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園便り

~かぼちゃコロッケの出来るまで~

2020年09月24日 いつかいち(本園)からの園便り

日本各地で今夏、40℃近くの最高気温が記録される日が多かったのにも驚かされますが、米国では8月、54.4℃がカルフォルニア州で記録され、その後も続く夏日から大規模な山火事が発生。広い米国では、内陸では同時期に寒波襲来で大雪に見舞われるといった衝撃的なニュースが話題になっていました。この地球規模の気候変動の行き着く先を想像すると背筋が凍る思いがする、というのは大袈裟かな?季節は一応、夏から秋を経、冬へと移り変わろうとしています。はてさて今冬は、果してどのような景色が広がっていくのでしょうか?(個人的には)ワクワクというよりゾッとする方が真っ先に頭に浮かびがちですが、是非ともそうなってほしくないなぁ~と願うばかりです。
 
今回は、こどもたちにも大人気の(年長クラスの)クッキング教室の様子をお伝えします。食材は夏場に収穫・保存し、甘味が増す秋口に旬を迎える”かぼちゃ”。各クラス順繰りで体験・経験をするので、年長クラスは久々ということもあり、みんなの期待も大きいことから暴走気味なところが心配されましたが、そこは年長者ということで節度を持った態度で冷静にスタートしました。まずは、茹で上り、賽の目状に切り分けたかぼちゃをマッシャーでざっくりと押しつぶす作業を各自順番待ちをしながら取り組みました。
 

中には、この調理器具(マッシャー)が初体験だったようで、「なんだろう・・・?」や「どうやって使うのかな?」と思案顔の子もいましたが、そこは他の子の動きをつぶさに観察し、ボールを押さえる役目とマッシャーでかぼちゃを潰す役目と役割分担を明確にし、着々と潰す作業をこなしていったのは流石でした。
 

その後、あらかじめ炒めておいた挽き肉&玉ねぎを順次、潰したかぼちゃに加え、混ぜ合わせていく作業へと移ります。みんな合せて40人分ともなると、簡単には混ぜ合わせれない量なので、「よいしょ!よいしょ!」と掛け声よろしく、協力して混ぜ合わせました。その頑張りの成果もあり、かぼちゃコロッケの具は徐々に混ぜ合わり、粘りも出てきました。
 
その後は、最後の最後の料理過程なる成形。これは通常の小判型から遊び心も加わったものまで様々な形へと成形し終わり、後は調理スタッフに最後の油揚げ作業は任せることになります。
 

こどもたちにとっては、かぼちゃのグニュ、グニュ感覚の成形はなかなかの好評で、通常の型から自分好みのものまでいろんな型を作り上げ、大満足のようでした。

 
そして、待ちに待った給食の時間にはご覧のような形できちんとした形で存在感たっぷりなカボチャコロッケとして提供されました。自分たちでほぼ最初から最後まで作り上げたコロッケで思い入れもあり、どんな味かが気になるところ。それはお口に入れた瞬間、「やったぁ~」や「美味しいっ~」の感想へと結びつき食が進むひとときとなっていました。

 

今回はクッキング教室に参加できなかったクラスの子からも「おいしいー!」や「グゥー(`・ω・´)b」と高評価を得たようで、年長クラス同様に食がパクパクと進んでいたのが印象的でした。ただ、中には 自称”かぼちゃ嫌い”なことから形を変えたとは言え、「かぼちゃ」というワードを耳にしたからには是が非でも口にしないという頑固な子もいました。これは”嘘も方便”ということで苦手な子には「これはじゃが芋のコロッケで色付けしとるんよぉ~」くらいで口を濁し、食べれるか否かを試すのも一つの手かな、と思ったりします。

 

最後に、来月の(ハロウィーンがテーマ)カレンダーづくりをご紹介します。メインキャラクターの”おばけ”は、吹き絵の技法で水色とピンクの二色でカラフルに仕上げていきました。作成過程では、吹きかける息の加減が難しく、ついつい吹きかけ過ぎの暴走するところもままありましたが、総じて順調に仕上げていきました。
 

それは、こんな保育士の一言アドバイスの「しゃぼん玉を吹くみたいにフゥ~っと吹いてごらん!」ということで克服していったみたいです。ですから、みんなは「できた~」や「すご~い!きれい✨」と模様がどんどん出来る様を楽しんでいました。その後は、マーカーで”にっこりおばけ”、”イタズラおばけ”や”こわ~いおばけ”など、最後に自分好みのおばけへと仕上げていき、大満足のようでした。


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