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園便り

~いつまで続くのぉ・・・ホットサマー?~

2021年08月06日 いつかいち(本園)からの園便り

連日、東京五輪では世界各国から集ったトップアスリートによる熱戦が繰り広げられ、観る者を熱く感動させるものがありますね。奇しくも季節は、”真夏”。この猛暑は凡人にとってはジッとしているだけでも大変なのに・・・アスリートたちの強靭な体力に加え、精神力には改めて感心させられ余計に頑張って欲しいとの願いを強くします。この華やかな祭典とは裏腹に依然、猛威をふるう感染症と(炎天下での)熱中症が気掛かりな今日この頃。そんな中、明日はすでに立秋。日中の騒々しいくらいの蝉の大合唱から夜になると控え目で涼しげな虫の音が何処からともなく聞こえ、季節の移ろいもはじまるろうとしています。季節の変わり目でもあり、くれぐれもご自愛下さい。

みんなは”水”以外の「涼」となる遊び、スライム遊びに興じましたのでその様子をお伝えします。みんなは洗濯のりと水に溶かした魔法の白粉に予め用意しておいた(赤・緑・黄)三色の色水を加え混ぜ混ぜし、次第にゆるやかな粘りを持ち始める様子に「へぇ~」や「すっごいっ~」と歓声を上げて喜んでいました。


みんなは出来立てホヤホヤのスライムを手にし、「プルプルだねぇ~」や「ひゃ~、つっめたい~」などと一人ひとりが感触を楽しんでいました。その後は、ご覧のように、ある子は刀削麺を作る時のように左右にビョ~ンと広げたり、パティシエのように菓子作りをしたり、はたまた物理学者のように頭上高くに持ち上げて重力実験をしたりとスライム遊びを満喫していました。


一人ひとり、感じ方は「冷たくて気持ちいい!」、「びよ~ん!」に「何だこれ・・・?」とそれぞれ・・・中には、スライム初心者は「何、これ?」と警戒心露わになかなか手が伸びない子もいたり・・・それでも、慣れてくると薄く伸ばしたスライム眼鏡で見る色の世界や(スライムの)混色実験をしたりと遊びの幅も広がっていき、楽しんでいる様子だったので何よりでした。

園前のプランターでの夏野菜づくりもいよいよ終盤に近づいているようです。ご覧のように、お友だちと同じ目線の位置にある、少しずんぐりむっくり気味のきゅうりを恐る恐るハサミで収穫した子や手の平に収まるくらいのサイズながらずっしりと重量感ある茄子を手にした子もニッコリ笑顔でした。プチトマトも除々に赤く熟し、その都度収穫しています。それぞれ簡単に塩もみした生野菜、お味噌汁やサラダの具材に加え、みんなで夏の味覚を堪能しています。

 
先月末近くのクッキング教室では、(パプリカやズッキーニなど)彩り鮮やかな夏野菜のカップケーキづくりにゆり組のみんなが挑戦しました。まずは、調理スタッフから夏野菜の説明があり、みんなはそれぞれの色合い、大きさや形に興味津々のようでした。
 

次に、みんなは予め準備しておいた微塵切りにしたズッキーニ、パプリカにベーコンを生地の入ったボウルの中に投入し、順番に混ぜ混ぜしていきます。そして、みんなは生地と具材が混ざり合ったものをカップにこぼさないよう小分けしていきました。
 
その日の午後のおやつ時にはプゥ~んと香ばしい焼き立て夏野菜カップケーキの食欲をかきたてる匂いが鼻をつき、みんなはすでに食べる気満々のよう。午前中のクッキングの様子を振り返り、「10回混ぜ混ぜしたからフッワ、フワよぉ~」や「みんなで頑張って作ったから、美味しいねぇ~」と実食に繋がるクッキング教室となっていたのは何よりでした。

ご覧のように普段、野菜嫌いな子もこの日ばかりは自分で作ったという思い入れや他の子との談笑もいい刺激となり、笑顔でパクパク、モリモリと食べすすめていたのが印象的でした。


こちらは自称、当園音楽同好会メンバーによる演奏会の様子です。これは、すでに分園の記事でもご案内した通りですのでご記憶に新しいところだと存じますが、新型コロナ感染症の影響が色濃く残る現状下、従来の演奏家メンバーの方々の演奏を控えざるを得ないことから開催されたものです。演奏会前には、今回の吹奏楽器(フルートとクラリネット)の音色をこどもたちに試してもらう体験コーナーがあり、みんなは押したキー毎に変わる音色に不思議そうなまなざしでうなずいていました。


演奏楽曲は先月の唄でリズミカルな”アイスクリームのうた”から始まり、「あめふりくまのこ」を音楽絵本の趣きで楽しんだり、みんなに馴染み深く、思わず歩き出したくなるような「さんぽ」へと続きました。極めつけは昨年大ヒットしたアニメ”鬼滅の刃”の「紅蓮華」で、こちらはピアノとクラリネットの演奏で、みんなはここぞとばかりに大きな声で音楽に合わせ大合唱をし、大盛り上がりを見せていました。音楽会は、まさに言葉通り”音”を”楽(しむ)”というのにピッタリなひとときをみんなが過ごせていたのは何よりでした。


最後に、昨年 広島県より寄贈していただいた自然のぬくもりが感じられる”木の玩具”の遊びの様子をお伝えしまs。こちらは、すべて広島県産の木々(桜・けやき・松・ヒノキ)で作成されており、改めて自然の良さや自然保護の意識ならびに地産地消へ繋げるプロジェクトの一環となっています。こどもたちにとって、木々の色、においや木質などの違いが感じられるので大変有益な自然の学習となっています。

こどもたちは人工的なおもちゃと違い、自然のぬくもりを感じながらの積み木だったり、型はめや仕掛けおもちゃの素朴な動きに無邪気に反応し、軽やかな音を耳で感じながら楽しんでいます。そんなこんなで暑い夏を室外の水遊び同様に、室内でも素朴で楽しい自然遊びでみんなの興味は尽きることなく、楽しいひとときを過ごし、暑い夏を吹き飛ばしてくれているようです!!


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