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園便り

~こんなこと、あんなことたくさんの暮秋~

2021年12月15日 ふるいちからの園便り

今年も残り半月となり、月日が刻一刻と過ぎていく早さに改めて驚きが隠せません。来週末に控えているクリスマス後は年越えモードに入り、一気にあわただしくなることでしょう。ここはそんな世間のムードに飲まれることなく、それぞれの年末スケジュールを消化していけるようにしましょう。北米で起きた竜巻による甚大な自然災害は心痛むばかりで、地震や火山などの活動活発化の当地でも気になるところです。また、ここまで寒さらしい寒さがない冬ですが、(それは、暖かな冬を満喫している、こどもたちの表情に表れているようですね)こちらも油断が出来ませんので感染症対策も含めて気を引き締めていくようにしましょう。

 
まずは、安佐南警察署での交通安全教室の様子からお伝えします。来春、就学する年長児の通学時の安全確保の観点から警察署に年中児も一緒にお出掛けし、署内講堂で模擬信号機による安全な横断歩行の指導を受けました。道路横断時にお約束の左右の確認をしっかりとし、横断時は道路のセンターラインまでは右を、センターラインを越えたら左を見て身を守ることを習い、実践していきました。
 
署内での交通安全教室の特権はこどもたちにとって垂涎の警察車両に見て、触れ、乗り込ませてもらうことでした。ご覧のように、白バイにまたがらせてもらった子は前を真っすぐ見据えパトロール巡回に向かう、気分は白バイ隊員のようです。また、パトカーではキラキラと光る赤色灯のスイッチを押させてもらい、思わず興奮状態に・・・最後は、みんなでパトカー横で記念撮影をさせてもらい大満足で園への帰路につきました。途中、信号機での横断場面があり、早速「左右の確認」の実践できていたので、この調子で交通安全をしていって欲しいなぁ~と思います。
 
それとは別の日に安佐南警察署の方に来園いただき、0~3歳児たちの交通安全教室を開催していただきました。まずは、園内で交通ルールのDVD鑑賞後には日頃の素朴な疑問を積極的にぶつける質疑応答の場があり盛り上がりを見せていました。その後は、こどもたちのためにパトカーで来て頂いたので3歳児は礼儀正しく「よろしくお願いします」と挨拶の上、一人ひとり試乗させてもらい、大満足のようでした。
 
ご覧のように、パトカーとは思えないくらいのくつろいだ雰囲気で試乗させてもらったり、大きなハンドルを前に頑張って運転する子など、楽しいひとときを過ごさせてもらいました。
 
こちらは警察官が道路で交通整理に当たる時に使用する誘導灯ですが、こどもたちには戦隊ものの剣と見えたようで思わずポーズを取り、遊ぶ姿が微笑ましい光景でした。このような形でこどもたちの心には交通安全の意識が芽生え、日頃の歩行では安全確保ができるようになって欲しいと願うばかりです。安佐南警察署の方々にはお忙しいところ、こどもたちのために貴重な機会を提供していただきまして改めてお礼申し上げます。誠にありがとうございます。
 
こちらは日頃、園内で実施している避難訓練の深堀りの実地練習をするために安佐南消防署の方に来園いただきました。こちらは火災現場でいつもは消火したつもりだけの消火器の実際の使い方を学びました。ご存知のように、消火器のホースを火災場所に向け、安全ピンを抜き、上下レバーを押さえるとホースから白い消火薬剤が火の延焼を防ぎ消火に繋げるようになっています。ただ、こちらは薬剤ではなく水が出るようになっていて、保育スタッフには扱い方を学ぶいい機会となっていました。
 
また、別の日には安佐南消防署の救急救命士の方に来園いただき、AEDなどの使い方などの救急救命法を学ぶ機会を得ました。まずは、AEDが未だ普及していない時代の不幸な出来事やその普及で命が救われたという事例のDVD鑑賞をしました。その後、実際のAEDの扱い方や誤嚥等の対処方法など有益な救命方法を学ぶことが出来ました。安佐南消防署の皆さまにもこの場をお借りし、厚くお礼申し上げます。

 
話は変わり、春先から食農活動でお世話になっている農園のおじいちゃんのところに久々に2~4歳児たちでお伺いすることになりました。季節は冬ですが、透き通った青空に過ごしやすい気候からお散歩日和で足取りも軽く農園に向かいました。とは言え、農園の周りの草木は緑から茶色に、木々の葉はすっかり地面に落ち、冬支度が進む景色が広がる中、こどもたちなりに自然とふれあうことのできる楽しいひとときとなっていました。
 
農場では収穫期を迎えたラディシュ(和名、二十日大根)を収穫体験させてもらいました。いつもの白色の大根と違い、赤色の小ぶりな大根を前に「へぇ~」と感心することしきりでした。また、来春に向けたじゃが芋の値付けもされていて、おじいちゃんたちから来春の収穫予約もしていただき、みんなは早くも胸膨らませていました。
 
室内制作で両手を緑色一色に染め、一所懸命にフィンガーペイントに精を出しているのは1歳児たち。絵の具のヌルヌル感にも慣れ、積極的に製作に取り組めるようになってきたのは何よりです。また、2歳児は輪っかの型紙に毛糸をクルクル巻き、マカロニで飾り付けしてクリスマスリースづくりに頑張っています。出来上がりが楽しみな限りです。
 
ところで、年長児は就学期に向けた生活リズムを調整していく関係から読み書きなどのワークシートをした後は、公園で大いに身体を動かして遊ぶ日々を過ごしています。今回はいつもの公園から少しばかり足を延ばしJR沿線が近くの公園で遊びました。ですから、大いに遊具で遊び、大好きなレッドウイングが通過するたびに大きな歓喜に包まれていました。
 
最後に、3歳児のクッキング教室の様子をお伝えします。今回は「かぼちゃクッキー」づくりに挑戦です。あらかじめ準備されたかぼちゃを混ぜ込んだ生地を麺棒もどきのローラーで均等に延ばしていき、その後は型抜き器で星やハートなどの形に型抜きをしていきました。一つひとつの工程が目新しく新鮮で目を輝かせながら取組んでいたのが印象的でした。
 
3歳児たちの下準備されたクッキー生地はお昼寝時間に調理室で焼かれ、お昼寝明けの頃にはいい匂いが漂っていました。みんなはその匂いに誘われるように起きて、ホカホカ焼き立てで(かぼちゃの)ほのかに甘いクッキーに舌鼓を打っていました。各月齢毎ではありますが、食に接する機会を持ち、そこから食材への興味感心を持ち、出来た料理を食す、という好循環が今後も出来ていくことを期待しています。次の番はどの月齢児かな?


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