんなから拍手されるととても嬉しそうで、一日の疲れも吹っ飛ぶ、といったところでしょうか?その後は、翌日のお当番者の発表となり 「明日は誰かな?」と、みんなワクワク、ドキドキ気分でその名前を心待ちにしているのが表情に表れています。みんなが、このようにお当番活動を楽しみに取組んでくれているのが心強く感じています。

~おまけ~
年少児は、来年度の進級に向け年中&年長児と同様に、(今までは保育スタッフに配膳してもらっていたのを)食事やおやつを自分で運ぶことに取組んでいます。最初はお皿の上のおやつが落ちないかハラハラ・ドキドキでしたが、繰り返している内にとても上手に運べるようになってきました。調理スタッフから給食やおやつを受け取ると、「ありがとう」ときちんとお礼に言うことも忘れていないしっかり者の年少児たちで、これからの成長がますます楽しみな限りです。


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