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園便り

~夏まつりは楽しいねぇ~

2020年08月21日 ふるいちからの園便り

先月1ヶ月間、従来のシトシトではなく豪雨一辺倒の梅雨で大変でしたが・・・その次に待ち受けていたのは、連日の”ノーレイン、ソーホット!”の灼熱の8月。最近は、そんな気候から”熱ストレス”が問題となってきていますね。そっと回りに目をやると再燃のコロナに暴発気味の熱中症も加わり、心休めるのはいつだろうと思ってしまいますね。ただ、この酷暑も今週一杯で、来週には暑さが和らぐようですからもうひと踏ん張り。ただ、一方で季節の移り変わりには”暑さ疲れ”も出てきますので引き続き、体調管理には気をつけていくようにしましょう。

今年は、コロナ禍で新学期スタートが遅れ、各種行事も中止や延期が余儀なくされています。夏以降もその余波は続いていて、(個人的には、ラジオ体操なんですが・・・)盆踊りや夏まつりなども軒並み中止されているのは残念な限りです。そこで、園ではみんなが少しでも”夏らしさ”が実感できるような催し物として”夏まつりごっこ”をすることにしました。0&1歳児は、”釣り堀”担当に、2歳児は”ボーリング”担当に任命され、準備を進めることにしました。ただ、0&1歳児にとって”釣り堀、それって何?”の世界でチンプンカンプンなのは当たり前で、3歳児が見本でどんなものか見せ、やっと”な~るほど、そういうことねぇ~”とばかりに早速、自分も私もと釣り堀体験をしていました。2歳児はアンパンマンの図柄入りのペットボトル・ピンで楽しんでいて、準備は万端のよう。併せて、段ボールde看板づくりもフィンガーペイントで大胆に色づけが進み、夏まつり準備は着々と進んでいきました。

一方、3歳児は昨夏、七夕会でやったことのある輪投げが心片隅に引っかかっていたようで間髪入れずに”輪投げ”を主張し、担当となっていました。輪投げの土台は絵本”ぞうくんのさんぽ”の動物キャラクターを描き、みんなで息のあった準備をしていきました。

最後に控えしは、4&5歳児で”風鈴”の担当を勝って出ていました。みんなの目につきやすいような色使いやデザインを工夫し、一つひとつ丁寧に仕上げる姿はまさに別人で、まるで風鈴職人を思わせる風貌で取組んでいました。はたして、それはみんなに届くのでしょうか?そして、夏まつりのイベントの合間に出される”かき氷”の引換券やお面も手作りで準備していき、各月齢共”夏まつり”本番に向けた準備もOKとなっていました。
 
いよいよ”夏まつりごっこ”本番当日。浴衣に身を包み、頭にはお面をつけ、いつもの園でありながら、どこか異国(?)の雰囲気たっぷりで、どこからともなくお祭りの必須アイテムのお囃子も聞こえてきそうな感じ、でスタート。0&1歳児の”釣り堀コーナー”では4&5歳児の助けを借りながら、お魚をゲットし、ニッコリ笑顔が広がっていました。
 
年中&年長児が一所懸命に頑張って準備した”風鈴コーナー”では、売り子の威勢のいい「いらっしゃいませぇ~」の呼び込みに誘われ、覗き込むお客役のお友だちに「これは?」や「こっちは鈴つきだよぉ~」と積極的なセールストークが飛び交い、頑張る姿はなかなか堂に入ったものでした。
 
この夏まつりごっこでは、お買物体験もしてもらうのですが、お金ではなくスタンプで決済していきました。人気の露店では、スタンプ決済に一気に列が出来上がっていたので売り子以外にスタンプ担当の子が増員され、テキパキとこなす姿が見られ、いい社会体験が出来ているようでした。
 
各月齢が丹精込めて準備した各コーナーですが、2歳児のボーリングコーナーが人気のスポットの一つでした。順番が回って来た子はボーリングボールならぬビーチボールを「えいっ~」を気合を入れて、ピンめがけて転がしていきます。中には、プロ顔負けのポーズでビーチボールを転がし、全ピンを倒してポーズを決める子も現れる始末。みんなで大いに盛り上がっていたのは何よりでした。
 
今回の企画(釣り堀、ボーリング、風鈴、輪投げ)の中で、一番人気だったのが、絵本・”ぞうくんのさんぽ”の動物キャラクターで一杯の輪投げコーナーでした。それぞれの輪投げ台に描かれた、愛らしい動物キャラクターがきっと みんなの心を射抜いたのでしょうね?!3歳児が準備した輪投げセットを受け取ると、目的の場所へ輪投げを投げる、というよりも掛ける感じで輪投げが楽しんでいました。輪が掛かると、みんなでパチパチと拍手して喜ぶところも共感を得た要因かもしれません。
 
夏まつりで外せないのは、楽しい露店回りで色々と楽しむのもそうですが、何といっても小腹が減った時に目移りしおうなウィンナー、焼き鳥、林檎飴やチョコバナナなどの食べ物ですよね。今回は、イベントとイベントの合間を縫って、休憩時間に出されたのがかき氷、でした。みんなは「いちご!」や「ブルーハワイ!」と好きなシロップのかかったかき氷でひとときの”涼”を取って清涼感を味わい、スウィーツに舌鼓を打っていました。
  
この夏まつりは、”盆踊り”で締めることになりました。通常、盆踊りの会場の中央にはやぐらが立てられ、その周りを踊りながら回りますので、中央には(やぐらの代わりに)台が準備され、法被を着た年長児がみんなを鼓舞したり、また回りでは手作り太鼓で音頭を奏でたりして、踊りを盛り上げていました。このように一つのイベントに向け、みんなが持ち場持ち場で準備し、持ち寄り、協力し、楽しむことが出来たので、きっとみんなの心の片隅には”夏まつり”の楽しい思い出づくりができたのではないかと思います。


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