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園便り

~あいにくの雨模様で残念でしたが・・・~

2021年07月07日 いつかいち(分園)からの園便り

先月半ば以降、原因不明ながら中休み状態だった梅雨が不気味な沈黙を破り、今までの鬱憤を晴らすかのような大雨となって脅威をもたらす事態となっています。おかげで、年一度の再開を楽しみにしていた織姫と彦星はきっと不遇をかこつこととなったことでしょう。この大雨も彼の地の高温状態も(時々、話題になる気象状況なのですが)偏西風の蛇行が原因のよう。これは今週一杯、続きそうですので今後も気象状況をチェックし、早めの身の安全を図る行動がとれるようにしていきましょう。
 
今回は七夕会の様子を中心にお伝えしたいと思います。まずは、2歳児は折り紙を好きな色でスポンジでポンポンと色づけし折り返してから着物を完成させていきました。その他、いろんな形を無作為に繋げ、網飾りのような、吹き流しのような飾りづくりにも挑戦しました。
 
次に、1歳児が挑戦したの星形の吹き流しづくりをしました。みんなはキッチンペーパーに好きな色の水生ペンでジロジロ、その後霧吹きでシュッ、シュッしていきます。すると、どうでしょう、ジワッ~と色が滲んでいく様にすっかり魅了されていました。その他、織姫&彦星が天の川で再会する場面をイメージした額に星型を綿棒でペタペタして飾りつけをしていきました。
 

一方、0歳児は今までもそうですが、フットペインティングを難なくこなし、その後は足だけでなく手でも同様に楽しもうとフィンガーペインティングをご覧のような形でみんなで和気藹々の様子で楽しみながら製作活動をこなしていました。

 
当日は、午前中はマイケル先生の英語教室を楽しみ、お昼寝明けの午後から七夕会という変則的なスタートとなりました。みんなは、一人ひとり持ち帰り用の小さめのものと園全体の大き目の笹両方に七夕飾りをして楽しみました。

 
いつもと違う雰囲気を醸し出す七夕飾りでみんなのテンションも自然と高まり、低月齢児も「これ、ぼくの」とばかりに指差し、自慢したり、高月齢児は「これ、つくったんよぉ~」とお互いに自慢話に花が咲いていたのが印象的でした。
 
そして、その会は七夕の由来を物語形式で紹介する”スケッチブックシアター”で厳かに始まり、みんなも真剣なまなざしで織姫と彦星のお話に聴き入っていました。その後は、みんなの願いごとがいよいよ公開される機会へとつながっていき、「どうぞ◯◯になれますように!」や「げんきでおおきくなれますように!」といった、それぞれの願いが披露されていきました。これらの願いがどうぞ天に届き、全て叶いますように!
 
園では、食材に触れ、調理の一部の体験・経験から「実食」へ通じるように、との思いから毎月、各月齢毎に料理教室を実施しています。先々月のことで恐縮ですが、0歳児は人参やそら豆を手にし、野菜の表面や匂いに手触りといった5感の一部を働かせ、食材に触れる機会を持ちました。1歳児は、茹でたじゃが芋をマッシャーでギュッ~と押しつぶし、ブロッコリーやウィンナーを具材を加え、混ぜるジャーマンポテトづくりに挑戦しました。
 
これは、調理の一工程に過ぎませんが、それを体験・経験することで食卓に上る”ジャーマンポテト”に愛着(?)を持ち、食べることに少なからず繋がっていくといいなぁ~という思いから続けています。当日は、他の月齢児からも好評で箸やフォークも休むことなくお口へ料理を運んでいたのが何よりと感じています。
 
先月は、2歳児がお弁当の定番、”おにぎり”づくりに挑戦しました。具材は鶏そぼろに広島菜とちりめんとなっています。まずは、いつものように調理スタッフが作り方や具材の説明を受けた後、小分けした具材をスプーンであらかじめ準備していたご飯の上に載せていきます。
 
そして、みんなは準備が整ったところでラップに包んである具材入りご飯を茶碗から取り出し、おもむろにニギニギしていき、一人ひとりがおにぎりづくりを体験することができました。みんなは手の中に包まれたご飯のフワっとした状態から少し力を込め、握り固めていきます。ご覧のように、一人ひとりが握ることに何かしらの意味や感触を得ているように見えたので何よりと感じています。
 
そして、お昼寝明けのおやつにみんなには好評となる一品のおにぎりが提供され、各月齢児もそれがご飯で出来ているのがひとめで分かったことから何の躊躇もなく、また一口サイズなので一気にお口の中に消え、パクパクモリモリとおにぎりが食べられていきました。このような取組みを通じ、一人ひとりの嗜好が少しずつでも広がり、バランスのよい食生活に繋がっていければいいなぁ~と願っております。


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