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園便り

~どうぞ願いごとが叶いますように!~

2022年07月13日 いつかいち(分園)からの園便り

今年の梅雨は、その余韻に浸る間もなく明けましたが、戻り梅雨が寄せては返す波のように押し寄せ夏場の水不足解消に少しでも役立つことを願う今日この頃。それにしても、ここ最近の気候変動による自然災害(大雨や干ばつによる農作物被害、河川氾濫など)への対策は怠りなく進めていかないといけません。一方、彼の国で未だ解決の目途が立たない戦争の行方とそれに付随する世界経済への影響が日常生活にじわじわと波及してきていることも目が離せません。日本特有の蒸し暑さで正常な思考能力が落ち込みがちな時だからこそ頭をフル回転させ、身の回りで自分のできることを地道に着実に取組み実践していくことで解決に導いていく必要がありますね。頑張っていきましょう!

 
今回は七夕会の様子をお伝えしたいと思います。まず、1歳児クラスでは織姫と彦星の制作では紙皿を衣装の形に切り分け、めいめいが思い思いにクレパスで色づけをしていきました。その他の七夕飾りは短冊に星や魚のパーツを慣れない糊づけ作業を器用にこなし、なかなかの作品づくりとなっていました。 
 

一方、2歳児は和紙でにじみ絵をしたものを織姫や彦星の衣装とし、それぞれの顔にクレヨンで目、鼻や口を可愛く描いていきました。その他、星の吹き流しではマーブリングで色飾りした星に五色の短冊をトイレの芯に糊付けして作成していきました。これでこれから1年間、みんなの無病息災となりますように!

 

七夕会当日、園内にはひと際大きな笹に七夕飾りが施され、みんなは朝一でテンションも高めで、どれどれと七夕飾りを見て回りました。そして、挙句はみんなの口から出たのが「(わたしも)やりたい~!」でした。

 

この日のために、一人ひとりが丁寧に心をこめて作り上げてきた七夕飾りですから、みんなは一枝ずつ小分けにした笹に短冊と飾りをつけていきました。笹の何処に何をつけようか、と思案気味でしたが、ここと決めると後はスムーズに七夕飾りを仕上げていきました。

 

七夕飾りが一通り終えると一仕事終えた安堵感と出来映えに感動したのか、高々と掲げて喜びを表現する子もいれば、自身の七夕飾りをしみじみと見直し、願い事を唱えているような仕草を見せる子と様々でした。完成した笹をみんなで鑑賞できように専用台にさし、いよいよ七夕会の幕開けとなりました。

 

まずは「七夕」行事の由来についてお話をしました。例えば、お願い事を書いた短冊を笹の葉に飾ると、織姫と彦星の力で願いが叶えられたり、みんなを悪いものから守ってくれるという言い伝えがあるとの話をしました。みんなには少々、難しい内容だったかもしれませんが、一言も聞き逃すまいと集中してお話を聞いていたのが印象的でした。

 

その後、馴染みのあるキャラクター(ぱんだ、うさぎ、ひよこ)のパネルシアターで難解な内容をかみ砕いて伝え、こどもたちにもお願いごとや悪いものから守られることについて朧気(おぼろげ)なものからより鮮明な形で伝わり、こどもたちの納得顔が見られたのが何よりでした。

 

各種行事の際、こどもたちを魅了するのはその時々に供される行事食。今回も給食は見た目も涼やかな無病息災祈願の七夕そうめんにおやつは夏の夜空を彩る天の川をイメージした七夕ゼリー。こどもたちも旬の食材パワーを摂り入れ、暑い夏を乗り切るパワーのチャージができたのではないでしょうか?!蒸し暑い日々が続き、夏風邪が流行っている時期ですが、「よく食べ、よく遊び、そしてよく寝る」のサイクルを保って元気に過ごしていけるようにしましょう!!


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