園便り

~コッチコッチ、カッチン~♫~

2020年06月10日 いつかいち(本園)からの園便り

春先から世界を震撼させてきたコロナ禍ですが、一部の地域を除き、徐々に沈静化の方向に向かいつつあるようです。当地では、”アフターコロナ”と言い切れないことから、”ウィズコロナ”の名の下に、正常化に向けた動きが再開されようとしています。例えば、”球春”のプロ野球は2ヶ月近く遅く”球夏”のシーズンがはじまろうとしています。ただ、スタンドでの応援はもう少し先になりそうですが、こうした動きは以前からすれば大きな一歩として歓迎されるべきことですね。これからは、第2波等という事態を招かぬよう冷静さを持ちながら、前進していけるようにしたいものです。園では、これからの夏本番を控え 水遊びの実施方法が課題の一つとして挙げられます。色々と工夫して、みんなが暑い夏に”涼”がとれるようにしていきたいと思いますのでよろしくお願いします。
 
今月10日は「時の記念日」ということで、時計づくりをしました。年少、年中および年長と各クラスとも月齢ごとに可愛く素敵な作品を作り上げていましたので、その様子をお伝えします。まず年少児は、(にじみ絵仕様の)カタツムリの時計。カタツムリの殻に見立てた和紙にマーカーで好きな模様を描き、それを水に浸した筆でなぞり、滲ませていきます。和紙に描かれたデザインが水が滲み込むことでジワっ~と色が和紙上に広がっていく様を不思議そうに、楽しそうに眺め、その出来に大喜びの面々でした。

 
次に、カタツムリの体は、画用紙をハサミを器用に上下左右に切る方向を調整しながら切り取っていきます。特に、今回のハサミ使いの肝は、いつものチョキ、チョキと一直線、一回切りとは一線を画す曲線切り。これは、ハサミを入れていく方向を画用紙を持つ手で微妙に調整しながら切っていく作業なので、口で言う程 簡単な工程ではなく、みんなは真剣なまなざしで集中力を切らすことなく、最後まで頑張って思いの形に切り分けていけていたのが素晴らしいと思いました。
 

時計づくりの仕上げは文字盤へのアワーマーク(時字)の表示です。あらかじめ、文字盤の骨格として重要な”12”、”3”、”6”および”9”
は保育スタッフが貼り付けしておき、一人ひとりがその他の時字が正確に貼り付けられるように、口で”1”から順番に番号を発しながら間違えることなく貼り付けができ、時計づくりを終えていました。
 

年中児は、(合わせ絵の技法)デカルコマニーで紫陽花の時計を作りました✨やり方は、それぞれが半分に折った画用紙の片側に好きな色の絵の具で色付けしていき、出来上がったところでパタンと折り合わせるというもの。こどもたちには、どんなことができるのかは予想できているのか否かは定かではありませんが、お友だちと「あ~でもない」「こ~でもない」といった他愛もない会話を交わしながら飾りつけが進んでいきました。

 
この月齢ともなると、さすがに色と色が混ざらないように工夫して色塗りができるようになっているので、虹をはじめとした好きな模様が描けていたのが何よりでした。そして、合わせ絵の佳境とも言うべき、両側をパタンと合わせた画用紙を開くと「あ~ら、不思議?!」な模様が次から次へと出来上がり、それぞれが「うわぁ~😁すごい!」とその出来映えに感銘していました。年少児とは違い、年中児は、文字盤の(アワーマーク)時字全てを自分で貼り付け、完成させていきました。時には、柱の時計に釘付けになりながら、ですが・・・

 

年長児は、(牛乳パック製の)紫陽花とかえるの振り子時計づくりです。年長児は、時計の文字盤の時字を時計を見たり、他の数字表などを参考にしながら、書き間違えないように慎重に書き記していました。さらに、文字盤となる紙皿に色とりどりの花紙を飾りつけていき、きれいな紫陽花に仕上げていきました。振り子時計の本体は牛乳パックを使用し、飾りつけは折り紙の貼り絵していきました。その折紙も自分たちの手作りで、思い思いの形や大きさに切り分け、それを飾りつけていったので、まさにオリジナルな時計の完成となっていきました。

 
この制作活動は、特に「時の記念日」の制作であることから、「時計の長い針が”3”になったら片付けようねぇ~」といった時間の観念も植えつけることも並行して取り入れ、制作をしていきました。普段の自由遊びや給食といった活動で「時計の針が◯になったら、◯◯するよぉ~」といった具合に、こども的にはまだまだ時間感覚が身についているとは言い難い中、一つひとつの実践から感覚的なところから身につくといいなぁ~と思います。と同時に、こどもたちの素敵な時計は自宅でも引き続き、時間感覚を育むのに役立つといいなぁ~と願っているところです。


2017年以前の園便り