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園便り

たこ、たこ、あがれぇ~♬

2019年01月22日 ふるいちからの園便り

今月20日は二十四節気の”大寒”、一年の内で寒さが厳しい時期とされています。雪とは無縁状況の当地にも、これと軌を一にするように大寒波の到来で暫しの雪景色を楽しむことができそうです。ただ、無いものねだりのようで言うのも憚れますが、近年あったような”ドカ雪”だけにはなって欲しくない、と願うばかりですが…ということで、今週末はワクワクとドキドキの土日となりそうですね。全国的に猛威をふるっているインフルエンザがジワジワと押し寄せ、園児にも感染の症状が出てきていますので引き続き、感染予防の手洗いやうがいなどで気をつけていきましょう!!
   
今回は、お正月遊びシリーズでご紹介しきれなかった”凧揚げ”の様子です。一人ひとりが、ビニール袋に色とりどりにお絵描きをし、オリジナルの凧づくりに取り組みました。凧揚げの当日、「僕、これ描いたんじゃ~」と自慢すると、「私、これよぉ~」とお互いに自慢の凧を見せ合い、これからの実揚げに期待を膨らませていました。そして、公園に着くと「どっちが高く上がるか競争しよう~!」の掛け声をきっかけに「よーい、ドン」と以上児のみんなは一斉に颯爽と駆け回り、「たこのうた」よろしく”たこたこあがれ かぜよくうけて”通りに青空に映えるような舞いを見せていました。想像以上の結果に「あがった、あがったよ~!!見て、見て~」と、お互いの飛びの良さも確認しながら楽しんでいました。
   
そんな楽しい光景を目の当たりにした、未満児たちの凧揚げ大会が見よう見まねで始まろうとしていました。ただ、以上児と違って明らかに駆けるスピードに欠け、凧はといえば”空を舞う”、というより”地を這う”、という残念な結果に…そんなこととは露知らずのみんなは、息を切らしながら「上がったでしょ(^_-)-☆、いっぱい上がってたぁ~?」とスタッフに純粋に確認しに来る姿は愛らしさたっぷりでした。
   
そんな凧揚げが思うようにならない未満児のお友だちも 以上児の様子をより観察し、何度か試していく内にようやく凧が宙に浮くまでになりました。その時ばかりは、今まで以上のドヤ顔を見せていたのが印象的でした。きっと、幼心なりにどうしたら凧を揚げることができるか、考え、実践した結果だったのでしょうが、こどもの世界の中で繰り返し行われる化学反応を今後も大事にしていきたいなぁ~と思いを新たにしたところです。
    
0歳児は、というとポカポカの小春日和の中、外気浴を楽しみ、終始ニコニコでした。凧揚げの最中、1歳児の中には、勢い余ってつまずき転げてしまう場面もありましたが、自分で起き上がり、涙一つ見せず元気に凧揚げに集中する姿を見、逞しさが伴ってきたなぁ~と実感させられました。そんな光景から、こどもたちが日々、いろいろなことを体験・吸収し、内面的な成長がたゆまなく進むことを望み、これからも見守っていきたいと思います。


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