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園便り

~年初めは初ものぞろいで元気にスタート!~

2025年01月16日 いつかいち(本園)からの園便り

昨年、1898年の統計開始以降 観測史上最も暑い夏だったでけでなく9月から11月の平均気温も同様、過去最高になったとの気象庁の発表があり、この冬はその延長線で「暖冬かな?」と勝手な妄想はものの見事に外れ、昨年末から年初にかけて大寒波が断続的に押し寄せ、極寒とのにらみ合いが続く日々となっています。それもあって、感染症拡大の勢いも警戒レベルを超えており、体調管理には一段の注意を払っていくようにしましょう!


まず、年初めにはこの近隣の住民を守ってくれる氏神が祀られているのが五日市八幡神社なので園児の有志で「みんなが今年一年、元気に過ごせますように!」と健康祈願の初詣に行きました。お家ですでに初詣に行っている園児も多く、「二礼二拍手一礼」の拝礼の仕方もお手のもので神妙な面持ちで祈願していたのが印象的でした。

園では保育初め以降、毎年恒例行事となっているのがお正月遊びとなります。みんなは昨年末、この日に向けて手作りおもちゃをせっせと準備をしていました。それが年少クラスの牛乳パックのこま、年中クラスの紙コップを使ったけん玉そして年長クラスのぶんぶんごまで、みんなはこのおもちゃで遊べるのを楽しみにしていました。

 
それ以外に、太いタコ糸を駒本体に巻き付けて回す駒まわし、けん玉、だるま落としに福笑いなど昔ながらの木製おもちゃを前に目をランランと輝かせ、一つひとつを吟味するようにチャレンジをしていました。けん玉やだるま落としは要領をつかむように「もうちょっとでできそう!」なんだけどなぁ~と首をかしげながら、めげることなく納得のいくまで取り組む姿が微笑ましく感じました。


こちらは寒さを吹き飛ばすように公園内を走り回って、凧揚げに挑戦する様子です。とはいえ、昔ながらの和風凧ではなく、洋風凧と呼ばれるもので比較的、揚力が得やすく上がりやすいのでみんなは自慢の脚力を生かして青空にカイトを洋々と上げていました。

 
とはいえ、凧を着実に上げるためにはタコ糸を最初は短め、そして凧に浮力がついてきたら徐々に伸ばしていくコツは必要で、それを早々に理解して凧揚げ大会は盛り上がっていました。凧揚げで身体が温まってくると、公園内では必然と落ち葉拾いからのシャワーごっこなどと遊びの広がりでウキウキと楽しいひとときを過ごすことができていました。


園の年初の恒例行事の一つに年長児の書初めが挙げられます。みんなはいつもは就学準備として鉛筆でひらがなの書き順や字のバランス感覚を養っているのですが、この時ばかりは正式な毛筆で今年の干支を表現していくのが恒例となっています。このところ園の書道段位保持の保育従事者の指導の下 毛筆遊びという形で日頃、毛筆の扱いは慣れかけているとはいえ、干支となると・・・といった感じがします。


みんなは座る姿勢から始まり、筆の持ち方や「とめ・はね・はらい」といった筆の運び方や力加減などまだまだ十分とは言い難いところがあり、先生に手を添えてもらいながら感覚をまず学び、その後は見本を見ながらいざ実戦を積み重ね、それぞれが今現在の自信作を完成させていくこととなりました。どうぞ、いい年になりますように!


今月7日は中国からの伝来の7種の若菜を熱々の吸い物にして食し、邪気を払う風習「人日(じんじつ)」の節句が元となっており、当地では春の七草粥を食して無病息災を祈願するものとして定着しています。また、おせち調理など味付けや栄養バランスの過多をリセットするのにも最適なものとなっています。みんなはまずトレーに入れられた実際の野草(せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ)の実物をまじまじと観察することからスタートしました。


お粥は淡泊な味で日頃、「ごはんが進む君」的な味付けに舌がなれていると物足りなさを感じるようで当初は食べも十分とは言えなかったのですが、最近は多少、鶏ガラ出汁で薄く味付けをし、みんなには現物で春の七草の効能もしっかりと確認したこともあってモクモクと食べ進めて完食となっていました。みんなが年初からこの七草パワーで元気に過ごしていけますように!


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