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園便り

~花火のカレンダー~

2020年06月17日 いつかいち(本園)からの園便り

6月も早、下旬近くとなり、7月の声はもうすぐ聞こえてきそうな今日この頃。本来なら来月24日(スポーツの日)、56年ぶりの東京五輪が華々しくスタートする予定でした・・・それも春先のコロナ禍で来園夏に延期となり、その後の商業活動や日常生活の自粛活動の成果でようやく小康状態となり、これから(以前のようなものでなないにせよ)日常生活に戻れるようになったのは何よりですね。園ではこどもたちの定期的な(内科)健康診断を進められる環境となってきたので、しっかりとした予防対策の下、進めていきたいと思います。これからの各種行事についてもまだ条件付きの制約がありますが、一つひとつ安全対策をし、進められるようにしていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

これから”夏祭り”に”盆踊り”、”花火”と色んなイベントが目白押しの夏本番を迎えようとしていますので、今回はそんな中から”花火”をテーマとしたカレンダーづくりに取組み中ですので、その様子をお伝えします。毎回、こどもたちなりにいろんな体験・経験ができるようにと千切り、染め、合わせ、挟み、ひっかき等いろんなアプローチを取り入れながら、季節感あふれるカレンダーに仕上げていくようにしています。

まずは、ご覧の様子は”ちぎり絵”で、(千切った)赤色の折り紙を花火を模した画用紙に張り付けていきます。最初、みんなは何処から千切ったらいいの、と戸惑っていましたが、保育スタッフの見本を参考にしながら、めいめいが楽しくビリ、ビリ作業に取り組みました。一人ひとりが大小や長短など、いろんな形に千切っていき、花火の素材づくりを仕上げていきました。みんなは、漆黒の夜空にパァ~と明るく広がる花火を表現すべく、赤色の折紙を一つひとつ丁寧に貼る場所を考え貼り付けを頑張っていました。


次は、”ひっかき絵”で(花火用に準備した画用紙に)あらかじめカラフルな色付けし、その上から真っ黒なクレパスでそれを覆うように塗りつけていきます。こどもたちからは「えっ~!せっかく(カラフルに)描いたのに・・・」と戸惑いを隠せない様子でしたが、”細工は流々仕上げをご覧じろ”とばかりに最後の仕上げ工程へと移っていきます。

その後、みんなには一本の割りばしが手渡され、今真っ黒に塗られた画用紙に花火をイメージした線を引っ掻いて表現していきます。それぞれが描いたカラフルな色使いされたものが引っ掻いた後に出て来る様は、まさに夜空に舞う花火そのもの、といった感じ。ですから、こどもたちも その出来に満更でもなさそうな表情に満たされていったのが印象的でした。


最後は、指スタンプの様子です。ピンク、水色や黄色の3色の中から好きな色を指先にチョンとつけ、トントンと色付けをしていきます。みんなの頭の中で想像したイメージを表現すべく、どんな花火に仕上げるかで(配色や混色など)色使いに配置といった細やかな調整を頑張っていましたよ。中には、おしゃれにマーブル模様といった凝ったものまで出て来るのには感心させられました。

特に、年長児は色と色を混ぜ合わせることに興味関心があるようで、傍で「この色とあの色で何色になるんだよ!」と教えてあげると、早速 色混ぜをはじめ、色研究に余念がない様子でした。このようにバリエーションたっぷりな花火のカレンダーが今暫くすれば完成となりますので、どうぞお楽しみなさって下さいね!!


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