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園便り

~節分の会で現れたのは・・・~

2022年02月09日 ふるいちからの園便り

2001年以降、冬期にラニーニャ現象が見られた年は5回あり、今年は6回目だそう。過去5回の内、4回は例年より厳しい寒さになったそうで、今冬は現状、(その例外ではないようで)シベリア寒気の流れ込みもあり「しばれる冬」となっています。暦の上では4日の立春を迎えましたが、春の便りの梅の開花が例年より遅れていることからも今暫くは余寒に悩まされそうな日が続きそうです。そんな寒さの中、冬季北京オリンピックがスタートしましたので選手の熱い戦いで勇気と元気をもらい、寒さを吹き飛ばしていくようにしましょう!
 
節分に先立ち、みんなで鬼のお面づくりをしました。乳児クラスはシュレッダーした新聞広告紙を鬼の髪に見立て、お面づくりをしました。そのリアリティに手応えを感じたのか、結構満足そうな表情だったのが印象的でした。幼児クラスでは、あらかじめ画用紙にクレパスで鬼を描き、はじき絵の要領で線からはみ出さないように、めいめいが赤や青の鬼を完成させていきました。
 
節分における三種の神器といえば、最初の「鬼のお面」に「鬼退治用の豆入れ」と「お豆」。乳児クラスの子は新聞遊びの一環でビリビリと破った新聞紙を手に取りクシャクシャしたりして丸め、お豆づくりに精を出しました。幼児クラスは箱型に折った新聞広告紙の側面に自分たちで描いた絵を飾りつけ、自慢の豆入りを完成させ、節分の会の準備も万端といったところです。
 
節分や豆まきで鬼退治といっても初体験の月齢児も多いことからご覧のように壁に貼り付けた鬼めがけて新聞豆で「えいっ~」や「鬼は外っ~!」と元気に鬼退治ごっこで盛り上がっていました。

 
「節分の会」当日も鬼退治ごっこの延長線上で最初こそ意気揚々とのんびり鬼退治に臨もうとしていたようですが、見るからにおぞましい表情や出で立ちの乱入者を前にみんなは背筋が凍る思いでフリーズし、恐怖で瞬く間に逃げ惑うパニック状況へと追いやられることに・・・
 
少しだけお兄ちゃん&お姉ちゃんの月齢児が乳児たちを助けるべく豆まきで応戦しようとするのですが、やはり怖さが勝って思うようにはなりません。そんな状況下、こどもたちに救いの手を差し伸べるべく現れたのは、ご覧の福の神で、持参した扇子から送り出す福の風で邪悪のコロナ大魔王たちを次から次へと成敗してくれました。
 
こちらは幼児クラスの様子で まずみんなで「おなかのなかにはおにがいる」の絵本で節分の由来を勉強しました。幼児のみんなも事前に鬼退治の予行演習済みである程度、心の準備は出来ていたはずなのですが、実際には予想外のコロナ大魔王の出現に出鼻をくじかれ、あたふたとするばかり・・・の展開となってしまいました。
 
赤鬼や青鬼と違い、このコロナ大魔王はウィルスをまき散らすという面倒さがあって、みんなは豆まき以上にウィルスをつけられないように注意しなけばならないという厄介さが加わることで大魔王退治はなかなかはかどりそうにもありませんでした。そこに、どこからともなく現れた福の神が繰扇子から繰り出す福の風が邪悪の根源の大魔王に届き、「こりゃ~、たまらん!!」とばかりに退散をしていくことになりました。
 
これは、「節分の会」に供された行事食となります。
給食 :恵方巻、さわらの野菜あんかけ、のっぺい汁とみかん
おやつ:(「勘弁してよぉ~」と我慢顔の鬼と鬼のパンツを模した)クッキー
 
恵方巻のことは随分とこどもたちに吹き込まれているようで行事食で恵方巻を発見すると開口一番「やったぁ~」と歓声が上がりました。そして、北北西の方に向かってガブリと一口、二口と食べ進めていきました。恵方巻の中身のシーチキンが好評で、あっという間の完食劇が乳児&幼児クラスの給食時間で演じられていました。
 
みんなはお昼寝明けにほんのり漂う甘い匂いに誘われるように目が覚め、おやつの時間がスタートしました。おやつ皿の愛らしい表情の鬼やパンツを目にし、ついつい笑みが浮かぶ子たちには食べるもの憚れる様子も見受けられましたが、やはり「花より団子」でパクパク、モリモリとお口の中にサクサクとしたクッキーが消えていきました。この節分の会で表明した、こどもたちの切なる思いが神様の下に届き、どうぞ一日でも早く安息な日々が送れますように!!そのためにも、一人ひとりがまずは出来る感染予防(手洗い、うがいにマスク)を励行し、健康に過ごしていけるようにしましょう!!


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