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園便り

~夏本番の遊びといえば・・・~

2020年07月29日 いつかいち(本園)からの園便り

いつになく(永い?)長く、方向感が定まらないような梅雨トンネルからようやく抜けることが出来、ホッと胸を撫で下ろしたいところですが、”ウィズ・コロナ”いやいや”(コロナ禍に埋もれかねない感もするので)アンダー・コロナ”の状況から「夏だぁ~!!」と羽目をはずすことも許されそうもなく、春先の自粛生活が目の前に迫りつつあるようでビクビクの夏になりそうだと映るのは思い過ごし、なのでしょうか?誰もそれは望んでいないと思うし、今自分が出来ることをし、回りへの冷静な配慮と寛容さをもって感染予防に夏バテも気をつけていきたいと思っています。とにかく、みなさん 頑張っていきましょう!!

先月は、水遊び&各種教室で楽しんだり、室内では制作や夏ならではの”感触遊び”も取り入れて楽しみました。そう、プニュ・プニュの指触りだったり、ヒンヤリとした冷たい感触遊びとは「?」。その一つが、年少組が遊んだ”小麦粉粘土”です。保育スタッフが「これ、な~んだ?」と手の平に乗せたものをなぞなぞ形式で尋ねると・・・「ねんど~!」や「ピンク色!」と嬉しそうに即答してくる、こどもたちの目がすでに獲物を捕らえるようなメラメラと輝いていた、と感じたのは勘違いでしょうか。こどもたちは早速、手で触り「きもち~い!!」と素直な気持ちが言葉になって表れていました。中には、「何、これ?」とばかりに訝しがるような表情で手を出そうともしない子もいましたが、回りの状況から安心したようでいつの間にか、遊びの輪に加わっていました。遊び方は、伸ばしたり、ちぎったり、丸めたり、重ねたりとそれぞれが感触を楽しんでいました。

そうこうしていると、「先生、見てぇ~!」と自慢の作品を見せてくれたり、お互いに作品を見せ合いながら楽しんでいる様子が見られました。中には、粘土を小さくちぎり、丸めてドーナツをたくさん作ったり、保育スタッフがハートを作っているのを見て真似して自分から進んで作ろうとしたり、と遊びの展開が広がりを見せていったのは何よりでした。

そんなこんなで、今年度お初の小麦粉粘土遊びは大盛況でした。「次は、(今回はピンクだったので)黄色の粘土でやりたい!」と、すでに次回を楽しみにしているようでしたよ。次回は、そんなことも取り入れながら、こどもたちがより楽しめる機会を設けていきたいなぁ~と思います。

 

一方、年中&年長組は、「スライム遊び」で楽しいひとときを過ごしました。いつもは あらかじめ全員分のスライムを作り切ったものを小分けして遊ぶのですが、今回は趣向を変えて個々にビニールコップの中に材料の洗濯糊を入れておき、手渡しました。まずは、一人ひとりがカップに顔を近づけ、「何か匂いがするねぇ~?」や割りばしでクルクルとかき回し、「フワ、フワだねぇ~」と感触を確かめていました。

 
次に、好きな色づけをしていくのですが、(黄色・ピンク・水色・紫・朱色)4色の中から自分の好きな色の絵の具を選択し、カップに混ぜ入れ、色付けをしていきます。最後の仕上げに「魔法の水を入れるよ!」の保育スタッフの言葉に一斉に「えっ、魔法・・・」と疑心暗鬼な表情のこどもたち。疑い深いこどもたちでしたが、個々のカップに魔法の水が加えられ、自分たちで混ぜ混ぜしていくと、「あらっ~、不思議!?」とばかりにカップの中身の変化に驚きが隠せない様子。そう、洗濯糊と魔法の水の正体のホウ砂が反応し、徐々に液体からグミのようにプニュ・プニュ状態のスライムへと変化していったのでした。
 
あとは、我が意を得たりとばかりにカップの中からスライムを取り出し、思うがままに伸ばし、割り箸に巻き付け、ちぎったり、と手のまとわりつく感触等を楽しみながらの創作活動が展開されていきました。最後に、4色の中から1色ずつ色混ぜをする混色実験で色の変化を楽しみ、今回のスライム遊びを満喫することとなりました。これから夏本番となりますが、このような夏ならではの遊びをコロナ禍の中、気をつけながら取り入れ、楽しいひとときが過していきたいと思います。


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