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園便り

~お芋はどこ?~

2021年10月15日 ふるいちからの園便り

早いもので今年度も折り返し、後半がスタートし、早10月半ばとなりました。「彼岸」はとっくに過ぎたはずなのに、日中の真夏日続きの日々は夏以降の身体の蓄積疲労から解放してくれそうにもありません。ただ、天気予報によれば来週は一転、秋めくとのことですのでこちらは服装も含め、心して対応しないと体調を崩してしまいますので気をつけないといけませんね。季節柄、何事にもウキウキ、心躍る時季となりますので感染症に気をつけながら楽しめるようにしていきましょう!
 
先月、今が旬の栗を沢山プレゼントしてくれた農場のおじいちゃんからお芋の収穫時期が迫ってきているので試し掘りのお誘いを頂戴しました。そこで、今回は2歳&3歳児が園を代表してお伺いし、「収穫の秋」を体験しました。はじめての体験に興奮気味で農場に到着、早速お目当てのお芋掘りのスタートとなりました。ご覧のようにピカピカの軍手で準備万端の姿で小山(畝)に陣取り、土を掘り、掘り、お目当てのお芋(宝)探しとなりました。そして、掘り進めていくと手先にコツンと固いものにぶつかり、「あったぁ~」と大喜びでした。童謡の「うんとこしょ、どっこいしょ~♫」のように芋づる式に次々とお芋が掘り当てるスタイルとまではいきませんでしたが、こどもたちにとって砂場遊びを兼ねたお芋掘りは十分、刺激的で楽しめていたようです。
 
その翌日、余程楽しかったのか、お芋の画が描きたいと申し出たのは3歳児で、今度は「芸術の秋」を体感することにしました。一人ひとりは、掘り出してきた蔓付き土まみれのお芋を前に思い思いに画用紙に描写していきました。自分たちで収穫したお芋、しかも蔓やお芋の皮のところどころから出ているヒゲなど、細部にわたり注意深く観察し、表現していけたのはこどもたちにとっていい記念になったのではないかと思います。
            
そして、お芋掘り当日には、農場のおじいちゃんのたっての希望の0歳&1歳児が特別参加する形で5歳児が主としてお芋掘りに当たりました。今までにもコロナ禍で会えない時、七夕の笹や栗のプレゼントを園に届けに来てくれ再会を喜び合うことがありましたが、農場ではおじいちゃんたちがこどもたちを歓待してくれ、こどもたちも「おじいちゃん、会いたかったぁ~」と再会を喜び合いました。おじいちゃんがあらかじめお芋掘りがしやすいようにお芋の蔓を除いてくれていたので、めいめいお芋掘りをはじめますが、なかなかお目当てのお芋には行き着かないよう・・・そして、「あったぁ~」と大喜びするものの、お芋は地中深くに根を張るように伸びていて、なかなか掘り起こせません。そこで、おじいちゃんの手助けを借りながら、ようやく「やったぁ~」とお芋掘りに成功し、歓声があちらこちらから上がっていました。
 
今回、特別参加した1歳児たちはスコップ片手にお芋畑相手にヨイショ、ヨイショと土堀り遊びに興じて遊んでいました。普段、公園の砂場と違い、サラサラの砂地と違って、多少の粘度のある土相手に土堀り甲斐を感じながらエッチラホッチラと楽しむことが出来ていたようで何よりでした。そんな畑からは「こんにちは!」とばかりにバッタにコオロギ、土の中からは幼虫も飛び出してきてお芋掘り以上(?)にエキサイティングな体験に目を輝かせ、楽しむ姿が見られました。
             
こうして収穫したお芋は早速、農場の洗い場でザッ~と水洗いしていきました。土まみれではっきりしないお芋の紫色が水洗いで除々に鮮明になっていくと「みて、どんどんきれいになっていくよぉ~」とその変化に感激の声が上っていました。楽しいお芋掘りのひとときもあっという間に過ぎ、次回は今月末に予定されているハロウィーンと約束してお芋畑を後にしました。このように季節、季節にこどもたちに貴重な体験経験の場を提供していただける農場の方々にこの場をお借りし改めて心よりお礼申し上げます。

最後に、成長著しい1歳児の最近の戸外活動をご紹介します。入園当初は各人、歩行状況もバラバラで一緒に移動するもの心配の種が尽きませんでしたが、ご覧のように最近は誘導ロープの輪っかをしっかりと握り、みんなと歩調を合わせ、しっかりと目的地までの移動がスムーズになってきました。これには今秋の運動会の入退場の練習を室内で繰り返してきたことも大きく寄与していると思います。いつもの園前の安川緑道公園に加え、交通量も少なめの裏道を通っていく久保山神社も格好のお散歩兼遊びスポットの一つとなっています。まだまだ暑いので境内ではご覧のようにまずは水分補給をし、木陰のある境内で思う存分楽しむことができ、こどもたちのお気に入りとなっています。


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