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園便り

~こどもたちからの感謝の気持ち!~

2020年11月25日 いつかいち(本園)からの園便り

今月、冬支度が日に日に進む中で先週は季節が逆戻りしたようなポカポカ陽気が続きました。そんな季節外れの気候が桜の返り咲き(また、狂い咲き)という珍現象を引き出したようです。何でも植物内の休眠ホルモンが気候変動で働かなくなるのが原因だそう。過日、某紙社説では俄かに咲いた永田町の(桜の)記事が掲載されていました。太平洋遥か彼方の同盟国のトップの悪あがきのような行動も、もしかしたら帰り咲きを目指してのことなのでしょうか?どうやら人の世も気候変動で何やら同じようなことが起きているようです。(大組織の)リーダーは是非とも次代を担うこどもの手本になるような行動を心掛けてほしいなぁ~と思うのは無理な願いなのでしょうか?この世知辛さは何とかしたいなぁ~と思う今日この頃です。

 
今月23日は、”勤労を尊び、生産を祝い、国民が互いに感謝し合う”という勤労感謝の日。こどもたちは日頃、お世話になっているお父さんやお母さんに感謝の気持ちを込めたプレゼントを送ろうと考え、準備をしていきましたので、その様子をお伝えします。年少児は、メッセージカードづくりをしました。まずは、台紙となる黄緑色の画用紙にピンク、黄、紫の3色から2色を選択し、タンポdeポンポンと飾りつけをしていきました。みんなは、「何色にしよっかなぁ~」と思案顔となり、(色が決まったら)「ポンポン」と言いながら楽しそうに飾りつけをしました。また、トイレットペーパーの芯に予めカラー用紙を巻きつけ、ちぎった折り紙に加え、星型や花型に切りぬいたパーツと一緒に可愛く貼り貼りして仕上げました。

 
一方、年中児は趣向を変えたメッセージカードづくりをしました。まずは、お父さんやお母さんの似顔絵描きからスタート。こども画伯たちは、おもむろに「家では眼鏡をかけているんだよ~👓」、「ご飯を作る時は髪を結んでるんだぁ~✨」とお家での様子を頭に思い起こし、忠実にお顔を表現しているようでした。中には、「私のパパは髪の毛がもじゃもじゃだからたくさん描いてあげる!」と特徴的なところを誇張するかのように頑張ったり、「ママはいつもニコニコしているから可愛く描いてあげるんだぁ~」とお家のことで会話を弾ませながら、お父さんやお母さんの似顔絵を完成させていました。
 

そして、このカードの仕上げとして各自の思いをメッセージに込めることにしました。例えば、「いつもご飯を作ってくれてありがとう✨」、「お仕事を頑張ってくれてありがとう✨」にはじまり、「守ってあげるからね!」とこどもの思いもいろいろでした。そんな一人ひとりの思いは保育スタッフが鉛筆で下書きをし、みんなはそれに思いを再度、込めるようになぞり書きしてメッセージカードを完成させていました。

 
トリをつとめる年長児は、日頃のお父さんやお母さんへの感謝と慰労を込めた”お手伝い券”を作って、暫しの親子交流をしようと考えました。ただ、”お手伝い”というワードはどうもしっくりとこないようで各自で考えることにしました。そこで、各自の頭にひらめいてきたのが”洗濯物畳み”、”肩たたき”や”お皿洗い”といった定番のものから少しユニークな”重たい荷物を頑張って持つよ”といったものまで様々ですが、それぞれの思い入れがこもったもので早速、制作がはじまりました。
 

ご覧いただいて分かるように、お手伝い券はお手伝いの内容が絵や文字で大変分かりやすい内容となっていて、日頃のお手伝いが功を奏しているようで説得力のある絵使いができているのが印象的でした。また、書道教室の成果として自分の思いをきちんと字に落とし込み、表現できているのには驚かされました。今回のお手伝い券で特筆すべきは、小松菜の断面を利用したスタンプでペタペタと押すと、お花が咲いている様な感じに仕上げることができたのでみんなの自慢となっていました。みんなにとっては日頃、お世話に感謝するのにはいい機会になったのではないかと思います。この気持ちを忘れずに今後も頑張って日々の取組みに臨んでいってほしいなぁ~と思います。


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