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園便り

~芸術&収穫の秋~

2020年10月14日 いつかいち(本園)からの園便り

秋の透き通った青空に色とりどりの秋桜(コスモス)の群生が目を引く季節となりました。他にも、清々しい気候の下に ダリア、ケイトウやサルビアなどの色鮮やかな花の色合いが映え、心が安らかにさせられますね。このような季節が移ろう景色を堪能しながらも、朝晩と日中の寒暖差などの気候変化に気をつけるようにし、依然、コロナ禍が続いていますのでインフルエンザ対策も加えた身体のケアを万全にし、本格的な冬の到来に対応できるように気をつけていくようにしましょう。
 
ここ最近は清々しい気候の下、室内外で活動する上で、また(活動量が増えることもあり)食べる上でもいい季節となってきました。こどもたちは春先のコロナ禍の自粛生活を乗り越え、今は感染対策を進めながらも思い思いの遊びを通じ、秋を満喫しています。今回は室内遊びの様子をご紹介します。
 
当園は、ワンフロア―の保育室で基本、仕切りがありませんが・・・そこは机や間仕切りを使い、コーナー遊びが出来るように工夫しています。また、これは「3密」を回避する上でもこどもたちの遊び集団を分散することにも繋がっています。そんなコーナー遊びの一角ではままごと遊びが活況を呈していますので、覗いてみることにしましょう。対象月齢が以上児となった今年度は、以前のような一人遊びとしての”おままごと”からみんなで遊ぶ”お店屋ごっこ”へと遊びが展開してきているようです。店員役の子が「ご注文は何でしょうか?」とオーダーを聞くと、お客役からは「すみませ~ん、ではハンバーグください。」とテキパキとお店でのやりとりを再現しています。オーダーを受け、お店では調理開始となり、フライパン振りがはじまります。そして、店員は「(出来上がった料理をお皿に盛り付け)お待たせしました~♪」とサービスします。個から集団、そして個々との関わりが活発なコミュニケーションも介して行われているのが、見ていて着実な成長を感じる瞬間となっています。

 
こちらでは様々な大きさや形を組み合わせ、創造していくLEGO遊びで盛り上がっており、こちらの様子も見てみましょう。LEGOの一般的な創作物は冒頭の写真にあるようなお家づくり。それも一人ひとりの思いがこもったものが作り上げられていきますのでそれぞれが個性的なものとなっています。最近では、(2D次元の)横一線の単調な作りから脱却し、(3D次元の)立体形づくりに比重が移りつつあるようです。ですから、アニメのキャラクター(ドラえもんなど)そっくりなものまで作り上げるといった創造性豊かなところを十二分に発揮していて、これから先が楽しみな限りです。
 
ただ、ご覧のように園内では一人で遊ぶのではなく、みんなで遊ぶのがルール。ですから、最初の内は「これがよかった」と言って、他の子が遊んでいる分までも横取りし、自分の遊びを優先する傾向が見られました・・・でも、こどもたちなりにおもちゃの量や他の子の存在にも目がいくようになり、「これ、貸してぇ~」に対し、「いいよぉ~」と応じる協調性も見られるようになってきたのが以上児の園として少しずつ体制が整ってきているのかなぁ~と感じる今日この頃です。

 

今月初旬、春先に根付けをしたさつま芋が太陽と大地の恵みを受け青々と茂り 収穫の時期を迎えてきたことに加え、台風来襲も気になったので収穫をしました。お芋の蔓が畑に馴染むまでの根付けの際には、(園前で栽培したトマト同様に)畑まで水やりのお世話をしてきたこともあり、みんなにとっては思い入れあるお芋となります。

 
今回は鳴門金時と紅あずまの2種類のお芋を根付けしました。今年は梅雨期の大雨をはじめ、雨期が長く、日照時間等でどうかな?と素人考えで心配したものですが・・・梅雨明けからのそれまでの日照不足を解消するような連日の晴天(猛暑も心配したのですが・・・)はそんな心配を蹴散らすのに十分だったようで結果、何処まで伸びるの(?)と思うくらいの蔓と葉っぱの青々した成長ぶりにこどもたちもビックリしていたようです。
 

そのままではお芋とはご対面が出来ない状況なので、蔓返しをし、畑の畝の地中深くに伸びるお芋の在りかが分かるようにし、こどもたちがお芋と蔓の切れ端を見つけては、お芋の回りをスコップで優しく掘り起こしていきます。そして、最後は両手でお芋を持ち上げて、見事収穫と相成る訳です。その出来は心配された程ではなく、大きさも形も様々でしたが、こどもたちが「やったぁ~」と連呼できるくらいのものが掘り起こせていたのでまずまずの出来だったと思います。

 

今回のお芋掘りで収穫したお芋は、後日さつま芋クッキーになったり、お芋の蔓の炒め物でお芋づくしを堪能する予定です。また、この度はこどもたちのために畑をご厚意で提供して頂いた地主の方にも感謝とお礼の気持ちを込めて、こどもたちの手作りクッキーをお届けに上がる予定です。この場をお借りしまして、このような機会を頂戴したことを心より地主の方に感謝申し上げます。


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