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園便り

~室内遊び・いろいろ~

2020年05月20日 いつかいち(本園)からの園便り

突如、降って湧いた”謎多き感染症”・・・その全容は未だ不明なことが多く、将来は見通せないまま。しかし、最悪期を回避するためにGWの自制・自粛が功を奏しつつあるようで、ちょっと胸を撫で下ろすことが出来そうですね?!しかし、まだまだ気を緩めることはできない状況にあるとは言い切れません。かと言って、このまま社会が過剰に委縮した行動に終始すると、経済面で憂慮すべき状態を招きかねません。実際、その兆候は出て来ているのが現状ですし・・・ここは新たな生活様式を取り入れ、”先の見えない長く暗いトンネルにも必ず出口はある”、と信じ、このやり場のない閉塞感を打破し、乗り越えていけるようにしましょう!こどもたちもそんな社会の沈鬱な雰囲気を感じ取っているようで従来以上に手洗いを丁寧に行い、座る時は間隔を空ける等、こどもたちなりに注意を払った行動をしてくれているので心強く感じています。

 
今回は、こどもたちが感染症で外遊びが十分に出来ない分、室内遊びで楽しんでいる様子をお伝えします。まずブロック遊びですが、一般的に集中力、創造性やイメージ力が育まれると言われています。それを裏付けるように、こどもたちのブロック遊びの時にこどもたちは頭の中にある想像物を黙々とある時は一人で、ある時は協同で造り上げいきます。大きさ、形に色取りと色んなこだわりを持って、自分の思い描く想像物を忠実に形づくる姿には敬服するばかりです。以上児ということもあり、作品を仕上げていく上で他の子が使っているブロックが必要な場合には、「貸して」と貸し借りのコミュニケーションを図り、協調する姿も見られるので今まで以上にこどもたちの成長を感じています。これはお絵描きなども同様で、構図や色使いに一つひとつのパーツの位置取りとかの表現やクレヨンとかの貸し借りにも成長を感じているところです。

 
次に、新聞紙を手や足で感じながら楽しむ新聞紙遊びについてです。”新聞紙じゃんけん”では、開いた新聞紙の上に立ち、先生とじゃんけん勝負✋勝てば新聞紙はそのままですが、負けると新聞紙を2つ折りにし、段々と立てる広さが狭まっていきます。じゃんけんという真剣勝負は、相手の手を読むのに表情やしぐさを観察、自分の手を探るというやり取りをし、その結果に一喜一憂することに・・・負けがこむと立つ余地がなくなっていき、追い込まれるというスリルも味わうことになります。こどもたちなりにジャンケン(=勝負)から社会勉強をする場にもなっているようでした。
 

その後は、みんなで新聞紙をちぎり、破るというハチャメチャな遊びへと移っていきました。最後は、チリチリとなった新聞紙を拾い、パァ~と投げ上げ、ヒラヒラと舞い降りる状況を楽しみました。お家では、なかなかこのように散らかすのは大変で出来ずらいですが、最後はみんなで後片付けをすることで「使ったら、後片付けをする」という習慣づけにも役立つので園では今後も取り入れていこうと思います。

 

最後は、年長児のオセロゲームの様子です。これは、昨秋 運動会の親子競技だったので、みんなにも馴染みがあり、大好きな遊びの一つとなっています。こちらはこどもたちの自主運営で取組んでいます。それぞれが「負けないぞ〜!」と意気込み、オセロゲームに取組み、最後の枚数をみんなで数え上げます。ラグビーのノーサイドではありませんが、最後は勝ち負け関係なくお互いを称え合う姿はなかなかのもので、成長を改めて確認できる機会ともなっています。これからも室外と室内でバランスを取りながら、みんなが元気に過ごしていけるように工夫していきたいと思います。


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