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園便り

~楽し&嬉し、活動の秋~

2022年11月02日 いつかいち(本園)からの園便り

冷気が強まる朝夕に対し、うららかな日中に熟れた柿の実が収穫の秋たけなわを象徴しています。また、虫の音がいつしか消えつつあることも季節の移ろいが感じられます。あたりはこれからますます冬支度が進みますので身も心もそろそろ冬モードに備え引き続き、体調管理に努めて元気に過ごしていけるようにしましょう。
       
今回は今や国民的行事の一つとなったハロウィーンの様子からご紹介します。こちらはご存知の方も多いかと存じますが、秋の収穫を祝い悪い霊を追い払うお祭り。仮装するのは、魔女や悪い霊の悪さから守るためとされています。
 
そのため、こどもたちはハロウィン会に向け、まずは仮装する衣装や被り物の製作からスタート。今回は〈かぼちゃ🎃・おばけ👻・魔女🧹〉の全部で4種類からなり、みんなの好みを自分で選択し、それぞれが全身全霊(?!)を掛けて自分の衣装づくりに取組みました。

 
この行事は世間でも取り沙汰されていることもあり、こどもたちは行く先々で先方にかける合言葉”Trick or Treat!”も頭にインプットされていて、準備万端で当日を迎えることになりました。

 
今回は訪問先毎にグループを3つに分けて時間差で園を出発していきました。道すがら出会う方々から仮装した姿を見、「かわいいねぇ~」と声を掛けれ、照れながら「おはようございます!」と挨拶で応え、目的地を目指していきました。

 
それぞれが決められた先を訪問していき、例の合言葉で先方からお菓子を差し出され、「ありがとうございます」とお礼を言い、手にしたお菓子で大満足の様子。当日は朝からポカポカの天候でお散歩日和で身も心も満たされるひとときとなっていました。この場をお借りしまして、月末のお忙しい中、快く本会の趣旨に賛同し、対応していただきました近隣の商店の皆さまに改めて心よりお礼申し上げます。

 
仮装パレード後のお楽しみと言えば、行事を彩る「給食」&「おやつ」が挙げられます。今回のメニューはハロウィン仕様のハヤシライス。みんなは口々に「おばけになってる~!」や「食べるの勿体ないよ~…」と言いながらも食欲には勝てず、見る見る間に食べ進めていました。
 
おやつはコウモリやお化けを型取ったクッキーにかぼちゃのマフィン。クッキーには可愛い目鼻口もデコレートされていて、みんなは給食同様に手の込んだ料理に大満足し、身も心も温まるひとときを過ごすことができたようです。

 
先日、親子遠足で紅葉や落葉の自然環境の中、深まる秋を感じてきたばかりですが、今回は実りの秋を感じてもらおうとお芋掘り体験をしました。地元の方のご厚意でお芋畑をお借りでき、初夏に蔓植えした2種類(鳴門金時と紅はるか)のお芋が今年の過酷な夏(大雨や酷暑)を乗り越え、みんなとご対芋(?)となりました・・・
 

畑に着くと両手で土を掘って掘って掘って…「あっ!見つけた👀✨」大きなさつまいもが出てくると「あった!」や「見て~!めっちゃ大きいよ!」と嬉しそうに掘り進めていました。
今年は大豊作✨ たくさんのさつまいもを前に、こども達は大喜びでした。

 
こどもたちは朝からお芋掘りを楽しみにワクワク・ドキドキ。準備をする側は掘ってみるまでお芋がなっているのか、いないのか、それは「神のみぞ知る」ことで同様の心境。しかし、そんな心配も他所に、みんながお芋畑を無心に掘っていくと大小様々な形のお芋が続々と顔を出し、豊作の結果にこどもたちの笑顔共に此方もホッと胸を撫で下ろすこと出来たのは何よりでした。当日は「よく頑張ってで賞」としてお芋を持ち帰り、ご家族で楽しみができたのではないかと思います。

 
それから、お芋掘りのおまけで例年取組んでいるのがお芋の蔓。戦後の食糧難の際、貴重な食材として重宝されたものです。ご覧のように、こどもたちはお芋の蔓を「おばあちゃんのお家でやった畑のお仕事みたい!」とお喋りしながらも一本、一本を大事に取り分けていき、こちらは調理スタッフへ届けられていきました。

 
そして、こちらは「きんぴら風炒めもの」として給食のおかずの一品として登場。こどもたちの中には当初は「えっ、これ、食べれるん?!」とか「草じゃない?」と半信半疑の様子でした。しかし、勇気ある子が口に運び、「シャキシャキじゃね」とか「おいしい」との感想で他の子も同様に食べることに繋がっていきました。こうしてさつま芋収穫を通じ、実りの秋を実感できたのもお芋畑を提供していただいた地元の方のご厚意があったおかげですのでこの場をお借りしまして、心よりお礼申し上げます。


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