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園便り

~残暑お見舞い申し上げます!~

2020年08月12日 ふるいちからの園便り

日本の夏は、高温多湿で過ごしにくいのは今に始まったことではありませんが・・・それにしても、このところの猛暑は限度を超えているというか、半端ないので、朝から汗でビッチョリ、ぐったりで早々に戦意喪失状態、ってのも稀ではないことがあります。また、これに雷雨や暴風なんかも”おまけ”でついてくることが予想されるだけに気が抜けません。ですから、こどもたちの外遊びは水遊び以外は控え気味にならざるを得ず、その分 室内で身体を動かしたりして、運動不足ならないようバランスをとった活動に気を配るようにしています。
 
そんな活動の一つとしての体操教室(0~2歳児)の様子をお伝えします。まず、目を引く成長は少し前までは落ち着いてお話を聞いたりすることがままならなったのが、先生の目をジッと見てお話を聞けるようになったこと。これ、結構なニュースだと思います。ご覧のように、背中にお気に入りのぬいぐるみを載せ、フラフープの輪をしっかりと握り締めて人(?)助けをするというものですが、握力もしっかりとしてきたのがお分かりいただけると思います。
 
一方で、助けられる人がいれば、助ける人有り、ということで避難をする人の握る手綱を一所懸命、引っ張るマッチョマンも登場する、頼もしい展開となっていました。さらには、鉄棒でも自慢の握力の実力は存分に発揮され、ご覧のように”ぶ~らん、ぶらん”と余裕の鉄棒タイムとなっていました。
 
2歳児ともなると、入念な準備運動で身体を柔軟にするストレッチからスタート。みんなは、ここでも”見よう見まね”で先生の行動を真似っこでニコニコ笑顔で楽しく取り入れようとしていたのが印象的でした。みんなは、十分に身体をほぐした後は、先生の温かい視線の下 あらかじめセットされていたマットで早速、前転に取組んでいました。この種目は、これまでも何回か取り組んできたこともあって、殆どの子がスムーズな前転を披露できていました。
 
この活動的な体操とは対照的な室内活動としてご紹介したいのが、目下 こどもたちの密かなブームのジグソーパズルと箸遊びです。大き目のピースのジグソーパズルは、全体の構図や姿形からほぼ一目で何処にどれが置くのかはお見通しのようでスムーズに所定の場所にピースをはめ込んでいく姿に惚れ惚れします。お箸は手先を使うことから脳の活性化にも役立つので以前から取組んできました。その甲斐もあり、また箸でつまみやすいスポンジということもあって、比較的順調な箸使いへと進化しているのが見て取れます。みんな、頑張れっ~!!
  
では、以上児のみんなはどうしてるの?と気になるところですよね。まず、3歳児たちは、園のプランターで成育中のトマトの収穫体験をしました。まだトマトを手にし、ひねって収穫というのは難しそうだったのでトマトの蔕の上あたりにハサミを入れ、落とさないように大事そうに手で抱えているのも束の間で・・・こどもたちには”花より団子”のようで「美味しそうっ~」や「食べれるっ~」と食い気が勝っている姿が微笑ましく感じました。
 
そして、最後に控えた年中&年長児たちは、というと・・・前稿の畑探検隊活動でもお伝えした通りですが、農場でおじいちゃんから沢山の旬の野菜の収穫体験をさせてもらい、またすいかのプレゼントもありました。ということで、こどもたちの発案で、頂いた新鮮なじゃが芋でホクホク感たっぷりのコロッケづくりをしました。あらかじめ調理室で湯掻いてもらったじゃが芋をボールの中に入れ、マッシャーで荒く潰し、そこに(調味料も兼ねた)チーズとつなぎ役の片栗粉を加え、万遍なく混ぜていきます。
 
コロッケ風の”チーズじゃが”づくりの最後の工程は、適量を手に取って小判型に成形していきます。ただ、こどもたちの一人ひとりの目分量なので、大きさや形も不揃いなのはご愛嬌・・・ただ、おじいちゃんへのまっすぐな感謝な気持ちは一つひとつにきちんと込めているので、後は調理室でフライパンで焼いて完成となります。まずは、こどもたちは外はカリッと、中はふんわりとした歯触りのチーズじゃがを試食し、思わず「美味しいっ~」と味も太鼓判を押せるものの出来上がりを確認し、おじいちゃんへ感謝を込めてお届けに上がりました。おじいちゃんたちも思いもよらない心づくしに大変喜んでいただき、こどもたちも大満足でした。これから暫くの間 厳しい残暑が続きますが、適度な運動と栄養をきちんと摂り、こまめな水分補給で元気に乗り切っていきたいと思いますのでよろしくお願いします。


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