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園便り

~秋よ、来い、早く、来い~

2022年09月15日 いつかいち(分園)からの園便り

今月初めの台風一過後、日中は暑い夏の名残りで大変なものの朝夕はそれとは対照的な涼しさでクールダウンでき、ようやく過ごしやすくなってきたなぁ~と思っていたものの・・・「雨後の筍」ならぬ「台風」で真夏の暑さが舞い戻り、ぬか喜びだったと残念な今日この頃。ここは夏の終わりを告げるもの悲しい楽曲「9月の風 通り過ぎた夏(松岡直也)」が似合う季節に早くなって欲しいと願うばかりです。今暫くは「ぶり返しの暑さ」に備えた熱中症予防や季節の変り目で体調不良に陥りやすいので健康に留意していくようにしましょう!

  
過ぎゆく夏からバトンを受け、芸術や文化の秋へと季節が移り替わる中、日本郵便㈱提供の愛らしいオリジナルキャラクター・ポスくまの「お手紙ごっこ遊び支援キット」で手づくりハガキづくりに挑戦しました。今回は園の入口に咲き誇っているペチュニアの花を押し花にし、少し趣向を凝らすことにしました。はじめての押し花づくりに緊張気味ですが、きっちりとキッチンペーパーにくるんでいきました。

 
まずは、このキットの付録・絵カード「おてがみがとどくまで」の図解で流れを勉強しました。肝心の絵葉書は乾燥した押し花をモチーフに使用し、趣向をこらした作品に仕上げました。あとは、めいめいが絵葉書を投函するのに必要な切手を選び貼って準備完了となりました。
 
次に、それぞれの思いの詰まった絵葉書をご覧のような「ちびっこの森郵便ポスト」に投函する場面へと移っていきます。みんなにとっては多分、お初の体験で順番に並び、ポストに投函となっても「?」の様子。中には、みんなの投函し終わったポストの覗き込み、葉書の様子を気にする様子が見られたのは こどもたちの興味関心が生じた証で何よりと感じています。
 
さて、ここからは郵便ポストから集配された郵便物を取り扱う「ちびっこの森郵便局」のお仕事になります。これからは2歳児が各葉書に特製の消印をし、配達先ごとに仕分けされた葉書を配達バックに入念に入れて配達作業へと移っていきます。

 

こちらは配達先ごとにバックをかけたpostboy&postgirlのペアで手を繋ぎ仲睦まじく配達先を目指し、いざ出発といったところです。そして、配達先の郵便受けは各自の引き出しで目印は(引出しの動物キャラクターと)絵葉書の表に記されたものが同じものを探し出して配達する、という流れとなっています。

  

そして、各自がお目当ての絵葉書を引出しで見つけると「やったぁ~」や「来とるよぉ~」と大喜びの様子でした。ネット文化が当たり前の現代において、この子たちにとって古来から伝わる伝達方法の郵便の仕組みや流れを学ぶ、知っておくのは貴重な機会だったと思います。この場をお借りして、支援キット提供の日本郵便㈱さまには心よりお礼申し上げます。貴重な体験をさせていただきまして誠にありがとうございました。

 

真夏の水あそびから深まってゆく秋は外遊びへと屋外遊びは軸足を移しています。春先には外遊びの身支度もままならないことがありましたが、今では自ら帽子を被り、靴を履くなどの身の回りのことも「自分で」が定着しつつあるのは頼もしい限りです。

 

また、目的地へ移動するのも前を見、誘導ロープを持ち、みんなの息のあった足取りでしっかりと歩けるようになっているのには改めて、こどもたちのめざましい成長に感心させられます。お出掛け先で綺麗に咲いた花々に遭遇すると思わず立ち止まって暫しのお花鑑賞にうっとりするところも微笑ましい光景となっています。
 
こちらは園が入っているマンションの側道にある囲いに生えている草花には虫を発見することもあり夢中になって目を凝らしていますね。また、先月の猛暑からは想像もできませんが、旧暦で8月は葉月と呼ばれ、木々の葉が色づく月だそう。園近くの寺院の境内に植え込まれた桜の葉の中には緑から黄色に色づきが発見できたり、地面に落ちた葉っぱを大切なものを発見した心地で大事に持って帰る様子も自然とのいい触れ合いの場となっています。これからますます色づいたり、落葉する自然の移り変わりも肌で感じ取ってもらえるといいなぁ~と感じています。


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