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園便り

~大好き、おじいちゃん&おばあちゃん!!~

2020年09月16日 ふるいちからの園便り

ここ最近の朝晩の気候は、”暑さ寒さも彼岸まで”と言われるように秋風情たっぷりです。日中、陽射しが和らぎ、日の入りも早くなり、心地よい虫の音と共に涼やかな夜長には物思いにふける等、最適な季節。一方、食欲の秋で食が進み、体重増は玉に瑕ですが・・・今週末はGWに並ぶ、大型連休のシルバーウィーク到来なので、秋の行楽を楽しみ、夏の疲れを癒していけるといいですね。

 
来週月曜の「敬老の日」を前に、園ではおじいちゃん&おばあちゃんに敬老カードのプレゼントをすることになり、それに関連した”郵便ごっこ”をしましたのでご紹介します。最近は、幼少期からネット社会にどっぷり浸る環境にあることから、葉書や手紙がどのような流れなのかはチンプンカンプンなのではないでしょうか?ということで、郵便屋ごっこで手紙に親しみ、手書きの文を見直すきっかけになればと、ということで実施しました。
 
今回は保育園のお友だち同士の葉書交換に加え、実際の敬老カードの2種類を準備し、前者は手作りポストへ、後者は日本郵便の”お手紙ごっこ遊びセット”のポスクマくんポストへそれぞれ投函しました。お友だち用の葉書はみんなが描いたお顔に絵の具で色付けする等、手作り感たっぷりの葉書を準備しました。さぁ~、郵便屋ごっこのはじまり、はじまりぃ~!!
 
今回は、郵便屋さんのお仕事を通じ、郵便物がどのような流れで送り主から相手のところに届くのかを理解することもしました。ですから、凛々しい郵便局の帽子を被り、俄か郵便屋さんに扮し、ポストから郵便物の収集、郵便局での手紙を受付作業として郵便物の番号による仕分けや消印作業なども体験しました。みんなにとっては、はじめてのことなので新鮮で「次は何?」といった感じで積極的に参加しているのが印象的でした。
 
各自が任された仕事を決まったルールと手順で進めていき、送り主の思いを手紙という形でしっかりと受け手に届くように仕分け後の葉書は、いよいよ配達へ向かうために郵便バックに詰めて準備万端となりました。そう、一仕事を終えた面々には、やり切ったという充実感とホッとした安堵感で、次への仕事までのちょっとしたくつろぎタイムで一息ついていました。
 
0~2歳児たちは、実際の敬老カードをポスクマポストに投函する体験をしました。多分、葉書や手紙を目にするのは「お初」の子ばかりだったでしょうし、ましてやポストに投函などということは未体験・・・ですから、要領を得ない子はどうして分からずで、「ここに、入れるんよぉ~」と教えてもらいながら何とかポスト投函体験を終えていました。
 
ご覧のように、俄か郵便局の帽子で郵便屋さんに扮した面々は、お互いの郵便局員姿に照れや面白さが加わり、終始 笑顔の絶えない郵便屋さんに扮し、楽しんでいたのが印象的でした。その後は、その余韻が頭から離れないようで、自由遊びではブロックでポストと葉書を再現し、郵便屋ごっこを繰り返し楽しんでいたのが何よりでした。
 
ポスト投函体験が終わった乳児クラスの子たちが一段落して過ごしていると・・・2階の幼児クラスの郵便屋さんに扮したお兄ちゃんたちがおもむろに「郵便でぇ~す」と一人ひとりに葉書を配達しにきてくれました。「次は、僕」とばかりに順番待ちしながら葉書を待ち望む子たち。これもアナログな郵便ならでは楽しみの一つで、それを体験・経験できたのは良かったと思います。
 
自分への思いが詰まった手紙を受け取る一人ひとりの表情はそれぞれですが、ご覧のようにじっ~と葉書を見つめる姿からは、ネットのメールとは違い、送り手の思いやそれを届ける人の苦労などもあって、受け取った人の感慨も格段に違ったもののように見えるのは言い過ぎでしょうか?こんな機会から郵便に触れる機会がこれからも増えていくことを願っています。何よりもこどもたちの思いのこもった敬老カードが無事、おじいちゃん&おばあちゃんの元に届き、久々の心温まる親書で元気パワーとなることを切に願っております。


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