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園便り

~拝啓、おじいちゃん&おばあちゃん お元気ですか?~

2020年09月16日 いつかいち(分園)からの園便り

長~い梅雨トンネルを抜けると、そこはうだるような蒸し暑さの大変な夏でした。ただ、そんな夏の勢いも”彼岸の入り”目前近くともなると、さすがに影が薄くなり季節の移り変わりが感じられるようになってきましたね。今年は春先のコロナ禍が衰える兆しのない中、インフルエンザなどの感染症の季節到来で”ツィンデミック(双子のパンデミック)”が心配されます。今回の新政権で感染症対策の陣頭指揮をとる大臣は、この道に明るい方のようなので検査体制の整備など矢次早の対策で不安解消に繋げてくれることを切に願っています。世はGWに次ぐ、時節柄も良いシルバーウィークでお出掛け機会も増すでしょうが、引き続き 感染症対策は気を緩めることなく努めて、楽しいひとときが過ごしていくようにしましょう!!
 
今回は、シルバーウィークの敬老の日に向け、敬老カードを作った様子をお伝えします。0歳児は、スポンジを使い、秋の風物詩ともいえる夕焼け表現に初挑戦しました。今夏、水遊び玩具の一つとして馴れ親しんだこともあり、しっかり握って秋を表現していきました。一方、1歳児は(天然顔料を棒状に固めた)コンテで同様に背景づくりに初挑戦です。こちらは、自分の好きな色を組合せながら色鮮やかな色合いに仕上げていました。
  
このコンテは、鮮明な線のクレヨンと違い、ぼかしが出来るのが大きな特徴。ですから、クレヨン感覚で描いていた子は、描いた結果がいつもと違うので「?」の表情を当初はしていましたが、次第に”ぼかし絵”の世界にはまっていったようで「そろそろ終わるよぉ~」と言っても、「まだ、するぅ~」とお片付けに手こずる始末で、いい体験になっていました。
 
一方、2歳児はペットボトルの底面を利用し、コスモスの花びら模様を再現することに挑戦しました。こどもたちは、普段 平面のみで凹凸のある面への色塗り初めてとあって、戸惑いながらも最終的には凹凸塗りを楽しみ、その底面スタンプで素晴らしいコスモスの花柄飾りが出来、満足そうでした。
  
コスモスの花以外に茎や葉っぱもマーカーや指スタンプで表現していきました。なかなか味わい深い出来映えに、満足感たっぷりな表情が広がっていました。
            
敬老カード制作の最後の締めは以前の郵便屋ごっこで盛り上がったポストの登場となり、こどもたちも合点がいったようです。一人ひとりが自分の敬老カードを”ポスクマ”の愛称で知られるポストに投函していきました。ご覧のように、中には手慣れた感じで敬老カードをおじいちゃん&おばあちゃんへ届きますようにと、ポンとポストに投函している姿も見受けられました。
 
この敬老カードとは別に、こどもたちの心には別のおじいちゃん&おばあちゃんのことが気になっていました。そう、通常、初夏の新玉ねぎの収穫体験&交流会、お芋掘り&敬老会にハロウィーンなど・・・定期的にお世話になっている近隣の老人施設の方々です。そこで、0~2歳児の共同作業によるメッセージカードづくりに取組みました。台紙づくりは、0~1歳児よるビー玉転がしでゴロゴロさせながら、色飾りをしていきました。メッセージカードの表紙部分の色塗りは2歳児が、好きな色を使って色塗りをして彩りをしていきました。
 
メッセージカードの中の飾りつけは、ご覧のようなおじいちゃん&おばあちゃんの顔に目・鼻・口のパーツを1年前にお会いしたおじいちゃんやおばあちゃんのことを思い起こしながら貼ったりして飾りつけをしていきました。こうして出来上がったメッセージカードは、本来ならこどもたちと共にお届けに上がりたいところですが、コロナ禍の中、それもままならない状況で、園のスタッフが代表して届けました。施設への届けも長居はできませんでしたが、入所のおじいちゃんやおばあちゃんは相変わらず、元気にお過ごしとのことでしたので一安心。みんなで一致協力し、この災禍を乗り越え、来年にはいつものような笑顔でお互いに再会できることを切に願いながら、今はこのメッセージカードでこどもたちの思いがどうぞ届きますように!!


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