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園便り

事始め、いろいろ・・・

2020年01月22日 いつかいち(本園)からの園便り

東京2020の年明けも諺”1月は行く、2月は逃げる 3月は去る”にあるように、1月もあっという間に下旬近く。本来なら20日の大寒を迎え、身に沁みる寒さが堪える時季のはずが、インド洋ダイポールモード現象でオーストラリアでは大規模な森林火災が長引き、日本には(偏西風の蛇行から)雪不足の暖冬をもたらしています。ですから、早々と梅や菜の花の開花や某所では季節はずれのひまわりまでも開花した、なんて驚きのニュースが目を引く今日この頃です。残り少ない冬にどうか少しでも「~らしさ」が戻ってくることを願うばかりです。


園では、6日の保育始めからお正月あそび等の伝承あそびをしてきましたが、その締めとして(書道教室で)年中&年長児は(筆ペンや毛筆)書き初めに挑戦しました。前稿でも一部、ご紹介した通りに先生の見本を見ながら硬筆にはない、なめらかな筆ペンで”字”を書く醍醐味を体験しました。

書道教室では、これまで鉛筆で”(直線や湾曲線など)線引き”からはじまり、慣れたところで”ひらがな書き”へと移っていきました。おかげで、みんなは”ひらがな”を親しみ、興味関心がまし、一つひとつの字を覚えることに繋がってきたように感じます。ただ、毛筆と違って、硬筆では字を書く上で必要なテクニックの「止め」、「はね」や「はらい」を体験しずらい面は否めないので、今回はみんなにとって絶好の機会となりました。

まずは、講師の方と一対一で今年の干支である「ねずみどし」という文字書きからスタート。みんなは”お初物”の緊張から「〇〇ちゃん!書いていいよ〜!」と促されても躊躇気味・・・とはいえ、折角の機会なので、いざ自分の番が回ってくると筆ペンを手に取り、お手本を通りに書こうとしている姿はなかなかのものでした。

筆ペンで予行演習を終えた年長児に待っていたのが、”毛筆書き”でした。はじめての毛筆で勝手が分からず、どうしたものかと思案顔でしたが、そこは度胸の座った仲良し3人組はダイナミックに毛筆を半紙の上に走らせ、なかなかの出来映えに惚れ惚れしているようでした。今回の感想を聞いてみると「筆が柔らかくて難しかった・・・」や「初めて書けて楽しかった!」とそれぞれが毛筆の難しさの反面、(硬筆にはない)楽しさを実感できたので何よりと感じています。

<おまけ>
昨年暮れ近く、近隣の郵便局に年賀状を投函しに行ったという記事を載せました。今回は、郵便屋さんごっこを園で実施しましたのでその様子をお伝えします。みんなはハガキ大に切り分けた画用紙にそれぞれの思いを絵にして表現していきました。そして、そのハガキに切手を貼り、(本来は郵便局ですることですが・・・)消印を押すのも体験しました。

みんなは、出来上がったハガキが意中の方に届けとばかりに急遽、園内に設置された郵便ポストに投函していきます。その後は、郵便局の方が収集に来て、それぞれの届先にきっと配達されていくことになりそうです。ただ、その先は時間切れで今回はお預け。次回のお楽しみとなってしまいましたが、一連の郵便屋ごっこはみんなに好評でしたのでまたいつか再トライできればと思います。


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