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園便り

~バラエティに富む室内活動~

2021年09月15日 いつかいち(本園)からの園便り

青々とした稲穂が黄金色の首を垂れ、赤色の彼岸花がそれを祝し寄り添う風景が見られる季節となってきました。「暑さ寒さも彼岸まで」とは言いますので残暑の蒸し暑さから脱し、清々しさの中 活動的に過ごせる季節となりますね。ただ、ウィズコロナの環境は変わらずでさらにインフルエンザなどの感染症も心配ですので「よく遊び、よく食べ、そしてよく寝る」の規則正しい生活習慣で元気に過ごしていけるようにしていきましょう!!
 
年長児が就学前準備のカリキュラムの一つとして絵の具活動があります。それは絵の具の使い方、道具の使い方や色の混ぜ方、塗り方や道具の片付け方などを一つひとつ、時間をかけて習得していくようにしています。以前にも単色塗りは経験済みですが、今回は(七色に塗り分ける)虹のお絵描きシートで単色や混色塗りをしました。まずは、前回取組んだパレットに絵の具出し、水を含ませた絵筆で絵の具の濃度を調整、道具の片付け方などをおさらいしたのですが、みんなバッチリと憶えていたので一安心で今回の活動がスタートしました。虹の赤、桃、紫、青、水色、緑そして黄の色を順々に線からはみ出さないよう慎重に塗り分けていきました。赤、青や緑などの単色は順調でしたが・・・

 

そこで、「桃」&「紫」の色は絵の具箱にはないのに気づき、お互いに顔を見合わせて「えっ~、どうすんのぉ~」と戸惑う姿が見られました。そんな中、「絵の具屋さんに買いに行こか?」なんて珍解答が出たりして、その場を繋ぐ場面もありましたが・・・「それは、赤と青を混ぜるんよぉ~」と物知り博士の登場で一見落着となり、みんなはめいめい混色づくりにトライしていました。

 

絵の具の色づかいは絵の具と水の加減一つで同じ色でも随分と趣きや風合いに違いができてくるものですね。こどもたちもそれを実感するように「桜みたいなピンクになったよ!」、「うわぁ!黒っぽいむらさきだ!」や「海みたいな水色になったよ!」と色の微妙な変化に気づき、色遊び感覚で絵の具塗りを楽しんでいました。

 

次に、雨天時の室内遊びの様子をご紹介します。こちらは丸形の段ボールに表はゾウさん、裏にはうさぎさんの可愛らしい絵が描かれたものを使っての”オセロゲーム”です。こどもたちも必然的に”ゾウさん”と”うさぎさん”の2チームに分かれ、スタートの合図と共に無造作に床面一面に広げられたカードで自チームの絵柄を一枚でも多くするように各チーム入り乱れてのひっくり返し合戦を繰り広げます。そして、終了のホイッスルと共にノーサイドとなり、各チームのカードを手にした保育スタッフが「1、2、3~」と数に合わせてカードを床へ投げ入れていきます。そして、勝者側の子たちは「やったぁ~!」と歓喜の声を上げ、敗者は「もう一回!」と再ゲームを申出るという、ガチンコの熱戦が暫く続くことになり、大盛り上がりとなっています。

 

次にご紹介するのが、こどもたち人気第2位の”イス取りゲーム”です。こちらはスリルとサスペンスたっぷりの上、勝ち残っていくという楽しさに対し、椅子獲得に失敗した無念さを味わうというものがあるの特徴です。これからはじまるゲームの展開と運次第で如何ようにでも立場が変るので、年少から年長児と月齢に関わりなく楽しめているのも魅力の一つとなっています。ですから、仮に椅子取りに失敗した後でも次回に挽回を期し、次のゲームまでは勝者に温かい応援をしているのも心地よい姿として映っています。
 

最後にご紹介するのが、”じゃんけん列車”です。みんなはご覧のような隊列を組み、「貨物列車シュ、シュ、シュ〜」の歌詞にピッタリのピアノの演奏をバックに列車に変身します。年中&年長児は、じゃんけんの勝ち負けもしっかりとし、楽しい展開となっています。年少児に至っては年長児たちが「グーが勝ちだよー!」と優しく教えてあげ、ようやくゲームが成立するような場面も見受けられますが、楽しく取組めているので良しとしましょう。仮に負けても、勝者列車の後に連結し長~い列車で遊べることで楽しめているようなので何よりと感じています。このルール性のあるゲームを通じ、お友だちと協力する大切さや嬉しさを感じて絆を深められることはいいことだと感じていますので今後もこれらのゲームをさらに発展させていけたらなぁ~と思います。


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