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園便り

~大雨で過ぎ行く夏・・・~

2021年09月01日 ふるいちからの園便り

先月のお盆前から10日前後続いた記録的な大雨・・・雨後の残暑に身も心もヘトヘトでパンク状態寸前ながら秋の夜長の虫の音に癒される日々。そういえば、大雨以降 夏休み最後の象徴・ツクツクボウシの声をあまり聞くことが出来なかったのは心残りですね・・・これから季節は除々に秋へ舵を切っていきますので体調管理には気をつけ、開放的な室外活動を満喫していきたいと思います。
 
今回は園の(きゅうり、ナス、トマト&枝豆)夏野菜の食農活動や夏の出来事をご案内します。春先、おじいちゃんの農場でお芋の蔓植えを終え、園では夏野菜を栽培するプロジェクトが始動し、プランターに夏野菜の苗を植え、日々水やり等のお世話をしてきました。「あっ、黄色の花が咲いとるっ~」や「見てぇ、見てぇ、(トマトの)実がなっとるよぉ~」と日々の観察を通じ、野菜の成長を目の当りにしてきたこどもたち。そして、ついに、ついに、収穫の日が来ました。目にも目映い緑色のピーマンやキュウリ、それに茄子を手にした子は、みんなを代表して調理スタッフに手渡していました。早速、収穫された夏野菜は給食のおかずの一品として調理、供され、こどもたちも目ざとく見つけてはお口へと運び、満足そうでした。
 
お盆前からの大雨のため、室外の水遊びはブゥ、ブ~~♫状態に。そこで、乳児クラスは室内で”涼”を求めた水ならぬ氷遊びでヒンヤリ、クールダウンをして楽しみました。ご覧いただいているのは、みんなが(大好きなアンパンマンキャラクターが入った)氷を触り、「ちゅ~たい(冷たい)」と感触遊びをしているところです。中には、それだけでは飽き足らず水の入ったタライの中に氷をつけ、アンパンマン救出活動に精を出す正義漢まで飛び出す始末。アンパンマンは本当にこどもたちのヒーローなんですね!
 
こちらはカレンダー製作中の以上児の様子です。長月はお月見がすぐに思い浮かびますが、年少児は月でお餅つき中のうさぎをイメージしたステンシルに挑戦。みんなは型紙の上から丁寧にタンポでポンポンと色づけし、型紙を取り「あ~ら、素敵!」と感激していました。一方、年中&年長児は秋のそよ風がそよそよと吹き抜け、気持ちよさそうに揺れるコスモス(秋桜)を目下、特訓中の絵の具で混色のバリエーションも交え、秋の演出に余念がない様子で取組んでいました。

 
所変わって、こちらは2歳児の壁画製作の一場面。今回は実りの秋をテーマに「ぶどう」を全面的に取り上げることにしたことから、こどもたちにまずは濃い紫色のピオーネの現物を見せるところがスタート。みんなは「大きいねぇ~」や「ええ匂いじゃねぇ~」と思い思いの感想を言い、それでしっかりとしたイメージがついたようで画用紙に思いっきり、クレヨンで色付けをしていき、熟して美味しそうなぶどうが次から次へと描かれていきました。
 
こちらは前回、本園の記事でもご案内しているハウス食品&メイト二社協賛の「はじめてクッキング」に年長児が夏野菜カレーづくりに挑戦する様子です。いつもとは違い、今回は調理の中でもまな板の上で食材を包丁で切るというスリリングな工程に挑戦。調理スタッフからの説明の段階から、みんなにはこれからのことへの期待以上の緊張感がみなぎり、ガチガチの状態に・・・そこは、心優しい調理スタッフが背後につき、足(もとい、手)を踏み外さない様に丁寧に指導してくれているので安心と言えます。曰く、「パプリカは難しかった」「冬瓜はサクッと切れた」など感想は様々ですが、これも実体験があればこそで、みんなには貴重な機会となったようです。
 
各自が切り終えた食材は、大きなボールへと移されていきます。みんなの努力の結晶はいかに・・・あとは、調理スタッフに全てを任せることにしましょう。そして、クッキングの最後には今回の協賛会社から提供されたカレールーが一人ひとりにご褒美として手渡されました。こどもたちは口々に「お家でも作ろぉ~」と言う声が飛び交っていました。実際、お家での楽しい後日談を耳に出来たのは嬉しい限りです。こどもたちが食材への興味関心を持ち、料理の楽しさから食べるということに繋がっていってくれるのは本企画の目指すところなので何よりと受け止めています。

 
こうして出来上がった今が旬の彩り鮮やかな夏野菜カレーは栄養素も美味しさも格別。だって、年長児が緊張しながらも一所懸命、丁寧に切り分けた食材が存在感を示していて、みんなは年長児に感謝しつつ、いつも以上の美味のカレーに舌鼓を打っていました。さて、次回のクッキングのテーマは、どのクラスが担当か・・・お楽しみになさって下さい!

 
ところで、今回のクッキングではコロナ感染症対策の一環で参加人員数を抑えるようにするために従来、年中児は年長児と一緒に活動を進めてきたましたが、今回は別行動をとることにしました。そこで、取組んだのが玉ねぎの皮むきとその描写。みんなは玉ねぎの皮むきで独特の匂いや皮むき後に姿を現した白色の玉ねぎに「へぇ~、白いんだぁ~」と感心している様子でした。その後は、皮むき前や皮むき後の玉ねぎをジッ~と鋭く観察眼を光らせ、玉ねぎを上手に表現していきました。

 
最後は、雨上がりのとある日のこと、仲良し三人組が久々に外気浴がてら園の駐車場のほとりに出来た水たまりに映る自分に笑いかけたり、話かけたりとほのぼのとした光景が展開されていました。中には、濡れるのもお構いなしに手の平や靴を水たまりの中に入れ、水の波紋を楽しむ姿があり、昔どこかでみた光景のような感じを受けました。大雨でこんもりと茂った葉っぱ相手に息を吹きかけたりと久々の外遊びを楽しんでいるのが印象的なひとときでした。これから思いっきり外遊びができますように!!


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