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園便り

~ウキウキの春は桜鑑賞で決まり!~

2023年04月21日 いつかいち(本園)からの園便り

新年度が始まり、早いもので4月もあっという間に下旬に差し掛かってきました。そんな中、淡い桃色の桜からバトンを受け取るように鮮やかで目映いばかりの紫色のツツジが初夏が近いことを告げる季節となり、園で不安な思いで過ごすお友だちを華やかな雰囲気で励ましてくれているようです。慣らし保育は一人ひとりで違いますが、それぞれが日々、逞しく新しい環境に順応しようとしている最中ですのでニコニコ笑顔になれるように見守っていきたいと思います。


新年度は「出会い」の場で、新たな仲間が加わり、在園児は園内の階段を1つ上がって今までとは違う景色をこれから見ていくことになります。年少クラスのさくら組には分園や他の園からのお友だちで新たな環境にワクワク・ドキドキのようでしたが、みんなの前で名前が呼ばれると、これからの決意を示すように元気よく「ハイっ!」を返事をしていたのが印象的でした。


そして、年中クラスのひまわり組と年長クラスのゆり組のみんなはさくら組のお友だちとは対照的にリラックスした様子が見られ、特に園のリーダーシップを発揮してもらう思いを込めた進級バッチを胸につけたもらったゆり組みのみんなは園内のいろんな面で年下のみんなを引っ張って頑張ろうという真剣なまなざしを感じられたので大いに期待しているところです。
今年度の園のテーマは「メリハリある行動」としました。これはこどもたちの中からお話を聞く際の姿勢などの意見が出されたこともあり、「ながら」ではなく(何事にも)集中して最後までやり抜く姿勢と行動を重視し、取組んでいくことを大きな眼目としました。

新年度、当初は不安が頭をよぎって涙目になる子もいるにはいましたが、1ヶ月近くには環境にも慣れ、めいめいが好きな玩具で遊びに没頭できるまでになってきました。みんなはブロック、ままごとセット、怪獣フィギュアや電車セットなど好みのおもちゃを前にして自分の世界で遊びを楽しむことができているので安心しています。


みんなはそれぞれが好きな玩具で楽しく遊ぶ姿が広がりますが、時に隣の子のおもちゃが気になるとサッと横取り事件が発生することもあり一気に不穏な空気が漂う場面へと切り替わります。そんな時、ついつい「お口」よりも「手足」でお互いが力比べをしがちですが、今後は双方の思いを言葉によるコミュニケ―ションで解決していけるようによく見守っていきたいと思います。

今春の桜は例年通りに先月中旬からの「早咲き」で先月中に「早散り」して新年度は葉桜の流れを勝手に想像する開花状況だったのですが、天候が意外に安定していたことが奏功したのか、今月に入ってもお花見ができたのは良かったですね。そんな桜を深堀りする一環で、ゆり組のみんながこの時季恒例となっている造幣局の「(桜)花のまわりみち」へお出掛けし、珍しい数々の八重桜の品種を堪能する遠足に出掛けました。

当日は前日からの雨模様で朝方も雨雲が覆っていたので出発ギリギリまで遠足をすべきかどうかを迷う天候でしたが、開場時刻が近づくにつれて晴れ間が覗くようになり、ホッと一安心。園から会場まではタクシーで直行し、開場時刻まで余裕があったので、みんなは「そうだ、(造幣局の隣は)図書館があるじゃないか!」と早速、そちらで暫しの読書タイムで過ごすことにしました。

年長クラスとなって書道教室で「読み」&「書き」する機会が加わり、「ひらがな」への興味・関心が富みに増してきているお年頃(?)なので、めいめいが好きな絵本を手にとり読書に親しむ姿が頼もしく微笑ましく感じました。

今日は「花のまわり道」公開初日とあって各地から沢山の見学客が押し寄せていました。それもそのはずでこちらには64品種213本もの桜が会場狭しと植え込まれていて、みんなは桜色の効果も手伝ってウキウキした心で普段目にすることのない桜を見て回りました。

可憐で綺麗な桜の花に心奪われ、あちらこちらでついつい記念撮影のオンパレード状態で「桜」を大いに満喫することができました。また、桜の花は短命で散り際には色合いも増して春風に誘われるようにヒラヒラと舞う情景がこれまた心を動かすものとなっていますね。こどもたちもそれを感じ入ったように地面の花びらを拾い集めたりして桜鑑賞をいろんな観点から満喫していました。園に帰ってからは他の子たちにも「いろんな色の桜」や「たくさん咲いていた」などの話をしてくれ、みんなでそんな春一色の桜を共有していました。いい体験ができたひとときで、今後もこのような社会体験型園外保育を計画していきますのでよろしくお願いします。


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