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園便り

”お化けっ~”ってのも楽しいねぇ~!!

2020年04月14日 いつかいち(分園)からの園便り

園のパンジーが、ポッカポカの陽気にニコニコ笑顔を返すように満開となり、春本番を実感する今日この頃となりました。こどもたちは、そんな光景を純粋に「きれいねぇ~」と感想を漏らしています。自然の移り変わりを直に感じ、それを受け止める様子から一人ひとりの感性が感じられ、これからも大切にし、よく見守っていきたいと思います。
 
まずは、0&1歳児のリトミック教室の様子からお伝えします。今回は、新たに加わった園児にとっては初めてのリトミック教室となり、馴染みのない子たちには「何?」って感じで戸惑いが隠せない感じでスタートしたのは言うまでもありません。いつものカスタネットの出欠点呼後に、熊のぬいぐるみが登場し、「あれ、何?」と少しながらも興味が湧いてきた感じが見て取れました。熊さんと一緒になって身体のパーツを探していくという流れの中、(他の子の動きにも影響を受けるように)次第に頭や頬などに手をやり始め、少しずつ参加していくようになっていました。もちろん、まだ要領を得ずに、ジッ~と見つめる子も参加の形態は違うとはいえ、きちんと参加していたのが何よりと感じています。
 
次に、先生が奏でる、思わず身体を動かしたくなるピアノの曲に”鬼さんこちら手の鳴るほうへ”よろしく、ハイハイや歩いて近づく様子はなかなか微笑ましい感じでした。その後は、先生が野菜の絵本を広げ、「みんなはどれが好きかなぁ?」と尋ねると、のぞき込み「これ、これ~」という風に絵を指さしながら、一斉にアピール合戦がはじまりました。こんなそんなで緊張も身体もほぐれ、さぁ~これからというタイミングで今日のリトミックは終了となりました。やはり、楽しいことって時間を忘れて取り組める、っていうのは本当なんですね。
 
次に、2歳児クラスですが、殆どが持ち上がりの子ばかりとなので、みんなは大好きなリトミック教室を満喫していました。最初の課題は、リズムに合わせユラユラ揺れながらバランスよく片足立ちすること。とはいえ、まだバランス感覚が十分とは言えない子たちなので何度も”おっとっと”となりながらもバランス感覚を磨きながら、頑張っていました。そして、音楽が鳴りや止むと小さくしゃがむ、再びキラキラの音で背伸びをするといった変化に富むリトミック遊びを楽しんでいました。
 
他にも、春の風物詩である動物や植物(たんぽぽ、てんとう虫やはち)をマグネットボードに人前に出て貼る際には、(誰彼も出来ない、という)特別感からか「僕(私)をあてて~」とばかりにお互いにアピール合戦がはじまっていました。そんな中、運よく選ばれる人、残念ながら選ばれない人と悲喜こもごもの様子もありましたが、一緒にパネル遊びを満喫していました。次に、このリトミック教室ではお馴染みで人気のスカーフ遊びへと展開していきます。まずは肌触りをしっかり楽しんで…。
 
ご覧のように、小さな手の中に納まるようにギューッと握りしめた後に手を広げると、縮まったスカーフがゆっくり広がっていく様子が何とも言えないとばかりに笑顔が広がっていきます。もしかしたら、スカーフがゆっくりとひらく様子からお花が咲くのを連想しているのかもしれません。それは、こどもたちのまるで大事なものを見つめるような姿から感じられるような気がしました。
 
最後の締めは、こどもの行動というのは似たり寄ったりするもの、という例です。ご覧のように、ある子がスカーフをユラユラと揺らして遊んでいると、誰彼という訳でもなくスカーフを頭からかぶり顔を覆いはじめました。それを横で見ていた子は、同調するかのように同じ行動を取り、気づけばあっという間に”お化けの集団”へと変身していきました。そこで、先生が間髪入れずにすかさず”怖めの音調の曲”で演出してくれるので、みんなは”キャ、キャ~”とお道化てお化けごっこを楽しんでいました。たっぷり楽しんだ後には、きちんとお片付けをすることも忘れていません。このようにこどもたちと一緒に様々な活動を思いっきり楽しみながら、いろいろな経験・体験を重ねて、今後の糧となるような基礎づくりが出来ればと思っています。


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