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園便り

~春と共に花粉症も来た・・・~

2022年03月14日 ふるいちからの園便り

今年も春は三寒四温のペースでゆっくりとやってくるようです。もう冬着とはお別れと思っていた矢先に肌寒い日が顔を覗かせるのですから、ほころび始めようとした桜の蕾もさぞかし驚いていることでしょう。こんな気候の下では体調がくずれやすいので引き続き、健康管理には十分留意し、春の色めく木々や花々を愛でていくようにしましょう!
 
まずは、前稿でご紹介した2&3歳の協同合作の「虹」がポイントとなった壁画が堂々と完成しました。みんなが色付けしたものが形となることで感動もひとしおといった感じで、作品を前に口々に「やったぁ~」と達成感や満足感の歓声が上がっていました。
 
その後、ひな祭り会には恒例のお茶会を予定しているので懐紙風のものを準備するために2&3歳で和紙の色染めを楽しみました。こちらは後日のお茶会でみんなの大好きなお菓子をさらに魅力的にしてくれることでしょう。

一方、1&2歳児たちはひな祭りの主役のひな人形づくりに取組んでいます。ご覧のように、ひな人形の着物はあらかじめ切っておいた色紙を組合せ、こどもたちオリジナルなデザイン柄を完成させ、季節の桃を台座に散りばめ作品づくりが進んでいました。
 
そして、ひな祭り会は乳児と幼児とは別々の階で開催され、こちらは乳児クラスが由来やひなあられ等の説明を受けている様子。また、こどもたちは人前で自分のひな人形を照れながらも自信作を披露していきました。
 
こちらは2階で開催された幼児クラスの様子で、会で行われたひな人形クイズで大盛り上がりでした。その後は、こちらも各人のひな人形の披露会が催されました。指名された子が人前に出、作品づくりでの苦労話を一緒に披露していき、みんなから「すごいねぇ~」や「かわいい」と絶賛されると満更でもなさそうな顔で今まで苦労もスッ~と引き、達成感に満ちた表情が印象的でした。
 
そして、ひな祭り会のもう一つのお楽しみなのがお茶会。この日のために準備した懐紙に女の子から配られた3色のひなあられで心も弾み、美味しいお茶会となっていました。
 
先月、節分で鬼退治に使用した大豆は身近な食生活でよく目にする豆腐や油揚げなどの原料であるこばかりか、こどもたちが好物のきな粉の原料であり、今回のクッキングできな粉づくりをすると聞かされ、俄然「大豆」に注目することとなりました。
 
ということで、4歳児が昔ながらのすり鉢にすりこぎ棒という料理道具で大豆を順番にゴリゴリと押しつぶし、ガリガリとすり潰していきます。大豆がすりつぶされていく毎にお豆のほのかな匂いが鼻孔をくすぐり、思わず「味見してみたい」という声があがる程の盛況ぶりでした。そして、その味は「へぇ~、こんな味なんじゃ」や「でも、美味しいねぇ~」と出来立てホヤホヤのきな粉に感激していました。
 
こうしてこどもたちが作ったきな粉はおはぎにまぶす形でおやつとして提供されました。きな粉の味見はしたものの、きな粉おはぎとの相性までは想像できなかったようで恐る恐る手を伸ばし、口に運び、味を確かめるように食べた結果、みんなから「美味しい!」の声をもらい、合格の結果でした。今回も食材に触れ、馴染み、食べることに繋がったのは何よりでした。

 
<行事食>
・給食:ちらし寿司、鶏肉のごま焼き、お浸し、かぶのすまし汁、いちご
・おやつ:ひな祭りケーキ、ひなあられ
 
ひな祭りのトリを務めるのは行事食で、お昼の春をイメージした3色のちらし寿司におやつのひな祭りケーキはこどもたちに好評でひな祭り会の余韻に浸りながら、美味しい食事のひとときとなっていました。
 
最後に、3歳児が春のお散歩日和の中、久々に農場のおじいちゃんのところにお邪魔しました。おじいちゃんたちは暑い寒いの季節は関係なしに精力的に農作物や花々のお世話に余念がないようです。おじいちゃんたちの歓待を受けた後は歓談スペースのログハウス風建物に設置されたアンパンマンと記念撮影をさせてもらい、現在栽培中のじゃが芋などを見せてもらいました。そして、こどもたちは密かにじゃが芋掘りができますように、と心で願っているようでした。もしかしたら、おじいちゃんたちから初夏、お誘いがかかるかもしれません。乞う、ご期待といったところでしょうか?


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