園便り

~屋根より高い”こいのぼり”~

2020年04月22日 いつかいち(分園)からの園便り

あれだけ暖冬で桜の季節が早まると言われたのに、実際は4月中旬でもお花見が楽しめるようになっているとは少々、驚きですが・・・その桜もようやく青々とした葉桜の姿で目を楽しませてくれるようになりました。暖かく穏やかな季節を歓迎し、楽しむように木々や花々が街並みに彩りを添えてくれる今日この頃。こどもたちは新たな集団生活への第一歩を踏み出し、最初の内は不安や戸惑いで次の一歩を踏み出すのに躊躇している様子でしたが、今は落ち着き、普段着スタイルで過ごせれるようになってきているようです。
 
今回は、カレンダーづくりの様子をお伝えしたいと思います。毎月、季節感ある構図の下、月齢毎に応じた技法で翌月のカレンダーづくりをしています。今回は、時節柄、”こどもの日”が近いとあって「こいのぼり」です。2歳児は、歯ブラシを使って野原の草を表現していきました。いつもの絵筆のやんわりに比べ、ゴシゴシとした固めの感覚は、はじめてとあってなんだか不思議そうな表情を浮かべていました。
 
また、こいのぼりの鱗は、タンポをポンポン押し、押し加減を調整しながら表現していきます。同じ箇所に何度も押したり、はたまた用意された画用紙一面に万遍なく鱗を配置しようとしたりと表現方法も様々。一人ひとりの感性で絵の具のかすれ方や状態もいい具合に出来上がっていました。
 
こうして、風薫る5月の青空を優雅に舞い泳ぐこいのぼりが次々と表現されていきます。鯉のぼりの本体は、あらかじめ画用紙に色塗りをし、適当な長さに切り取っておきます。後で、それを糊でつなぎ合わせいくのですが、貼り合わせ部分が少しずつズレていくことで、ギュっと引き締まり、(青空を舞う)躍動感が漂うこいのぼりへと仕上がっていきました。
 
次に、1歳児は、清々しい青空をスポンジで手を左右に動かして表現していきます。こどもたちは、白地の画用紙が見る見るうちに青色に染まっていく様子を楽しみながら進めていきました。どの子もその変化が目の前で感じられるからでしょうか、真剣なまなざしと集中力は相当なもので、仕上がりぶりに大満足の笑顔で返してくれていました。
 
また、勇壮な鯉のぼりの舞いを傍で見つめるミツバチは足型で表現していきます。みんなは、足裏全体に絵の具を塗るという、多分 初体験にはくすぐったくて足の指を丸めて防御する(?)ような愛らしい仕草が目立ちました。ただ、いざ本番となると、これから何をするか幼心にもある程度の見当がついたようで力強い足型を披露しているのが印象てきでした。
 
一方、まだ入園して日の浅い0歳児は、スタッフと一緒に”こいのぼり”の模様を描いていきました。スタッフが準備をしている様子に目はくぎ付けで、「早くぅ~」と言わんばかりに手を伸ばし、実践したいという素振りを見せてくれました。このような好奇心に連なる行為をこれからも大切にしていきたいと思っています。最後に、制作後はきちんと手洗いをするのは必須ですが、随分と上手に出来るようになってきました。感染症拡大防止にも役立つことなので、いい習慣づけとしてみんなに定着していけるように今後も取組んでいきたいと思います。


2017年以前の園便り