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園便り

~僕たち&私たち、巣立ちます!~

2023年03月31日 いつかいち(本園)からの園便り

今月中頃くらいまでは肌寒かったり、暖かったりと服装に困る感じのペースの春到来だったのが、春の旅立ちシーズンには淡いピンク色が心和ませてくれる桜などですっかり春色に染まってきました。(個人的には)この季節の招かざる曲者的な存在の花粉も一段落するので心身とも安堵できる今日この頃。今回は園児が巣立つ様子を中心にお伝えします。

平成28年の認可を受けた当初、当園は0~5歳の保育園としてスタートしましたが、翌年の近隣に未満児の分園開設後に3歳児の受入れニーズが発生しました。そのため、園の定員変更が必要となり、0から2歳までの定員枠を順次、廃止していかざるを得ず、今回の卒園児の中にはその過渡期に入園していた乳児だった子も含まれていたことから感慨もひとしおです。卒園式に参列された保護者や園児はそんな様子を掲示した写真をなつかしむようにご覧になっていました。

 
当日の主役の卒園児とご家族が揃ったところでいよいよ卒園式の幕が切って下ろされました。みんなはこの晴れの日にピッタリの正装で決め、元気よく入場行進してきました。卒園式の練習では恥ずかしさから心ここにあらずの様子もみられたのですが、本番ではビシっと決めるところが現代っ子気風なんだと改めて感心させられました。入場後は、みんなは整列し、保護者の前でお礼する姿もしっかりとしていて成長が感じられました。


その後、一人ひとりが名前を呼ばれ、「はいっ!」と元気な声で応え、保育証書を手にしていったのですが、こどもたちなりに感じ入るものがあるようで表情も凛々しく感じられました。
最後は、みんなが卒園式の練習時に「保育園でも水遊びしたよね~」や「ランドセルはピンクにしたんよ!」とお互いに小学校への憧れや期待を語り合い、保育園の思い出が歌詞に盛り込れた「さよならぼくたちのほいくえん」を何気なく歌っていましたが、当日は感慨深い表情で熱唱していたのが印象的です。

年長児特有の制作活動に絵の具があり、本稿でもその様子や傑作をお伝えしてきました。みんなにとって卒園を間近に控え、その活動もいよいよ終止符を打つ段階。今回は保育園の最後の思い出として、春を告げる桜をテーマにして絵画を描いてみることにしました。こどもたちの遊び場となっている駅前第一公園、通称「三角公園」の桜もこどもたちの卒園を祝うように満開近い状態なことからみんなも「それがいい」と制作活動に入りました。

みんなは絵の具で色を塗る時、「桜のピンクだから赤色と白色を混ぜたらいいね!」や「青と赤を混ぜたら紫になるよ!」などと混色知識も一人前となったようです。あとは、一人ひとりが描こうとするイメージに合わせた絵の具の濃さを微妙に調整したりしながら自分のイメージに合わせた色合いで作品を仕上げていく姿も様になっていました。

話は変わり、毎回、楽しいフレーズの「さぁ、始めましょう リトミック〜♪」ではじまるリトミック教室の様子です。今回は、”あか、しろ、きいろ~♫”の歌詞でお馴染みの「チューリップの歌」で手拍子しながら季節感をたっぷり堪能する内容となっていました。しかし、先生から難問奇問(?)が発せられ、「しろ、きいろ、あか〜♪」と順番を変えてチャレンジしたり、みんなが変えた順番で再挑戦したりと「脳」も使った、楽しく息つく暇のないリトミック教室の展開となりました。

こちらは先生のランダムな指示の下、みんなはカラースカーフで即興でお花を作ったり、お化けに変身したりと華麗に変身する楽しい見立て音遊びを楽しんでいる様子です。いつもとは趣向の違う「風」がテーマとなり、みんなはピアノの音に合わせ、そよ風の場合はゆらゆらと優しく揺らして表現し 反対に、みんなは台風のような暴風の場合はゴォ~、ゴォ~と荒々しさを表現するのに思いっきりスカーフをグルグル回しで表現します。このような強弱やスピードの変化などを事象を想像しながら音に合わせて表現するのがこどもたちのお気に入りポイントとなっているようです。

こんな面白可笑しの音遊ぶメニュー満載のリトミック教室なので、年長の子にとっても「今日はどんなことするかな〜?」と心をときめかすひとときとなっていました。しかし、今回が最後ということで今までお世話になった先生に感謝の気持ちを伝え、子供たち同士も「楽しかったね、お疲れさま!」と終止符を惜しむかのようにハイタッチをして締めくくっていました。いよいよ新年度がスタートしますが、各月齢児が進級し、このような楽しさが受け継がれていくことでしょう。今後もよく見守っていくようにいたしますのでよろしくお願い申し上げます。


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