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園便り

~木のおもちゃde遊んだよぉ~

2021年01月20日 いつかいち(本園)からの園便り

広島の街中にあって四季折々の自然豊かな花や木々が魅力的な日本庭園の縮景園。こちらで春の代名詞の梅の開花ニュースを目にし春本番はもうすぐそこ、といった今日この頃となってきましたね。ただ、例年にない今冬の厳しい寒さはしぶとそうなので今暫くは寒暖差に気をつけ体調管理を十二分に整えていかないといけないようです。当地の新型コロナ感染症も一頃に比べたら小康傾向ですが・・・油断は禁物、さらなる沈静化に努め、不安から安心の灯を点けれるように頑張りましょう!

すでに分園やふるいちの園でもご紹介済みですが、広島県より木のおもちゃの寄贈がありました。今回は自然の香りと温もりがたっぷりの”木のおもちゃde遊んだよぉ~”をお伝えします。某日、宅配業者から大きな段ボール箱が届き、こどもたちの鋭い玩具センサーがビビッと作動し、一斉に「なにそれ~?」、「見せて、見せてぇ~!」や「いつ遊ぶの~?」と早速、突然のプレゼントに興味津々のまなざしを向けていました。まずは、みんなでご覧の紙芝居・”ロボ木ーと森〈自然豊かな森や木々の光合成の役割〉”を活用して、地元の森を守り、豊かな自然が存続することで地球温暖化に少しでもブレーキがかけれる、といったことを勉強しました。


その後、玩具別のコーナーを設置し、それぞれが好きな玩具のところに行き、順番を守りながら遊ぶようにしました。ご覧の木のパズルは、木枠の中に数個がはめ込まれていて、1個の状態から1/2、さらに1/4へと分割していくことができ、ちょっとした面積のお勉強に最適な教材となっています。ですから、数学博士的な子は「ははぁ~ん、半分と半分を合わせたら1個になるんだぁ!」と一人したり顔で勉強をする姿に感心させられました。また、一つひとつの木板の色や形状も違っていて、形と色合いも楽しめる内容なので、こどもたちに好評でした。

こちらは男女関係なく、車がスロープの左端からジェットコースターよろしくスタートし、右端で方向転換をしさらに左端へ、最後は右端へと方向転換していく様子がたまらないようで「僕が先~!」や「早く遊びたい・・・」と行列(?)が出来る程の人気でした。ですから、こどもたちが自主的に「3回遊んだら交代ねぇ~」と自主ルールを決め、喧嘩することなく仲良く楽しく遊べていた様子に感心させられました。

カタカタと特徴的な音を立てて人形が落ちていく”人形落とし”は、年少児がはまったようです。木板の一番上の杭に人の形をした脇をひっかけるようにすると片方の杭がないのでもう片方の脇がもう一方の杭に引っ掛かり、次から次へと動作を繰り返し、下まで落ちていく様子が楽しかったようで、傍ではケラケラと大はまりの笑い声が絶えることはありませんでした。また、人形がどこかクッキーの形状を思わせるようなところがあったのでしょうか、ある子が「これってクッキー?食べれるの・・・」と珍問も飛び出すこともあって、大盛り上がりでした。

こどもたちの中の”木のおもちゃNo.1″はやはり万人受けのいい積み木でした。ただ、こちらの積み木は自然豊かな森を感じられるように木の種類毎に制作されるという趣向が凝らされていました。例えば、ひのき、もみ、けやきやさくらといった、その木本来の香りや木質といったことが感じられるのも素晴らしいことですね。中には、「何かお風呂のいい匂いがする~」と匂いに敏感な子は咄嗟に入浴剤に使われているものと同じだと気づくことにもなっていました。普段、何気ない形で目にする街路樹や山を彩る木々にも色んな種類があり、それぞれが違う、ということが今後、こどもたちの意識の中に芽生え、違った見方が出来るようになる、いいきっかけとなったような気がします。そして、身の回りの自然を大事にする気持ちに繋がっていくようであれば、なおいいなぁ~と思います。今回の木のおもちゃを提供していただいた広島県の関係者の方々に改めてお礼申し上げます。ありがとうございました!!
【編集後記】
いつも園だよりにお読みいただきまして誠にありがとうございます。本稿は現在、各園毎に毎週、前週にあったことを中心に園の出来事をお伝えするようにしておりますが、来週以降につきましては各園の輪番体制で掲載するようにしたいと思っております。ですから、園の様子を毎週楽しみにされていらっしゃる保護者の方々のご意向に沿わない部分が出てくるかもしれませんが、その分掲載内容も充実した形で引き続き、お伝えしていきたいと思っていますのでよろしくお願い申し上げます。


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