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園便り

~遠足& 遠足ごっこ~   

2019年05月24日 ふるいちからの園便り

風薫る5月後半ともなると、ひたひたと夏の気配が感じられるようになってきました。ですから、清々しく心地よい気候から徐々に初夏のものへと移ろいはじめ、日中は汗ばむくらいの気候となってきました。そこで、そんな初夏の気候の下、幼児組は”安川緑道公園”に遠足に出掛け、乳児組は園で”遠足ごっこ”で暫しの楽しい時間を過ごしましたので、その様子をお伝えします。
 
≪乳児組≫
みんなはこの日のために園2階に設置された”山の公園”を目指して出発進行です。そうは言っても、そこは少し遠方にあるようです。ですから、みんなでバスに乗り込み、童謡の”バスごっこ”の軽妙な「大型バスに乗ってますぅ~♫」の歌詞をノリノリの調子で唄い、現地を目指しました。中には、バスの運転手も顔負けするようなハンドルさばきを見せる子もちらほら見受けられ、バスはあっという間に目的地に到着。そこには、みんなが目移りするマット山、トンネルに一本橋など、アミューズメントの数々で覆いつくされていたので、こどもたちは思い思いの遊具に一目散に移動し、楽しみました。特に、マット山はいつもより少し高めの設定だったこともあり、こどもたちは夢中になったり、一本橋では2歳児が1歳児の手を引き、優しく誘導する場面も見受けられました。ただ、ここから先の「山の公園」へは0&1歳児のみんなはお預けで2歳児が代わりに階段の山登りに挑戦しました!!
 
2歳児は、”遠足ごっこ”の名に恥じぬようリュックサック&水筒の身支度を整え、険しい階段の山を一歩一歩登って行きました。そして、そこには床一面にブルーシートが敷かれおり、思わず「うわぁ~っ💨」と歓声が上がり、と同時にお腹の虫が鳴っていて、お弁当タイムのスタートとなりました。弁当箱の蓋を開けると、食欲をそそる、いい匂いで「いただきます」を言う前のフライング気味に食べ出そうとするお友だちも出て来る始末。ところで、このお弁当の中味ですが、こどもたちには馴染みのある弁当箱であり、当然のことながらお母さんの手作り弁当と思っていたようですが、おもむろに「これはねぇ~、調理スタッフが作ったんよぉ~」と告げると、傍で見守っていたスタッフにすかさずお礼を言い、空腹を美味しいお弁当の中の品々で満たしていきました。こうして未満児の遠足ごっこは無事、終了と相成りました。
   
≪幼児組≫
幼児のみんなは日頃、外遊び場所の定番である”安川緑道公園”へと出掛けることにしました。当日は、これからはじまる遠足のことで頭が一杯となり、ワクワクと期待で胸を膨らませていました。ですから、元気のいい挨拶からリュックサック&水筒などの身支度もスムーズこの上ない感じでした。年中&年長児が年少児とペアを組み、園の目の前の公園をめざし、いざ出発!!歩道の端を歩くことや横断歩道の際の注意点を守りながら、年少児の歩くペースに合わせながらリードする形で年中&年長児が上手に誘導してくれていました。
 
公園では、まず水分補給で喉を潤すこと暫し。その後は、年少児はすべり台などの固定遊具や砂場でそれぞれが思い思いに楽しみ、年中&年長児は、その横にある広場で転がしドッヂボールやリレーをして遊びました。当日は、他施設のお友だちも居たことから順番を守ったりと一緒に仲良く遊べていたのが印象的でした。砂場では、”ごっこ遊び”のお料理大会が始まり、保育スタッフに心のこもった料理の品々を次から次へと提供していき、大盛況でした。
 
一方、年中&年長児の”転がしドッヂボール”はどんな様子だったかと言えば、「当てるぞ~!」と張り切っててボールを転がし、当たらないように上手く逃げ回ったり、運悪く当てられたりと一進一退の展開。ただ、当てられてもふさぎ込むのではなく、「次は、当ててやるぞ~」という挽回する気持ちで終始、真剣勝負ながらも余裕のある遊ぶ方に終始。これもまた、少人数ならではの良さなんだろうなぁ~と感じました。こうして十分に身体を動かしたら、やはりそこは水分補給&小休止が重要。ちょっとした油断は、熱中症予防には大敵ですから…
  
その後は、手作りのバトンを使ってのリレー遊びへと切替えです。こどもたちの力走と次へ繋ぐバトンの連続は少々、難しさを伴うかと思ったのですが…次の走者へバトンを手渡す時には「はいっ!」と声掛けし、きっちりとバトン繋ぎが行われていきました。そんな光景を目の当たりにすると、自然と何処からともなく「がんばれっ~」と応援の声が沸き上がり、大盛り上がりのリレー大会となっていました。そうこうしていると、お腹の虫は正直者で「クゥ~」と音を立てていました。そこへ、「お待たせぇ~」と調理スタッフがお弁当を持参してくれました。そのグットタイミングに思わず「やったぁ~」と歓声が上がっていました。みんなは、それぞれレジャーシートを取り出し、ここは自分家といわんばかりに寝っ転がっていたのがいかにも”こどもっぽい仕草”で愛らしさを感じました。そして、本命のお弁当箱がそれぞれに配られ、お待ちかねのお弁当タイムの開始です。
 
まずは、給食の時にも食前に歌うお弁当の唄・”お弁当、お弁当、嬉しいなぁ~”と元気よく唄い、「いっただきま~す!」と合掌し、お楽しみ時間となりました。お弁当の中身を見るなり、「うわぁ~っ」や「おいしそ~」と歓声が上がり、こどもたちは終始ニコニコ笑顔でパクパク、モリモリと食べ進めていました。このように戸外での食事は、園内とは趣きも違い開放感たっぷりで楽しい思い出として心に刻まれたのではないかと思います。
 
このところ戸外において幼児の痛ましい事故が続いており、保護者の皆さまには戸外遊びは心配の種となっていることと存じます。今後とも外遊びを行う上では細心の注意と万全の予防対策の下、園児が安心安全に遊べるようにスタッフ一同見守っていきますのでよろしくお願いします。


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