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園便り

~農場deアミューズメント体験の巻~

2020年08月04日 ふるいちからの園便り

梅雨明けと共に、青空が戻ってきたのはいいけれど・・・台風絡みで湿気たっぶりの猛暑日続きは結構、身体に堪えます。ここ最近の天候を反映し、”熱中症警報アラート”なる警報が発せられるようになってきていますので細目な水分補給と休息、それとコロナとの関係で使い分が微妙な所がありますが、適切なマスクの着脱も頭に入れ、両睨みで予防を図っていくようにしましょう!!最近は、ただでさえ蒸し暑さでげっそりしそうなので、”よく寝、よく遊び、よく食べ”のバランスいい生活でこれからきっと(?)永く続くであろう残暑を乗り切っていくようにしましょうね!!
 
夏真っ盛りの時期、畑探検隊活動は一旦、控え気味でしたが、おじいちゃんから夏野菜収穫のお誘いを受け、天候状況も落ち着いていたのでお邪魔することにしました。普段、本活動の中心となる以上児に加え、今回は未満児(0~2歳児)も参加することになったので早速、(以上児の)お世話隊の活躍で普段は「イヤ、イヤっ~」でなかなか進まない未満児のお出掛け準備もサッサと整え、いざ出発となりました。
 
この農場は河川敷に位置し、自生する草花の種類の多さに加え、昆虫との出会いもあり、まさに自然の宝庫と言えます。ですから、こどもたちめいめいは農場近くになると「あっ!花、見っけぇ~!」や「バッタじゃ!」と昔なら普通にあった光景が広がり、自然との触れ合いを楽しむことができています。
 
まず、農場では”じゃが芋”掘りから体験させてもらいました。おじいちゃんからじゃが芋掘りのコツを教えてもらい、5歳児がスコップ片手に芋づる方式とまではいきませんが、蔓を頼りに回りの土を除いていき、大小様々なじゃが芋がゴロゴロと顔を出していきました。心優しいお兄ちゃん&お姉ちゃんたちは収穫し立てのお芋を「どうぞ」とばかりに低月齢の子に手渡してあげていました。ご覧のように、それを手にした子は、感慨深そうにマジマジと覗き込む姿が何とも微笑ましく感じました。
 
広い農場の別の区画にあるミニトマトに興味を示した子たちの目は、鈴なりになっている、赤く熟したミニトマトに釘付け状態。一つひとつのトマトが赤く熟し、「もう、食べ頃よぉ~!」アピールしているようで、それに引かれるようにみんなは夢中になって収穫していきました。収穫カゴはそうこうしていると、みるみるうちに山のようなトマトで豊作となり、みんなは大喜びでした!!
 
こちらの農場には、おじいちゃんたちのご厚意で農場以外にもこどもたちのためにアミューズメン区画を準備していただいていることは以前、お伝えしましたが、今回は夏場ということでプールを準備していただきました。こどもたちの収穫体験の後は、汗ばんだ身体をシャワーでサッパリ洗い流し、”プールde水浴び”はみんなの身体のほてりをクールダウンしてくれ、新たなエネルギーチャージとなり、元気を補充してくれました。
 
今回も自然との戯れにはじまり、収穫体験にプールde水浴びと至れり尽くせりの畑探検隊活動で大満足のひとときとなりました。おまけに、今回の収穫したじゃが芋、ミニトマトに夏の風物詩のひとつのミニすいかやトウモロコシまでプレゼントしていただき、みんなは足取りも軽く、園に歩を進めることになりました。ただ、道中では以前のスイカ学習でも話題に上った「赤か」または「黄色か」のスイカの色論争で盛り上がったことも付け加えておきます。
 
コロナウィルスの猛威は収まるところがありませんので、気軽に食材に触れ、実食に繋げる食育活動にもおのずと制限が出てきくるものですが、今回は農場からいただいたトウモロコシの皮むきに挑戦しました。1~2歳児のか弱い力でも十分にはがせるトウモロコシの皮ですが、こどもたちの関心を集めたのは皮の先にヒゲのようについた部分が気になるようでツン、ツンと指先でつついては笑顔が広がる、といった展開で盛り上がっていました。
 
こうして食育活動で皮むきしたトウモロコシはお米と一緒に炊飯して”トウモロコシごはん”として提供されることになりました。このとうもろこしごはんは、収穫し立てのトウモロコシが瑞々しく、甘味も格別なので普段、あまり口にしないような子も一口目の甘さや旨味が印象的だったようで、その後はパクパク、モリモリと食が進んでいたのは何よりと感じました。今後も、いろんな体験経験を通じ、食べるきっかけづくりが進めればと思いますのでよろしくお願いします。


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