園便り

~トマトちゃん、おおきくなぁ~れ!!~

2020年05月27日 いつかいち(分園)からの園便り

一頃前と比べると随分と暖かく、というより暑くなった、というのが正確かもしれません。特に、先週とは様変わりの今週は、日中ともなると汗ばむくらい時間帯もあるくらい。いよいよ長袖から半袖へと、”衣替えの季節”となりますね。これからはコロナ対策と並行し、こまめな水分補給と休息といった熱中症対策もしていかないといけませんね。
 
さて、いつもならGWが目玉の皐月・5月は賑わうのが普通ですが、今年は生憎の”家で過ごそう”月間となってしまいましたね。そこで、巣ごもり生活で家庭菜園にもスポットライトが当てられるようにもなってきているので、お家で”夏野菜栽培”に取り組んでいらっしゃる方も多いのではないでしょうか?園でも夏野菜の代表の一つのトマト栽培をすることにしました。まずは、土づくりからスタート。保育スタッフがプランターの土を一旦、ブルーシート上に出しているのを見て、こどもたちは「これから何が起こるの?」と興味津々のよう。そうこうしていると、プランターの底から「こんにちはぁ~!」とばかりに顔を覗かせて来た未確認物体に一同、「ギャァ~」と大騒ぎ・・・これは後でナメクジと知らされ、「そうなんだぁ~」と納得顔でした。
 
土壌づくりはまだ続きます。保育スタッフが「土が元気がないみたいだから・・・」と2~3日、天日干した後に肥料を加え、土づくりも佳境を迎えます。こどもたちが土と肥料を慎重に、はたまた大胆に混ぜ混ぜしながら頑張って手伝ってくれました。これで土壌づくりは完成となり、いよいよトマトの苗植えの段階に入ります。その前に、トマトの苗を暫し、観察。「(どんな色?、ならぬ)どんな匂い?」と尋ねると、「草っ~」と身近なものから連想した回答がある中、「トマトっ」とご名答もありました。普段、トマトを食べながら匂いも感じているのは素晴らしいことですね。
 
土壌づくりを終え、次に土壌を所定のプランターへ戻し、いよいよトマトの苗植えがはじまります。そこで、みんなでスコップを持ち、お山状態の土壌をプランターにこどもたちのペースで次々と戻していきます。
 
こどもたちにとってはスコップで一掬い、一掬いの作業は大変ですが、弱音を吐くようなことはなく、せっせと取り組んでいる姿が健気で、余程”トマト”のことが気になっているのが分かります。これならトマトもこどもたちの心のこもった、栄養たっぷりの土壌で これからすくすくと育っていくのは間違いないようです。
 
そんな2歳児たちの食農作業をウッドデッキの柵越しに興味深そうに見守る0歳児たち。そっ~と、お兄ちゃんやおねえちゃんたちが取組んでいるトマトの苗を差し出してみると、それには目もくれず、賑やかな中にも真剣なまなざしで苗植えをしている2歳児の動きに目は釘付け状態でした。
 
そんなこんなでトマトの苗植えの最後の仕上げは保育スタッフがプランターの土壌とトマト苗が馴染むように根元の部分をトントンと軽く押さえ、プランター内に固定していきました。そして、今回のトマトの食農活動の目玉が日々の水やり。保育スタッフが「みんなも喉が渇くと、水を飲むでしょう?」と水やりの意義を伝え、「うん」と元気のいい返事が返ってきました。これから日々の水やりをお当番さんがやることでトマトの成長を苗の変化で感じ、どんなことが起るかを観察していって欲しいと思います。そして、こどもたちが、植物の命の育みを通じ、食べ物の大切さも感じる、そんな食農活動を体験していって欲しいなぁ~と願っております。


2017年以前の園便り